レオパレスが希望退職者を1000人規模で募るというニュースが入りました。
また2020年3月期の連結最終損益が803億円の赤字見通しを発表、その前の予想304億円の赤字を大幅に上回ります。
正式な発表前の情報ですが、その後のレオパレスの公表内容を加えてお知らせします。
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レオパレスが希望退職1000人
賃貸アパート大手レオパレス21が、1000人規模の希望退職を募ることが分かったのは、今日6月4日です。
1000人という数は、レオパレス21の全従業員の約15%に当たるということで、大変な規模となっています。
なお、レオパレスが、一連の施工不備の問題を受けて希望退職を募集するのは初めてのことです。
レオパレスのHPでも
当初は、レオパレス側で公表をしたものではなく、レオパレスのHPでは、この件について昨日3日付で、下のように記されています。
昨日、日本経済新聞社による報道におきまして、当社の2020年3月期連結業績および希望退職に関する報道がなされましたが、当社が公表したものではありません。www.leopalace21.co.jp
レオパレス、赤字は803億円に修正
また、日経新聞が、レオパレスの連結決算赤字を700億と報道したことについて、
報道では、2020年3月期の連結最終損益は700億円を超える赤字とありますが、803億円の赤字の見通しであり、業績予想の修正について本日公表する予定でおります。
として、赤字の金額がさらに高いということを知らせました。
一方、日経新聞はレオパレスの公表後に、再度下のように
同社は4日、2020年3月期連結純損失が前期の686億円を上回る803億円になるとの見通しも明らかにした。2期連続で大幅な赤字に陥ることになり、経営再建に向け一段と厳しさが増している。
そもそも、連結業績予想では、最終損益は304億円の赤字というのが、これまで公表された数字でしたので、そこから倍以上になったということになります。
2期連続の巨額赤字ということで、レオパレス側の対策が、今回の1000人規模の希望退職ということになったようです。
正確な業績予想の修正は、このあと、4日に公表予定だということです。
レオパレスの収益改善のための施策
人員の削減と共に、他に伝えられていることは、現時点では以下の二点です。
・新規のアパート建築事業を縮小
・営業所を削減してスリム化を図る
レオパレスアパートの施工不備の補修は?
現在、界壁などの不備があったアパートの改修工事は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の影響で延期となっており、現在は行われていません。
それがいつになるのかについては、レオパレス側は
「今後、緊急事態宣言が解除された場合であっても改修工事についてはオーナー様および入居者様の理解が得られるまでは実施を見合わせる」
としていましたが、それらは今後はどうなるのかも注目されます。
赤字の4日公表、退職は5日正式決定
業績予想の公表は4日ですが、人員の最適化・スリム化については、5日に「正式な取締役会を開催し決議を行うで詳しいところを決める」としており、正確な規模もその時にわかると思います。
いずれにしても、希望退職者を募るのは確実のようです。
レオパレスはこれらを行いながら収益改善を図るということですが、あまりにも大きな数字であり、いったいレオパレスは今後どうなってしまうのか不安の募るところです。
5日続報
レオパレスが今日上記の内容で下のような内容を公表しました。
・全社員の18%にあたるおよそ1000人の希望退職を募集する
・対象は35歳以上の社員で、通常の退職金に上乗せして、特別退職金を支払うとともに、再就職の支援を行う
・業績悪化の経営責任を明確にするため、取締役の数を12人から9人に削減する。役員報酬も減額
・来年3月期の業績の予想は最終損益が80億円の赤字。2022年3月期以降の黒字化を目指す
以上、今日の速報よりお伝えします。
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