積水ハウス事件

カミンスカス操容疑者逮捕後も容疑否認 積水ハウス地面師事件の全容解明へ

更新日:

大手住宅メーカーの積水ハウスが55億円をだまし取られた「地面師」事件で、警視庁から国際手配され、フィリピンで拘束されていたカミンスカス(旧姓小山)操容疑者(59)が11日午後、日本に強制送還。飛行機が日本の領空に入ったところ、移送中の機内で警察に逮捕されました。

警視庁は、偽造偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕したことを発表しましたが、そこでカミンスカス容疑者が「関わっていません」と容疑を否認していることを伝えました。

スポンサーリンク

ad

積水ハウス地面師事件 主導役の一人がカミンスカス操容疑者

積水ハウスが土地取引を巡り所有者を装った「地面師」グループに代金を詐取されたとされる事件で、カミンスカス(旧姓・小山)操(みさお)容疑者(59)が自ら日本大使館に連絡。

不法滞在の容疑で、フィリピンの入国管理局の拘束を経て、日本に帰国、ついに逮捕に至りました。

日本に到着したのは午後8時20分頃。捜査員らに囲まれて到着口から出たカミンスカス容疑者は黒のパーカのフードをかぶり、黒いマスクと色つきのメガネ姿をかけており、うつむきがちに歩いて車に乗りました。

起訴されない見込みで帰国

フィリピン入管で電話をするカミンスカス操容疑者

フィリピンに逃亡、潜伏していたのは2カ月間でしたが、その間も、日本で誰と誰が逮捕されたか、逮捕後の様子、そして、自分がマスコミに同報道されているかなど、日本の知人に電話で連絡をするなどして情報をキャッチしたとされています。

おそらく、それらの情報を元に、逮捕されても起訴されないということを推測し、日本に帰国したいと大使館に打診していたようです。数度にわたる電話で、職員に説得されてもすぐには出頭しなかったようです。

2か月間アンヘレスに潜伏

フィリピンには、ビザなしに短期滞在で入国。認められていた滞在期間は30日間でした。その後2か月間行方不明となり、フィリピン北部ルソン島アンヘレス市にいることが職員が後をつけるなどして、確認がされました。

アンヘレスのリゾートホテルのコネクティングルームに、女性と滞在していたということです。コネクティングルームとは、2部屋がつながった部屋で警察や暴漢が入室の際には、逃げられるようにとの配慮があったようです。

おそらくは、カミンスカス容疑者にとっては、警察より現地の暴漢の方が怖れるべきものだったでしょう。大金を持っていると知られれば、いつでも襲われる可能性はあったと思われます。

カミンスカス容疑者が入国時に持っていたのは760万円ほど。それ以外にも、積水ハウスからだまし取った55億円のうち、7億円を受け取ったとも報道されているからです。

ジャーナリストの安田さんが身代金目当てに、拘束されていたニュースが記憶に新しいですが、カミンスカス容疑者もいつまた同様の目に合わないとも限りませんでした。

それに比べたら警察は、カミンスカス容疑者にとっては、はるかに安全な相手であるには違いありません。

パサイ市のフィリピン在大使館

その後再び、マニラ首都圏パサイ市の日本大使館に出頭しようとしたところを、大使館側がフィリピン入管に連絡。12月19日に大使館近くの路上で身柄を拘束。その後日本への強制送還となる手はずが整いました。

1月8日前後には、日本の警察が、フィリピンへ行き移送について打ち合わせをし、同じ飛行機に同乗の上、機内で逮捕に至りました。

逮捕されたカミンスカス操容疑者「関わっていません」

警察の逮捕の理由は、偽造有印私文書行使などの疑いということですが、カミンスカス容疑者は「関わっていません」と容疑を否認しているといいます。

テレビ番組の取材を受けるカミンスカス操容疑者

カミンスカス容疑者は昨年の2月も、朝日新聞他の取材を受けていましたが、「不動産仲介を頼まれただけ。(羽毛田容疑者を)自分も本物だと思っていた、100%騙された」と自分が被害者であることを強調しました。

カミンスカス操容疑者の役割

一連の事件の逮捕者は17人目で、うち6人が約55億5千万円を詐取したとする詐欺罪などで起訴されています。

警視庁は事件を計画したとされる内田マイク(65)、詐取金を管理していたとされる土井淑雄(よしお)(63)の両容疑者とともに事件を主導したとみてこれから取り調べに入ります。

積水ハウス地面師事件の構図

羽毛田正美容疑者と共に積水ハウスと交渉

それと共に、所有者役の羽毛田正美(はけたまさみ)被告(63の「財務担当」を名乗って積水ハウスとの交渉に同席。「内縁の夫」役を含めたなりすまし役ら数名を指揮し、虚偽の土地取引をまとめたとされます。

その際、偽造の委任状などを法務局に提出し、嘘の登記をしようとした疑いがあり、それが偽造私文書行使という罪になるということです。

55億という金額の大きさと事件の重大性に比べたら、軽い罪であり、それが地面師事件が後を絶たない理由だとも言われています。

今後の警察の取り調べがどう展開していくかの次第に注目が集まります。

ad

ad

-積水ハウス事件
-

error: Content is protected !!

Copyright© 土地売却奮闘記 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.