レオパレス

レオパレスの問題最新まとめ 施工不良発覚から今の経営状況まで

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レオパレス21の問題を順を追ってわかりやすく解説、集団訴訟を招いたサブリースの契約問題の途中で発覚した界壁などの施工不良問題、その後、現在のレオパレスの経営状況に至るまでをまとめます。

この記事は、’20年9月に更新しています。

レオパレスの問題とは

賃貸大手レオパレス21のアパートをめぐる問題を順を追ってわかりやすく解説します。

この記事内でも説明しますが、特にレオパレスの界壁問題と、ガイアの夜明けの放送内容については、下の記事が詳しいです。

レオパレスアパートの施工不良問題

レオパレスは、日本全国にあるアパートの名前で知られていますが、現在問題になっているのは、それとほぼ同じ会社名「レオパレス21」という名前の賃貸運営会社です。

 日本全国に3万9000棟ものレオパレスアパートを建築、入居者の募集を含むアパート運営などを主な業務とする会社です。

そのアパートに2019年の2月初めに、施工不良が発見されたのが最初です。

テレビ番組の「ガイアの夜明け」のスクープで、その話は一夜にして広まりました。

レオパレスの問題3つ

レオパレス問題というのは、現在のところ、下の3つを指します。

・集団訴訟が起きているサブリース契約の2025年問題

・界壁などアパートの建築基準法違反及び施工不備の問題

・施工不備問題以後の経営悪化

レオパレスのこれまでの問題といえば、施工不良の引っ越し騒動が一番大きく報道されましたが、実はそれ以前よりガイアの夜明けで特集されていたのは、不動産投資の賃貸経営におけるサブリース契約の問題の方でした。

レオパレスでは、その集団訴訟問題が、界壁問題の以前から起きていたのです。

レオパレスのサブリース契約の問題

サブリース契約とは、不動産投資をするオーナーに支払う賃料の利益を一定額で保証するという仕組みです。

たとえば、1部屋の家賃が5万円の部屋が10部屋あるアパートを建てたとすると、オーナーは、月々50万円の賃料が入ります。

しかし、アパートに入居していた人が転居してしまえば賃料は入らなくなります。

アパート10部屋のうち、半分が空き室になってしまった場合は収入も半分になってしまいます。

それは怖いので、アパート経営を望む人は、アパートを建てたくても及び腰になります。それが今までのアパート経営の常識でした。

サブリース契約の家賃減額

しかし、空き室があってもなくても、会社が全室を借りて「われわれが月々50万円を払いますから、安心してアパートを建ててください」というのがサブリース契約です。

大家さんは、その通り安心してアパートを建てます。しかし、実際には決まった額の50万円が支払われないというのが、サブリース契約の大きな問題なのです。

オーナーは複数の集団訴訟を現在も行っていますが、これまでのところは敗訴に終わっています。

レオパレスオーナーが自己破産に

困ったことに、不動産投資のオーナーのほとんどは、銀行から融資を受けて、アパートを建設します。

たとえば5千万円のアパートを建てて銀行から4千万円を借りたとします。オーナーはそれを、アパートの部屋を貸した賃料で、毎月40万円ずつ支払うとします。

その40万円は、運営会社であるレオパレスがオーナーに支払うのですが、レオパレスが、「来月から支払いの額を減額します」というと、オーナーは、銀行ローンの支払いができなくなってしまいます。

ローンが払えなくなったオーナーは、手持ちのお金を集めて払ったり、他に持っている土地を売ったりしてそのお金で支払いに充てるようになりますが、ローンは数十年という長いもので、支払い切れない場合が大半です。

そうなると、アパートを売ったり、他に持っている不動産を売るなどしますが、それでも調整できない場合には、自己破産の恐れもあるといわれています。

サブリースの2025年問題とは

アパートの大家さんたちが、アパート建設のラッシュのピークから計算して、2025年頃には、一斉に、ローン地獄と自己破産に面するというのが、2025年問題と呼ばれるものです。

既に、ピークよりも早い時期にアパートを建設した大家さんは、このような目に遭って、同じ状況の人同士が協力してレオパレスを訴えている、それが上に述べたレオパレス相手のサブリース集団訴訟です。

ガイアの夜明けは、この問題を最初は取材していましたが、その取材の途中で、ある一人のオーナーから「界壁がなかった」という情報を得て、それをテレビ番組の中でスクープしました。

それが、レオパレスの界壁問題、アパートの施工不良の問題だったのです。

「2025年」の期限の由来

また、サブリースの問題は、レオパレスに限ったことではありませんで、大東建託など他のアパート運営会社との間でも多発すると予想されています。

サブリース契約が流行し始めた時から数えてちょうど10年間、たいていの契約が切れるのが、2025年なので、一部メディアでは、その破綻の予想を指して、「2025年問題」と言われています。

