スルガ銀行がノジマとの提携を解消したというニュースです。
以前からノジマが株を売却するという話が出ていましたが、やはり解消という結果となりました。
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スルガ銀行がノジマとの提携を解消
スルガ銀行がノジマとの提携を解消しました。
朝日新聞によると
スルガ銀行と家電量販大手のノジマは8日、資本業務提携を解消することで合意したと発表した。ノジマは筆頭株主として保有するスルガ銀の全株式を同行に売却する。両社は2020年に資本業務提携を結び異業種提携として注目されたが、事業方針をめぐって歩み寄れず、提携を見直す方向で協議を進めていた。―https://www.asahi.com/articles/ASQ3873BJQ38ULFA01R.html
スルガ銀行株式の売却へ
ノジマは保有する同行の全株式(約18・5%)を売却する意向だということです。
スルガ銀行は9日にノジマが持つ約4285万株の自社株買いを行う予定となっています。
売却額は約174億円となるということです。
提携解消までの流れ
以前から、提携解消の話は出ていました。
定型への動きが出たのは、2019年、スルガ銀行の、シェアハウス問題ののちのことです。
その時の記事:
スルガ銀行の岡野創業家の全株式、ノジマが買い取り決まる
2020年には正式決定
その時の記事:
ノジマ社長がスルガ銀行の副会長に就任 嵯峨行介副社長が社長に
提携解消の報道が最初にあったのは、昨年の5月のことです。
その時の記事:
スルガ銀行、ノジマが提携見直し 路線対立で株売却か
提携解消の理由は、これまでも報じられています。
その時の記事:
スルガ銀行とノジマはなぜ対立したのか 業務提携解消の理由
株の売却について、ノジマの社長が発言したのが昨年9月でした。
その時の記事:
ノジマ社長がスルガ株売却「様子を見る」 続く不正融資問題で破綻の恐れ
ノジマとの提携解消の理由
提携解消への動きは、スルガ銀が「ノジマから、保有する当社株式の処分についての申し入れがあった」という通り、ノジマ側からです。
事業方針で相違がみられ、その後も折り合いが付かなかったことが、第一の理由です。
静岡新聞によると、提携解消の理由は
慎重に物事を進める必要がある金融業の特性に対し、ノジマは「小売業はいち早く目の前の客にサービスと商品を提供することを考えている」姿勢から、進め方に不満を抱いていたとされる。企業や業界の体質の違いに、両者が理解を深められなかったことが大きい。
それに関するノジマのコメントは
スピード感が違った。銀行の経営方針に対する考え方にも大きな違いがあった
ノジマ側はスルガ銀行と提携することで、フィンテック事業に乗り出す方針でした。
2017年に富士通から買収した、個人向けインターネット接続事業のニフティ、携帯電話販売の大手代理店ITXなどとスルガ銀行をつなげることで、”先進的なフィンテック事業を手がける銀行に生まれ変わらせる”との計画でしたが、話が進まなかったようです。
そこで、ノジマ側は社長候補となる人物を推薦、トップをノジマ側に置いて具体的に事業を進めようとしたと思われますが、これをスルガ銀行は拒否。
結局、話し合いにおいても、「方針の相違」に折り合いがつかなかったのが原因のようです。
再建途中のスルガ銀行への影響は
スルガ銀行への影響はというと、ノジマへの影響共に「両者とも解消による業績への影響は軽微」ということなのですが、そもそも、スルガ銀行は再建途中です。
さらに、今は、シェアハウス以外の”アパマン投資”の不正融資の問題がまだ続いており、後ろ盾を失うことには大きな不安が伴います。
こちらの方の扱った金額は、シェアハウス以上に大きなものです。
いったんは安心かと思われた提携が解消されたことで、今後さらなる懸念が続くことが予想されます。
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