パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーというのは、武蔵小杉で浸水被害に遭ったタワーマンション2棟の内の1つマンションの名称です。
武蔵小杉のマンションは今どうなっているのか。驚いたことには駐車場が今になっても使えず、賃貸契約を解約したケースが出ているといいます。
スポンサーリンク
武蔵小杉のタワーマンションで浸水被害
目次
昨年の10月12日の台風で、武蔵小杉の駅前が冠水、武蔵小杉に11棟あるマンションの内2棟に浸水が起こりました。
浸水した水は地下にあった電気室に流れ込み、停電被害が起きました。
同時に、エレベーターが使えなくなった他、水道の水がポンプで送れず水が出ない、そして、トイレも使えないといった思わぬ被害が起きてしまったのです。
浸水で駐車場が復旧せず
現在は、停電や断水は復旧していますが、まだ、浸水前と同じ状態に戻らないのが、駐車場の被害です。
直接のライフラインではないものの、駐車場の被害がこれほど大きいのかということは、読むたびに驚きを感じる点です。
浸水直後に、駐車場は全面使用禁止となりました。
機械式の駐車場は、もちろん浸水で電気系統がやられると使えなくなるのですが、公平性を保つためという理由で、平置きの駐車場も使用ができなくなったそうなのです。
駐車場の使用料金は支払い継続
それでは、駐車場の使用料金はその間は支払わなくていいのかというと、そうはならず、誰もが、使用料金を支払い続けなければならないというのですから、住民の肩が不満を持ったとしても当然のことのように思えます。
駐車場は1年先まで使えない
しかもこの状態がいつまで続くのかというと、駐車場が使用できるのは1年近く先だというのですから、住民の方にとっては、浸水被害が今も続いていることになります。
なぜ、機械の復旧がそれほどまでに遅れるのかは定かでありませんが、元々機械式駐車場というのは、必ず経年劣化で修理が必要になるというものなので、それだけ仕組みが複雑であり、修理にも時間がかかるのではないでしょうか。
置いてある車はどうなったのかは、直接報道されていないのでわかりませんが、地下にあって水の入った車は、まず使用ができないとこれまでの他の浸水被害の報道では言われています。
車の保険の特約に入っているのなら補償がありますが、そうでなければ、被害に遭った車が乗れなくなっても、自腹で買い直さなければなりません。
しかしそれは”マンションのせい”ではなく、自然災害には間違いありません。
賃貸の利用者が武蔵小杉マンションを解約
そして、マンションを購入して住んでいる人はともかく、どのマンションにも投資用で購入され、賃貸で利用されている部屋があります。
武蔵小杉のこのマンションの場合も、賃貸の契約者が、車の被害に遭うという気の毒なケースがあったようです。
プレジデントオンラインによると、その場合の住民は、車が水に漬かってしまったということではなさそうなのですが、車が止められないため、武蔵小杉駅から3駅先の鹿島田駅は駐車場に車を駐車。
その際、40分を徒歩で移動したというのですから、大変なことは言うまでもありません。結局、賃貸を解約せざるを得なくなってしまったようです。
マンションぐるみの避難訓練も
さらに、該当のマンション、パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーでは、週末に避難訓練が行われるようになったとも伝えられています。
もちろん、避難訓練は悪いことではないのですが、そのマンションを購入して住んでいる人と、賃貸で一時的に住んでいる人との間にはどうやら温度差もあるようです。
「穏やかに過ごしたい週末に避難訓練というのも、億劫でした」とLINEグループに投稿されたそうですが、うなずけないことではありません。
田舎の町内組合ならいざ知らず、マンションなどで避難訓練などがあるということは、それほど聞いたことがありませんので、急に「訓練に参加してください」と言われても、困る人もおられると思います。
被害マンションには入居の希望もあるが
浸水被害があったマンションは逆に、家賃や販売価格が下がるのではないかと、希望者も増えたといいます。
しかし、浸水被害を受けた武蔵小杉のタワーマンションでは、被害それ自体や、復旧が進まない不便さ以上にも、このような”後遺症”があるということも考えておいた方がいいところかもしれません。
武蔵小杉の人気のマンション価格をチェック!
【住まいサーフィン】 では、新築、中古マンションの「資産価値」が一目でわかり、一般的な不動産情報サイトにはない「価格情報」や「評価」をチェックできますので、ぜひ参考にしてみてください。