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レオパレスの界壁問題とは?ガイアの夜明けが追い詰めた3回の番組内容

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アパート建設会社レオパレス21が建てたアパートに建築基準法違反の疑いが出ている問題で、レオパレスが7日に法令違反の物件が1,324棟あったという調査結果を発表。

その記者会見の 2日前、2月5日の夜に テレビ番組「ガイアの夜明け」がレオパレスの界壁問題の特集を放送しました。

レオパレスの界壁問題というのは何か、「ガイアの夜明け」はそれを3回に渡る番組でどう報道してレオパレスの謝罪につなげたのか、以下に詳しくお伝えします。

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「ガイアの夜明け」3回に渡るレオパレスの告発

ガイアの夜明けは、これまでに3回、レオパレスに関する告発の番組を放送しています。

その内容を順を追って、ご紹介します。

レオパレスに関する1回目の「ガイアの夜明け」’17年12月 

もっとも最初、1回目は、主に、サブリース契約の問題を扱ったもので、家賃収入を約束した「サブリース契約」でありながら、一方的に支払いを減額したという、レオパレス側の体制を取り上げました。

「ガイアの夜明け」スタッフがアパートのオーナーを直撃し、家賃保証がまったくのウソであることや、レオパレスからの家賃収入の減額や解約交渉の実態を紹介。

レオパレスの社長へのインタビューではテレビ東京が独自入手した内部資料を見せると、社長が言葉に詰まる一幕もあったといいます。

 

2回目のレオパレス特集「マネーの魔力2」’18年5月29日

2回目となる昨年5月の放送では、アパートの天井に界壁(防火壁)がない物件が存在することを告発するという内容で、ここで初めて界壁の問題が取り上げられました。

 

レオパレスのアパートになかった界壁とは何か

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界壁とは、共同住宅において、各住戸の間を区切る壁のことをいいます。普通の壁も「界壁」です。

そして、今回その有無で問題となったのは、図の赤い線で示した部分、天井裏の、境の壁である界壁です。

目に見えるところの部屋の界壁は勿論あるわけですが、目に見えないところの壁は、省かれていたということが問題なのです。

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上の画像では、屋根を支える金属の棒はあっても、壁、つまり板状のものは、まったくないことがわかります。

 

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こちらの画像でも、大きな屋根裏部屋のような空間が見えるだけです。

通常の家であれば、屋根裏部屋であってもいいわけですが、共同住宅の場合は、下は別々の部屋なので、この部分にも、壁、界壁がなければいけない。しかし、それが見当たらないということなのです。

界壁はアパートになぜ必要なのか

そもそも、界壁というのは、なぜ共同住宅に必要なのでしょうか。

ひとつは騒音や火災予防のためです。界壁がない建物は、火災が起こったら、1時間と持たないとされるほど、危険度が高いものだそうです。

そのため、共同住宅には、天井裏部分の小屋根裏部分まで達するように「界壁」を設けなければならないと法律で決められています。

それがない建物は、法令違反、建築基準法違反ということになるのです。

 

界壁がないレオパレスのアパートは’11年に見つかっていた

この界壁がない建物というのは一体いつ見つかったのかといいますと、2011年が最初です。

なんと、今から8年も前のことになります。知らなかったのなら仕方ありませんが、8年も前にそのような建物があると何度も指摘を受けながら、何も対策をしていないということが、大きな問題なわけです。

界壁がないことが見つかったのはレオパレス相手の訴訟

賃貸借契約の解除を通告されたオーナーがレオパレスを提訴した裁判で、 界壁がない物件が見つかったのが最初のことでした。

レオパレス側は、記者会見で界壁の不備を把握した時期は、 「2018年3月~4月」と説明していました。

実際は、それより 7年も前に、界壁がない物件が存在することを認識していたというのが、ガイアの番組の告発で、これが2回目の番組内容となります。

その裁判では、レオパレスはオーナーと和解に至りましたが、その際の2012年の書面において、

「当社の一番の懸念は、現時点で『レオパレスが建築基準法違反』という記録が残ること」

との記載があったことが明らかになっています。

レオパレス側は、この記録を残さないために、オーナーと和解に至ったようですが、レオパレス側には、界壁がないアパートを建てたことへの認識があったということです。

「ガイアの夜明け」が、’18年5月29日に放送されると、レオパレスは緊急記者会見を行い、その席で全棟調査を行うと発表したのでした。

では、その約束は果たされたのでしょうか? いいえ、なされなかったのです。またしても、アパートの建物の不備は放置されてしまったのです。

3回目2月5日の「ガイアの夜明け」番組内容

なので、またしても今回、3回目の「ガイアの夜明け」2月5日の放送では、前回の放送を受けて約束された全棟調査や補修工事がまったく進んでいないことが、明らかになりました。

岐阜市の不備物件のオーナーは、記者会見から8か月経っても調査にも来ていないままになっていると語っています。

また、千葉県流山市で4棟を抱えるオーナーは、界壁は隙間だらけであって、明らかに法令に違反をしているにもかかわらず、レオパレスの社内基準では「補修の必要なし」となってしまったといいます。

「ガイアの夜明け」では、前回、2回目の放送後に、レオパレス側が界壁含む施工不良について全棟を調査するといったものの、調査も補修も全くなされていないことを番組内で指摘。

それを受けて、7日に、レオパレス深山社長他が再び会見。今度こそ、補修を行うということで、1万4千名あまりのアパート住民に引っ越し要請となったのです。

追加記事:「ガイアの夜明け」放送内容の全文を記載しました。
レオパレス界壁問題「ガイアの夜明け~マネーの魔力3」全文 5日放送

 

終りに

いかに「ガイアの夜明け」が、事態を引っ張ってきたか、伝わったでしょうか。

何年にもわたる粘り強い取材と確かな例証。他のマスコミ関係者が称賛するゆえんです。

もっとも、それで事態が解決したわけではありません。

今後、引っ越しを余儀なくされる入居者の方、また、レオパレスのオーナーさんたちも心労が大きく大変だと思いますが、何とか力を合わせて切り抜けていっていただけるようお祈りします。

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