武蔵小杉のタワーマンションの一部が浸水、駅周辺が冠水しているという報道がなされて、大騒ぎとなっています。
なぜ武蔵小杉の広い範囲で大規模な冠水の被害が起こったのかには、旧河道の地形によるとの指摘もあります。
台風による武蔵小杉の浸水被害の状況と、地価やタワーマンション価格への影響をお知らせします。
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武蔵小杉の浸水被害の状況
12日の夜から、武蔵小杉、神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉駅前周辺が、広い範囲で冠水しているという報道が流れました。
駅前のロータリーと道路の一部には水がたまり、「腰まで」または「胸まで」の高さに達していると通報があり、消防の作業員が確認に行きました。
なんということでしょー#武蔵小杉#台風19号 pic.twitter.com/vFcyD89zoh
— りゃお@No.1166/1500 (@shangye_liao) October 12, 2019
グランツリーに浸水被害
大型ショッピングタウンのグランツリーは、一回部分が浸水となりました。
なお、浸水と冠水の違いについては、住宅に水が入った場合は「浸水」、道路の場合は「冠水」と呼ばれるそうです。
停電もあった武蔵小杉のタワーマンション
武蔵小杉の一部、または少なくても一つのマンションが停電となりました。
原因はわかりませんが、おそらくマンションの電気室に水が入り、電気系統の機械部分が水に浸かったなどの状況が予想されます。
マンションのユーティリティーは概ね地下にあるため、そこに水が入ってしまうと、設備に様々な支障が起こる可能性が大きくなります。
一目瞭然。
武蔵小杉のタワーマンション停電中。 pic.twitter.com/WyuFX4GXwj— mari56565656565656 (@mari56565656561) October 13, 2019
トイレが使えなくなったタワーマンションも
停電の他には、一部、または少なくても一つのマンションでトイレが使えなくなりました。
これは、電気系統が故障したのではなくて、すでに雨水などでいっぱいになっているタンクが、住民の使用した排水であふれないために、マンションの管理会社が、「使用をしないでください」と呼びかけたことによります。
また、排水設備に電気が使われていることも考えられ、それが雨水によって動かなくなっている可能性もあります。
そのようになったマンションは、処理や修理に1ヶ月かかるとの見通しとなっており、その間住民は、各階に設置された簡易トイレなどを使用するようになったようです。
不便ではありますが、管理会社の方で直ちに設備などの用意がされたようで、同時に住民に対して掲示やお知らせが行われました。
これ、本当だとしたら、厳しいな。。一ヶ月は復旧しないとか・・・
【悲報】武蔵小杉のタワマンでトイレ禁止令、下水があふれるため、住民は簡易トイレの使用を命じられる | まとめまとめ https://t.co/JrUY4EIFzn #武蔵小杉 #タワマン #トイレ禁止令
— rei_nari (@rei_nari) October 13, 2019
「パークシティ武蔵小杉」ではない訂正が
また、ネットではマンション名を伝えたサイトがありますが、その報道に誤りがあったらしく、「パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー」の管理の関係者が、下記のツイートを行いました。
内容は下記の通りです。
https://t.co/FiZF49kdBk
これは事実ではありません。ミッドスカイタワーでは、台風19号通過後も各部屋及び共用分とも平常に使用できます。
停電もなく、トイレを含め設備施設は正常に稼働しております。— パークシティ武蔵小杉 ミッドスカイタワー (@pcmmst) October 13, 2019
浸水や冠水が起こったエリアはどこ
浸水や冠水が起こった武蔵小杉周辺のエリアは、以下を参考にしてください。
ただし、一般の方のツイートですので、確かなものかどうかは判断できません。
武蔵小杉〜新丸子周辺、これまでの Twitter の情報を整理した限りではこの辺りが冠水してるっぽい。#多摩川氾濫 pic.twitter.com/SejYHmoyfS
— Dallas (@yukidallas) October 12, 2019
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なぜ武蔵小杉で大規模な浸水や冠水が起こったのか
武蔵小杉で、駅前が冠水をしているのには、何らかの要因があると考えられます。
武蔵小杉の土地は旧河道
https://www.nhk.or.jp/
武蔵小杉の土地は、多摩川の近くであり、昔から水路が沢山あったと言われています。
https://www.nhk.or.jp/
そのため、武蔵小杉には、その水路を利用するたくさんの工場が建っていました。
上は、昔の武蔵小杉の風景写真です。
旧河道という指摘
https://www.nhk.or.jp/昔河川だった場所に関しては、下のような地盤に対する基礎的な知識が共有されています。
下の「旧河道」とは、読みは「きゅうかどう」です。
旧河道とは,昔河川だった場所(流路が変わって水が流れなくなった結果できたもの)です。
そのため,旧河道では,泥土が堆積しており,周囲の土地よりも低い帯状の地形で湿地になっていることが多く,水害や地震に対しては弱いので宅地には適していません。
・性質=多くは,粘土層や砂礫層が不均一で軟弱地盤(不同沈下が起きやすい。),排水も悪く,低湿で,地震・洪水による被害を受けやすい。
・旧河道は,それを埋める堆積物の上部が厚い粘土質からなるとき,軟弱地盤となって地盤の支持力が小さく,宅地には不適当であることが多い
▼旧河道でも,軟弱地盤ではない場合もあります。
扇状地上の旧河道(低湿だが,砂礫層が表面近くまである。),天井川が廃川となった旧河道(表面が砂や砂礫で,周囲よりも高い。)--宅建過去問のサイトより
今回のような開発をされる前に、十分な調査が行われたと思います。
ただし、多摩川の近くであること、そして、今回のように広いエリアで冠水したというのには、周囲の土地よりも低いところに水が流れ込んだことに、ほぼ間違いがないと思われます。
武蔵小杉の地価やマンション価格に影響は?
今回の被害が起こったという報道で、武蔵小杉の地下が落ちるかどうか、タワーマンションの価格が値下がりするかどうか、ということも同時に話題になっているようです。
しかし、これはあくまでネットの”風評”であり、大きな影響はないと推測します。
武蔵小杉は若い世代にはダントツに人気の高いエリアです。
住みたい街ランキングでは、常に上位にランクインしています。
ただし、急発展下町なので、人口増加に伴う問題点も指摘されています。
武蔵小杉のメリットはアクセス性
武蔵小杉の最大のメリットは、都心へのアクセスの良さにあります。
災害でアクセス性の良さが変わるわけではありません。
武蔵小杉は、問題点はさまざまに指摘されておりますが、多くの人にとって魅力のある町です。
まだ各マンションの被害状況も正確には伝わっていない状態です。
いずれにしても、武蔵小杉はたくさんの人が暮らす、すてきな街です。
台風の被害からの速やかな復旧を願っています。
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