スルガ銀行

スルガ銀行の岡野創業家の全株式、ノジマが買い取り決まる

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スルガ銀行の創業家岡野家が、ファミリー企業経由で保有している同行のすべての株式を、家電量販大手のノジマに譲渡することが決まったそうです。

ノジマはこれまで取得していた5%と合わせて18.5%の株を取得、筆頭株主となってスルガ銀行が再建を目指すこととなります。

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スルガ銀行全株式をノジマが買い取り

スルガ銀行の岡野光喜元会長と岡野家関連企業の所有していたスルガ銀行の全株式を、家電量販大手のノジマが買い取ることがわかりました。

スルガ銀行は、これまで、創業家である岡野家との関係解消の期限を、9月としてきており、当初よりやや遅れたものの、やっと株式の譲渡に向けて動き出したことになります。

ノジマが18%取得 筆頭株主へ

ノジマは、SBIHDや新生銀行とともに、4月初めにスルガ銀行と交渉に入り、株式の約5%を取得、その時点では、その先は”不透明”と述べていました。

今回の全株取得で、岡野家の保有していた13%と合わせると、ノジマの保有比率は18%となり、スルガ銀行の筆頭株主となることになります。

金融サービスとの相乗効果が狙い

ノジマの目的はというと、投資用不動産向け融資から、個人向け金融(リテール)に軸足を置くよう方向転換するスルガ銀行と提携すれば、本業の家電量販で金融サービス、クレジットカード事業との相乗効果が見込めると判断してのことだといいます。

そして、スルガ銀行は、金融庁の下した業務改善命令以来、課題であった創業家の影響力を排除し、ノジマと再建を目指すこととなります。

他には、新生銀行がスルガ銀行と既に業務提携をしています。

岡野家の融資の返済は

スルガ銀行が創業家へ融資して返済が滞っていた450億円に対し、嵯峨副社長を含む現経営陣の働きかけの様子を、日経新聞は、

現経営陣は創業家のスルガ銀株や不動産の差し押さえといった強硬手段も視野に交渉し、妥結したようだ。

と伝えています。

それらの返済についても

創業家は株や不動産の売却資金を原資にスルガ銀に返済する。

とのことなので、それまでのように、無制限にスルガ銀行から融資を受け、さらに、スルガ銀行からの名目上の「寄付金」で、返済を免れるといった方法はもはや取れません。

スルガ銀支店の日本橋の土地を売却へ

岡野家のファミリー企業の返済の資金の大きなものは、スルガ銀の東京支店が入居している日本橋の不動産となることも日経新聞が挙げています。

このビルが、現在スルガ銀の東京支店が入居しているところです。

日本橋にある一等地ですが、株主総会の招集通知書にあるスルガ銀行の沿革では、この場所について、次のように記されています。

「創業者岡野喜太郎は、商用で上京し、日本橋駿河町(現在の東京都中央区日本橋室町界隈(かいわい))を通るたびに、いつの日かこの日本の金融経済の中心に拠点を構え、一層の隆昌(りゅうしょう)を期したいとひそかに決意していた」

現在この土地を所有しているのは、岡野光喜元会長の弟の岡野喜平太氏が社長を務めるエスジーアセットメントというファミリー企業です。

この企業を含むファミリー企業についても、スルガ銀行から融資を受けたものが、90億円以上残っているということで、これら不動産を手放すことで、スルガ銀行からの融資の残りを返済をするとみられています。

スルガ銀行のコメント

スルガ銀行は、今回の株式譲渡により、創業家・ファミリー企業との資本関係は解消されると次のように説明しました。

「これまで創業家本位の経営が問題であると指摘され、創業家からの脱却を第一に取り組んできたが、関係が解消されることで業務改善計画を大きく前進させることができる。引き続き、失った信用と信頼を回復させるために取り組んでいきたい」

今日のスルガ銀行の全株式譲渡のニュースは以上です。

 

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