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レオパレス欠陥住宅・施工不良問題対象物件一覧 1万4千人転居要請

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レオパレス21が建てたアパートに、欠陥住宅を疑う建築基準法違反の疑いが出ている問題で、施工不良問題の対象となる物件がどこに何棟あったのかを一覧で示します。

レオパレスは19年2月7日に法令違反の物件が1,324棟あったという調査結果を発表、最大で住民1万4443人に引っ越しを求め、補修工事をするという異例の事態となっています。

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レオパレスアパートは欠陥住宅でなく法令違反

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レオパレス21は7日、建築基準法違反の疑いがあるアパートが1324棟見つかったと発表しました。

正確に言えば、いわゆる欠陥住宅というのではありませんが、レオパレスのアパートが建築基準法違反に当たるのは間違いなく、一部は入居者に転居を要請の上、早急な改修が必要となる事態となっています。

レオパレス施工不良問題対象物件一覧 

以下に、レオパレスの施工不良問題の対象となる物件についてお知らせします。 

レオパレス施工不良アパートの建設時期

今回、建築基準法違反に当たる物件は1996~2001年に建設されたアパートです。

深山祐助氏が社長時代に建設した「ゴールドネイル」という比較的古いタイプのアパートが中心です。

レオパレス施工不良アパートはどこに何棟?県別一覧

また、それらの問題物件の所在地は東京都など33都府県の全国に渡るということです。

県別では、関東地方から記します。数字は法令違反物件数。

関東地方

アパートのある県 法令違反物件数 すぐに引っ越しが必要な数
茨城 157 48
栃木  37 22
群馬 48 28
埼玉 206 74
千葉 214 89
東京 111 16
神奈川 127 15

関東地方以外の県

アパートのある県 法令違反物件数 すぐに引っ越しが必要な数
宮城 9 2
山形  1 0
福島 7 2
冨山 3 1
石川 11 10
福井 3 3
山梨 17 10
長野 17 13
岐阜 11 11
静岡 101 54
愛知 34 34
三重 6 6
滋賀 1 1
京都 1 1
大阪 37 37
兵庫 60 60
奈良 16 16
和歌山 2 2
岡山 14 14
広島 21 21
山口 1 1
香川 1 1
福岡 23 23
佐賀 1 1
熊本 21 21
大分 5 5
合計 1324 641

 

レオパレス施工不良のアパートのタイプと名称

・天井に問題がある641棟の物件タイプは全て「ゴールドレジデンス」

・他「ニューゴールドレジデンス」が326棟、「ヴィラアルタ」が53棟

施工不良のアパートは当初は「ゴールドネイル」と言われていましたが、その後さらに、施工不良は、2018年までに手がけたアパート、「ハイブリッド」にも、界壁の不備があったことが、テレビ番組の「ガイアの夜明け」で伝えられています。

ガイアの夜明け」レオパレス特集の内容は、下の記事でほぼ全文が読めます。

関連記事:
【ガイアの夜明け】「企業再生決断の時」レオパレス界壁問題第4弾/27日放送内容

施工不良のあったアパートのシリーズについては、現在(2020年1月)では、レオパレスのHPなどで確認ができます。

https://www.leopalace21.co.jp/news/2019/0214_2749.html

レオパレスの不正な施工の内容

・「界壁」(天井裏の仕切り壁)の未設置(昨年5月判明)

・レオパレスの641棟の物件では、床のすぐ下の天井部分が設計図と異なる施工のため、耐火性能を満たしていない。

・建物内部の壁が遮音性の基準値を満たしていない恐れがある物件や、外壁の耐火や防火構造が国交相認定の仕様ではない。

関連記事:
レオパレスの界壁問題とは?ガイアの夜明けが追い詰めた3回の番組内容

 

レオパレスアパート入居者は引っ越し 1万4443人

今後の補修工事のため、アパートの住民1万4443人に引っ越しを求めることとなります。

そのうち、特に危険な、耐火水準を満たさなかったり、遮音性が基準値に達しなかったりするアパートに関しては、直ちに、7782人の入居者に住み替えを促すこととなります。

それら転居にかかる費用は、レオパレスが負担しますが、急な引っ越しで住民の方は大変だと思います。

 

レオパレス入居者、引っ越しの予約ができない!

最新ニュースで、クロネコヤマトの、ヤマト運輸が、3月中の引っ越しサービスを停止することがわかりました。

引っ越し業界は人手不足のため、どの会社も例年より多い人数の希望者が殺到しているということです。

レオパレス相談窓口連絡先

レオパレスでは、この問題について、相談窓口を設置しています。

入居者向け窓口フリーダイヤル

入居者向け フリーダイヤル(0120)911165

オーナー向け窓口フリーダイヤル

オーナー向け フリーダイヤル(0120)082991

毎日午前10時から午後7時(オーナー向けは水曜日のみ午後6時)まで受け付け

レオパレス深山英世社長コメント

深山英世社長は記者会見で

誠に申し訳ない。入居者やオーナー、取引先にさらなるご迷惑をおかけすることになり心よりおわび申し上げる

と謝罪。

自らの進退については「3人の社外取締役に考えてもらう」と述べ、辞任の可能性を示唆しました。

レオパレス施工不良の原因は「作業効率」のため

また、施工不良の原因は何かというと、「建築現場での作業効率を上げるのが一番の目的だった」と社長自らが認識しながら、不正な施工をしたことを認めています。

レオパレスの不正な施工内容

・「界壁」(天井裏の仕切り壁)の未設置(昨年5月判明)

・天井に問題がある641棟の物件タイプは全て「ゴールドレジデンス」

・他「ニューゴールドレジデンス」が326棟、「ヴィラアルタ」が53棟

建築基準法違反の内容

・レオパレスの641棟の物件では、床のすぐ下の天井部分が設計図と異なる施工のため、耐火性能を満たしていない。

・建物内部の壁が遮音性の基準値を満たしていない恐れがある物件や、外壁の耐火や防火構造が国交相認定の仕様ではない。

レオパレス21会社概要

レオパレス21の会社の概要です。

1973年に創業した不動産仲介業「ミヤマ」を前身とする賃貸アパート大手。

単身者向けアパートの建築請負や物件の賃貸管理などを手掛ける。

家具・家電付き、敷金・礼金0円といった賃貸プランが特徴。グループ全体の従業員数は、2018年9月末で約7800人。

レオパレスの創業者である深山祐助氏は現在、MDIという賃貸アパートの運営会社を経営しています。

MDIは、現在、レオパレス問題が元で売り上げが減少、ソフトバンクのOYOジャパンと提携をしています。

 

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