印西市の一部が無電柱化で停電を免れたというニュースが、21日夜の「新・情報7days」で報道されました。
印西市の無電柱化で、停電が防げたというのは画期的なことでした。どの程度の家屋が無電柱化されているのか、印西市のどこが無電柱化されているところなのでしょうか。
印西市の無電柱化をめぐるニュースをお知らせします。
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印西市が無電柱化で停電を免れる
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千葉県内で台風15号によって電柱が倒れる被害が相次ぎ、停電が長期化しています。
ところが、そのうち千葉県の印西市の一部が、停電を免れているということがニュースになりました。
印西市では、一時7500戸の停電があるも、無電柱化されたおよそ83軒の家は無事だったというものです。
伝えたのは、21日夜の「新・情報7days」という夜の番組です。
千葉県の印西市は、元々住みよさランキングの「住みやすい町」第1位に連続して選ばれているところです。
印西市を紹介するテレビ番組は他にも
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印西市の無電柱化
印西市の無電柱化というのは、どの程度進んでいるのか、番組で放送された内容を要約します。
災害に強い無電柱化の必要性
自然災害の多い日本では以前から無電柱化の必要性が叫ばれてきました。
東京都は都の道路を中心に無電柱化を進めていて、浅草通りなどでは電柱が消えたのです。
専門家は、無電柱化と災害について下のように述べています。
阪神・淡路大震災の時に電柱の被害と地球化したところの被害では規模が約80分の1と言われている。台風や地震の被害を考えると地中化の方が災害に強いと言える。――ユニバーサルエネルギー研究所 金田武司代表取締役
印西市では停電がなし
印西市では一時7500戸の停電があったが、無電柱化されたおよそ83軒の家は無事だったということです。
それについて、住民はどのように話しているでしょうあk。
無電柱化のエリアに住む住民の方は、次のように話しています。
今こうして台風が来たあとに、すごく電柱が地中化でよかったなと思うんです。
他にも、無電柱化について、次のようなメリットを話す人もいます。
電柱がないと鳥がとまる場所がない。そのためフンが落ちて、道路が汚れることがない
歩行時にも子どもが安全なメリットも
さらに、電柱が無くなると歩道が広くなり、子どもの安全面でもメリットがあるといいます。
電柱を建てるスペースもない上、道路がフラットで見通しが良いのです。
また、町全体の風景も、すっきりして大変きれいに見えますね。
では、なぜ無電柱化は全国的な広がりをみせないのでしょうか。
無電柱化が進まない理由はコスト
ユニバーサルエネルギー研究所 金田武司代表取締役は、無電柱化が進まないというのは、コストの高さに理由があると言います。
架線でやった場合は1km2000万円とか3000万円とか言われていますけども、地中化の場合は、3~4億円その位の工事費になるというのがやはり最大の問題だと思いますね。
つまり、電柱に電線を配置する従来のやり方の10倍以上のコストがかかるという点が大きな問題であるそうです。
しかし、「地球環境の変化で自然災害はより深刻化している。千葉の災害から学ぶべきは学び、今後の対策に生かしてほしいものだ」と、番組ナレーションでは述べられていました。
印西市無電柱化エリアの例
千葉県では各地で電柱が倒壊する被害がありましたが、印西市では電柱を地中に埋めているところでは、台風の被害をほとんど受けなかったというのです。
街づくりを行った担当者は「2002年から無電柱化を始めた」と話していました。
無電柱化の地域はどこなのでしょうか。参考までに、目についたエリアの写真を掲載します。
「ザ・グレーシオン印西牧の原」
「ザ・グレーシオン印西牧の原」の販売ページには、電柱や電線がないというところもアピールポイントとして、記載されています。
ザ・グレーシオン印西牧の原は、街路樹なども含めた街全体が丁寧に整備されており、電線類が地中化されている景観は、まるでアメリカ西海岸やヨーロッパのように綺麗だといわれています。歩道や車道が広く、安心して子どもと一緒に家族で散歩ができます。始発運行での都心へのアクセスの利便性、専門店やショッピングモールも充実し、自然と都市機能が調和する街並は、澄み渡る広い空の下にてリゾート地にいるようにも感じられます。
ルナ印西牧の原クルムザパーク
ルナ印西牧の原クルムザパークの販売ページにも、やはり無電柱化がアピールされています。
「ルナ印西牧の原クルムザパーク」内部の写真を見ても、もちろん電柱らしきものが一切見えません。
印西市は元々、地盤が強固であり、災害に強い土地ということで、グーグルのデータセンターの建設が決まったほどです。
印西市にグーグルがデータセンター!グッドマンビジネスパーク千葉
また、最初に書いたとおり、印西市は元々住みよさランキングの「住みやすい町」第1位に連続して選ばれているところです。
今回、無電柱化でさらに台風でも安心との報道により、印西市はこれまで以上に人気が高まりそうです。