スルガ銀行の麻生治雄元専務執行役員がスルガ銀行を提訴していたというニュースが入りました。
静岡新聞の記事を元にお伝えします。
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麻生治雄元専務執行役員がスルガ銀を提訴
スルガ銀行によるシェアハウスをはじめとする投資用不動産向け不正融資を巡り、不正を主導したとして懲戒解雇処分となった麻生治雄元専務執行役員が「解雇は不当で無効」として、同行に地位確認や未払い給与などを求める訴えを東京地裁に起こしました。
スルガ銀行に2400万円を請求
麻生元専務は、未払い給与としてスルガ銀行に計約2400万円の支払いを求めています。
提訴は3月7日付で麻生氏が訴えを起こしたことは、代理人弁護士への取材で分かったといいます。
岡野光喜会長が直接通告
訴状によると、営業部門を率いてきた麻生氏は2018年2月、岡野光喜会長(当時)に呼び出され、口頭で「執行役員を降りてもらう」と告げられたといいます。
そのあと、3月に総合企画本部に異動になり、11月27日に懲戒解雇処分を受けたということです。
麻生治雄元専務「融資の危険性」訴えた
不当解雇と給与の未払い分だけでなく、麻生氏はシェアハウス投資の自分の責任についても言及しています。
シェアハウス投資の融資の危険性を訴えたのは、麻生氏自身だという言い分です。
麻生氏、スルガ銀行の責任転嫁を主張
麻生氏は、不正融資の主たる原因を「経営企画・審査部門による暴走」として、スルガ銀が責任の所在を営業部門に転嫁していると説明。
個人向け収益不動産ローンが内在する危険性を麻生氏は再三指摘してきたとして、懲戒解雇処分に正当な理由がないと主張しているということです。
岡野副社長が、社員の内部告発を受けた後、中止を指示した融資は、麻生元専務が継続したとされています。
麻生氏はそれは事実に反するという言い分のようです。
反論の機会なし 麻生氏が不満
また、麻生氏側は、懲戒解雇に際して「十分な反論の機会を与えられず、再度の反論機会確保要請もほごにされた」などと手続き上の不相当も訴えているということです。
スルガ銀行が抱える裁判
しかし、一方でスルガ銀は不正融資に絡み、多額の損失を招いたとして麻生氏らを相手に損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こしている最中です。
現在のところ、スルガ銀行が、旧経営陣に起こしている訴訟は、シェアハウス融資に関するものと、ファミリー企業に対する寄付や不当な担保解除で銀行に損害を与えたというものの二つです。
さらに、訴えている相手の役員の中には、現職の八木健取締役も含まれています。
麻生元専務が、不当解雇の無効を訴え出ていたということで、きわめて複雑な状況となってきました。
いずれの裁判も行方が注目されます。
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