TATERU株が30%高、レオパレス株は大幅安との見出しで、村上ファンドのレオパレス取得に続いて、問題企業の株が乱高下しています。日経新聞から速報でお伝えします。
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TATERU株が急伸
昨日27日、アパート開発の「TATERUが急伸」のニュースが入りました。
午後に一時、前週末比65円(30.1%)高の281円、売買高は750万株余りと前週末の6倍近くに膨らみ。
大きく売り込まれた問題企業の自律反発を狙ったマネーゲーム感覚の買いが集まっているとのことです。
レオパレス株も村上ファンド買い増しで急伸
一方、株価が急落していたレオパレスが、旧村上ファンド系レノの買い増しをきっかけに、こちらも急伸。
ネット証券の株式情報担当者は
社員の顧客資料改ざん問題で株価が大きく下落していたTATERUにも、レオパレス株で利益を得た投資家の資金が流入するとの思惑が広がっている
との見方があります。
TATERUの経営は変わらず
しかし、TATERUの経営については、
「TATERUの事業環境は引き続き厳しい。相場全体の材料が乏しいなか、低位株を狙った投機的な買いが値動きを大きくしている」(国内証券)
ということで、短期での利益を狙った買いということらしいです。
以上は27日までの動き。
レオパレス一転急落
しかし、28日今日は、レオパレスが5営業日ぶりに反落。旧村上ファンド系のレノによる取得の後、急上昇した株価でしたが、投資家が今度は売りに出たようです。
レオパレス株はそれまでは、個人投資家の買いを集め、株価は4日間で3割強上昇していました。
マネーゲーム的な買い
「株価上昇の勢いだけでマネーゲーム的な買いを入れていた短期志向の個人投資家が手じまい売りを膨らませた」(ネット証券の情報担当者)
マネーゲームとは
マネーゲームとは株式投資においては、「短期間に利益を得ることを目的としてお金を運用すること」。
短期的な価格変動を儲かる「機会=チャンス」として捉える投機的な取引で超短期的な利益を狙う。
上場廃止が決定した際の、「タカタ」の例がよく引かれます。
今回のTATERUとレオパレスも、株価が上がったのは、会社そのものに何かがあったわけではなく、短期的な利益を狙った人たちが買おうとしたために株価が上がったのですね。
いずれにしても、TATERUもレオパレスも今後の状況は厳しそうです。
株を持っている人にとっては、昨日今日はたいへんな1日だったでしょう。
以上速報から、TATERUとレオパレスの株の値動きについてお伝えしました。