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スルガ銀行985億赤字を上回る6700億円流出で倒産はあるのか

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スマートデイズ社運営の女性専用シェアハウスの不正融資問題で、金融庁に一部融資の業務停止の行政処分が下されたスルガ銀行が、昨日中間決算を発表し、純損失が985億円に上ることが明らかになりました。

損失額を拡大したのは、貸し倒れに備える引当金が増大したことが大きな要因ですが、その他にもこの半年で、スルガ銀行の預金が6700億円を超える金額で流出しているということが報道されました。
いまだに他の銀行が提携に名乗りを上げることはなさそうですが、スルガ銀行に経営破綻、いわゆる倒産はないのでしょうか。

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貸し倒れ引当金1860億円とは

シェアハウス投資では、投資者の数は千人規模。そのほとんどが、シェアハウス運営は赤字で返済が滞っています。そのため、スルガ銀行では、これらの融資が「焦げ付く」、返済がなく回収できなくなることを見越して「引当金」というものが、あらかじめ準備されます。

その金額がシェアハウス投資だけで1362億円、その他の不動産投資向け融資と合計して1860億円まで引当金が積み増しされました。

しかし、引当金を「ほぼフルで保全している」と有國社長がコメントする通り、現時点では、焦げ付きに対する準備ができており、自己資本比率を見ても、今すぐ経営破綻ということはないようです。

6700億円の流出

しかし、そのような予想される損失以外に、信用を失墜したスルガ銀行からは、上記の損失額をはるかに上回る6700億円もの多額の預金が流出していることがわかりました。

スルガ銀行が危ういと見た預金者たちが預金の引き出して他行に積み替えを行ったり、融資を受ける人たちが取引銀行を変えたりしたようです。

不動産向け融資については、そもそも、融資の金利がスルガ銀行は高いことで知られており、これら周辺銀行は投資者に対し、今までも借り換えを勧めるといったことがあったようです。順調に収益を上げている場合でも、今回の騒動を機会に取引先銀行を変えたところもあるのでしょう。

さらに自治体に関しても、つい最近でも、海老名市や神奈川県が、立ち入り調査を行ったとの報道もあり、やはり取引を続ける前提の信用や信頼が揺らいだことが大きく響いているといえます。

横浜銀、静岡銀など周辺銀行へ

流出した大金はどこへ流れているのか。どうやら、地理的に近い横浜銀行、それから静岡銀行などの周辺銀行が多いと言われています。

預金に関しては、利用者の任意で積み替えは容易です。ネットでもかなり話題に出ていましたので、今回の件ですぐさま積み替えを行った人がいても当然ともいえますが、スルガ銀行側は、貸し倒れの予想はできても、こちらについては対策のしようがないでしょう。

金融庁が調整へ準備

流出の金額の莫大なことには驚くばかりですが、これに関しても、当事者のスルガ銀行は勿論、監督官庁である金融庁も予想できることとして準備に動いたようです。

今まではスルガ銀行を褒めていた金融庁ですが、ここに至っても調整に動いたということを銀行関係者が漏らしており、日本銀行が2000憶円規模の資金供給を準備しているという話も出ているようです。

スルガ銀の今後の倒産や経営破綻は?

よくネットでは、スルガ銀行は倒産するのか、ということが話題になっています。株式の投資者も株価が気になることでしょうが、スルガ銀行のような不動産関係の融資が多い銀行が破綻することになったとしたら、大変な事態が起きてしまうことになります。

シェアハウスの投資者はともかく、それ以外にも不動産投資のオーナーも多く利用していることもあり、簡単に借り換えたり銀行を取り替えることができないことも多い。他行では引き受けないリスクの高い物件でも、スルガ銀行だから融資が可能になったことも今ではよく知られています。

それでも、通常の利用者には何の責任もないため、到底放置するわけにはいきません。銀行が破綻しては、次々に破産の連鎖が広がってしまうことでしょう。

金融庁のはたらき

そこで、監督する金融庁が実際に上記のような手を打っているわけなので、収益は減ったとしても、とにかくぎりぎりのところでも倒産は免れるような調整がなされるようにみえます。

スルガ銀行を名指しで手放しで褒めたたえた金融庁森元長官の責任は大きいと当初から言われてきました。今回の件で権威を失墜した感のある金融庁ですが、困窮する利用者がこれ以上でないように、十分に力を尽くしていただきたいと思います。

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