ペット禁止のマンションにペットを連れて住んだ人の例が、現代ビジネスに記載されていました。
一方、ペットが禁止のはずなのに不動産屋がペットを飼っている人を紹介したという例があります。
ペットを飼っている人が、マンションに住み替える際の注意点をお知らせします。
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ペット禁止のマンション
ペット禁止のマンションにペットを連れて住んだ例が、 現代ビジネスの記事を引用したヤフーニュースにありました。
ペット禁止のはずのマンションなのに、いつのまにか部屋の中から動物の声がする。
そのうち10人がペットの多頭飼いをしていることが判明、 飼い主がずさんな買い方をしていたために、原状回復に百万もの費用がかかったと言う実例です。
現代ビジネスのこの記事は
「原状回復に100万円…」ペット禁止マンションで不動産業者が目撃
ペット禁止のマンション、入居例のこれまでの経過
ペット禁止を知りながら部屋を紹介
この例の場合には明らかにペットが禁止とされているマンションに、ペットを連れて入居するという規約違反が起こったという内容です。
もちろん、あってはならないことですが、十分理解出来る内容であるのに対して、私の知っている例では不動産業者がペット禁止のマンションの部屋を、あえててペットを飼育している人に紹介、売却したという例があります。
問題の舞台となったのは私の親が住んでいる地方のマンションです。
ペットを連れて移住者がマンションへ
元々田園地帯にあったところを土地の所有者がレストランをしたいが為にマンションを建てたというところで、元々の価格も安かったのですが、地域の人口減少が進んだために、数百万円という低価格で取引されることになっているようなところです。
そこに行きのある他県から雪のない地方に住みたいとして、いわゆる”移住者”のご夫妻が部屋を購入しました。
ところがしばらくたってペット禁止が規約のマンションであるにもかかわらず、その住人が犬の散歩をしていることが目撃されたのです。
マンション管理組合がペットの処分を通達
管理組合の理事長が直ちにその本人にペットを処分するようにと通達。
その際わかったことは、驚いたことに、そこを買った住民 A さんは、そこがペット禁止のマンションだと知っていました。
それどころか不動産店がそのように A さんに説明をし、その際規約は変えられるといったそうです。
そこで A さんはそのマンションを購入。東北地方から北関東のマンションに引っ越してきたのです。
不動産店がペット禁止の「規約は変えられる」
その後は、住民の数が20世帯に満たない小さなマンションで、何度か住民同士の話し合いがもたれました。
A さんはペットを連れて引っ越した死体を上記のように説明しましたが、会議に出席した理事長他2名の考え方は変わらず、とうとう A さんはペットを廃棄するということに同意しました 。
ペット禁止のためマンション退出を決めた
しかしその後数ヶ月経って、なんと A さんが再び転居をするということが皆に知らされることとなりました。
長年飼っていた犬をあまりにも捨てがたいということで、せっかく引っ越したマンションでしたが、また新しいマンションに引っ越すということになったのです。
不動産店が購入代金を返却
その際不動産店はどのように対応したかと言うと、ペット禁止のマンションおいさんに勧めたことの責任を認め、マンションの購入代金数百万円を全て A さんに変換するということで話に同意したそうです 。
A さん本人は犬と住めるマンションに転居したということでほっとしたようでしたが、それにしても何回も転居するということは大変な手間であり、また、住民に気兼ねして数カ月ペットを飼い続けたAさん夫婦の心労は小さなものではなかったと思います。
マンション購入の前には規約の確認を
そもそも考えてみますと、ここのマンションはなかなか売れないところで、不動産業者も何とか契約を取ろうと購入を進めたのであったでしょう。
ペットを連れてこれから地方のマンションを購入する人は、そのマンションの規約がどうなっているかを必ず確認する必要があります。
またその時仲介に入った不動産 産業者が部屋を売りたいために、仮定の話をしたとしてもすぐに鵜呑みにすることなく、マンションの管理組合などにあらかじめ確認をしてもらっていたら、このような事態は防げたでしょう。
転居後にマンションの規約違反が起きた場合には購入した人ばかりでなく、マンションの住民たちも含めたトラブルになりかねません。
売れない物件を扱う不動産店は、このような物件でも勧める例があるということを踏まえておいた方がいいかもしれません。
いずれにしても、ペットを連れて転居をする人は細心の注意を払って、購入を進めるようにしてください。
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