積水ハウス事件

積水ハウス事件地面師初公判で詐欺罪認める 女将役羽毛田被告ら

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カミンカス操ら地面師と呼ばれる詐欺グループが所有者になりすまして、建築大手積水ハウスに土地を転売、55億円をだまし取った積水ハウス地面師事件の初公判が8日に行われ、なりすまし役の羽毛田正美被告ら3名が詐欺罪を認めました。

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積水ハウス地面師事件初公判

 

積水ハウス地面師事件は、土地の所有者になりすました「地面師」グループが2017年に積水ハウスから約55億円の売却代金をだまし取ったとされる事件です。

昨日8日に、詐欺罪などに問われた秋葉紘子(こうこ)(75)、羽毛田(はけた)正美(64)、常世田(とこよだ)吉弘(67)の3被告の初公判が東京地裁で行われました。

地面師ら、詐欺事実を認める

羽毛田、常世田の両被告は起訴内容を認めました。

3人のうちの一人、秋葉被告は事件に関与したことは認めつつ「金のやり取りは知らなかった」と述べたといいます。

 

地面師事件概要

この場合の起訴内容というのが、いわゆる積水ハウス地面師事件で、詐欺を行ったというものです。

積水ハウスと地面師が売買した土地

 

地面師が所有者を偽って、積水ハウスに売った土地というのは、東京の西五反田にある海喜館です。

旅館は営業をしていませんでしたが、駅から徒歩数分、東京都品川区五反田の旅館「海喜館」という旅館のある約606坪の土地で、駅から徒歩数分という立地の良さもあり、坪単価は1000万円以上といわれているところです。

積水ハウスは、この土地を所有者を装う地面師から70億円で買い、最終的に支払ったのは55億5千万円となっています。

積水ハウスの損害は?

もちろん、地面師というのは、土地の売買をめぐって詐欺を行う人のことで、この土地は地面師の持ち物ではなく、地面師は、ただその土地の所有者のふりをしていただけのことです。

なので、積水ハウスは55億円ものお金を払ったのに、その土地は、積水ハウスのものにはならず、元の所有者が持っていることに変わりはありません。

すなわち、積水ハウスは、お金だけをだましとられたのです。大手企業がなぜ、このような詐欺事件にひっかかったのか。

その点が様々な憶測を呼んでいます。

 

羽毛田正美被告ら3名の役割

今回、起訴されて初公判となった、羽毛田正美被告ら3名は、土地取引の詐欺においてどのような役割を果たしたのでしょうか。

旅館女将のなりすまし 羽毛田正美被告

 

旅館女将に成りすました羽毛田正美被告は、東京西五反田の土地の所有者に成りすまして、嘘の土地売買を成立させました。

地面師グループは、羽毛田被告の写真を使った偽造パスポートやそのほかの書類を使って、土地の所有者であるように見せかけたのです。

羽毛田被告は元の職業は、生命保険の外交員とも言われています。元々の地面師ではないようで、そのため、なりすまし役の詐欺師としては、ややお粗末でした。

干支を言い間違ったり、五反田が実家であるはずなのに休暇には「田舎へ帰る」などと、言い間違いをするなどして、積水ハウス以外に土地取引を持ち掛けられた会社からは不審がられて、売買を断られるなどしていました。

事件に関わった動機は報酬目当てだと思われますが、羽毛田被告自身が子どもの病気を理由に挙げています。

女将羽毛田正美の夫役

常世田吉弘被告は、旅館の女将を装った羽毛田正美の内縁の夫の役を演じ、積水ハウスとの土地取引の契約の際に、羽毛田正美被告と共に姿を見せて同席しました。

それだけではなく、指導役として羽毛田被告の言動を監視していたとみられ、捜査関係者は「本人になりきらせるため、個人情報を覚え込ませたり、立ち居振る舞いを細かくチェック」するなどにも当たりました。

また、本物ではない羽毛田被告が土地の権利書を持たないことについても、羽毛田被告が紛失したなどとして、常世田被告と夫婦喧嘩をしているように装うなど、2人の演技は巧妙を極めていたようです。

手配役の秋葉紘子被告

秋葉紘子被告は75歳、地面師らに手配を依頼されて羽毛田正美被告を引き合わせるなどしたようですが、アパホテルの事件でも容疑者として名前があがっています。

地面師たちとどのようなつながりがあったのかは、明らかになっておりません。

 

カミンスカス操や他の地面師たちは?

 

この事件では計10人が起訴されており、公判が開かれるのは今回が初めてです。

他には、フィリピンに逃亡してその後創刊されたカミンスカス操、旧姓小山被告、網走刑務所内からカミンスカス被告に指示を行った地面師グループのドン、内田マイク被告、そして、積水ハウスが支払った55億円の行方を知っていると言われる口座の手配役の土井淑雄被告がいます。

 

今回の公判では、弁護側が冒頭陳述で、今回の3被告は主犯格の指示に従っただけで、不正な利益をほとんど得ていないと釈明。

主犯格はそれとは別に、カミンスカス操ら3名とも言われています。

この後も続く公判で、地面師らの罪状をどれだけ固めることができるか、そして、55億の残りおよそ30億円の行方は判明するのか。

判明せずに終わった場合は、積水ハウスは支払ったお金を取り戻すことはできなくなります。

関係者はおそらく裁判の行方をかたずをのんで見守っていることでしょう。

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