多くのアパート運営会社が、10年後には家賃の減額を申し出ることが可能になる、そう契約書に小さく記されていることが多いためです。

レオパレスアパートの界壁問題とは

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ANN news より

レオパレスの7割のアパートが界壁とその他の施工不備の問題を抱えていることがわかったのは、昨年の2月です。

界壁とは、屋根裏の各部屋の仕切りの部分のことです。これまでのアパートには界壁が設置されているのが普通です。

界壁がないと火災の時に火があっという間に燃え広がってしまう、または、隣の音が筒抜けになるなど、安全性以外にも住みにくいアパートとなるということが、これまでの調査で明らかになっています。

これらの界壁がないこと、それから外壁に発泡ウレタンを使うことなどは、レオパレスの創業者である深山祐助氏が指示したことも明らかになりました。

レオパレスはアパートの改修を約束

レオパレスは、これらのアパートの不備が発覚後、日本全国の数万件のアパートの調査をして、施工不備があった物件を修理、改修することを約束しました。

ところが、修理の間は入居者は外に出ていなければならず、その間は賃料は支払ってもらえません。

さらに、アパートの調査や修理をするにも、お金がかかることとなります。

単純にアパートの改修と言っても、入居者もちろん、レオパレスの側にも、大きなマイナスが生じることが分かったのです。

レオパレスの経営問題が浮上

その他にもレオパレスの評判や印象はたいへん悪くなってしまい、レオパレスの株が下がってしまったのはもちろん、レオパレスで新しいアパートを建てるように依頼しようというお客がいなくなってしまいました。

新規のアパート建築の契約がない、入居する人が減って、賃料収入が激減したほかに、更に改修をするアパートの数も予想より多いことがわかりました。これには新たに大きな費用がかかります。

レオパレスの倒産が危ぶまれる状態となったのはその頃です。

 

レオパレス現在の経営状況は?

ガイアの夜明けより 謝罪する深山英世前社長

レオパレスは破産するのではないか、倒産するのではないかと心配されるところとなってしまいましたが、最初は、大きな会社ですので、さすがにそこまではないと思われていました。

しかし、賃料の収入の赤字が「逆ザヤ」と言われる状態が3か月続いて、契約者であるオーナーが心配するところとなりましたが、今月になって、赤字は黒字に回復。

今はまだ80%台ですが、3月までの引っ越しシーズンで、85%に回復することを目指していた矢先、突然新型コロナの影響で新たな打撃が生じました。

コロナでレオパレスアパートの改修延期

新型コロナの影響で、改修工事は1割が済んだばかりで休止となってしまいます。

当初12月末までとされていた改修工事終了の予定は、今後も大幅に遅れることが予想されます。

レオパレスが巨額赤字を公表

そして、レオパレスが2期連続での、803億円との巨額赤字を公表しました。

債務超過目前ということになり、レオパレスは下のようなことを行いました。

  • 希望退職千人
  • アパートやホテルなど所有不動産の売却
  • レオパレスの店舗や事務所数の縮小

レオパレス希望退職1000人規模募る 803億円の赤字

レオパレスが資産売却へ  ホテル、マンション18棟で資金確保

そしてその他に、一部オーナーへの経費を打ち切ったといいう報道がありますが、詳しいところはわかっていません。

レオパレスがオーナーへの経費打ち切りの速報 共同通信

レオパレス株主との問題

レオパレスのもう一つの問題、これは傍観者にはあまり問題とはみなされていないのですが、レオパレスにとっては、これまでのすべてがひっくり返る可能性のある問題がありました。

一つは、旧村上ファンド系の会社「レノ」がレオパレスの大株主となっていて、経営権の譲渡を株主提案として行う動きがあったことです。

今は、この問題は立ち消えになっており、同様の事態は起こらないとされていますが、レオパレスにとってはけっして安心できることではありません。

オヨジャパンとの提携は

もう一つは、ソフトバンクが出資した、ホテル事業会社 オヨジャパンがレオパレスと資本提携をするのではないかという話です。

同じく、施工不良問題で経営が悪化したMDI、レオパレスの創業者で元社長の深山祐助氏の会社がオヨと資本提携をしたことで、レオパレスもかと思われていました。

現在のところは、その話も立ち消えになっており、レオパレスの宮尾文也社長は、一時はレオパレスは単独で再建を目指すとの意向を明らかにしていました。

 

ヤマダ電機がスポンサーになる話も

ただし、803億円の赤字と債務超過目前の報道が出てからは、レオパレスの再建にはスポンサーは必須であると言われています。

一時は、ヤマダ電機の名前があがっていましたが、その話も今は立ち消えになっています。

おそらく、レオパレスを引き受けるのには、リスクが多すぎるとみられているのでしょう。

終わりに

このまま入居率が回復すれば、レオパレスの賃貸運営はそのまま存続できるとみられていましたが、ここへきて新型コロナの影響で、改修工事の大幅に遅れる可能性が出てきました。

そして、サブリースの問題はまた別な問題として、集団訴訟を含め、これからも降りかかってくると思われます。

以上、レオパレスの問題を、これまで起こった順に解説しました。詳しくは文中の個別の記事でご覧ください。

 

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