武蔵小杉のタワーマンション、停電していた2棟とも電気は復旧したとのことです。
また、気になるマンションの価格については、ここへきて住宅ジャーナリストの榊淳司さんは「大きな変動はない」とコメント。
武蔵小杉のその後と合わせて、価格についての予測をお知らせします。
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武蔵小杉の浸水被害
武蔵小杉では10月12日の台風による大雨で駅前が冠水。
それと時を同じくして、武蔵小杉に11棟あるタワーマンションのうち2棟が浸水被害に遭いました。
大雨によって水が溜まったという単純なものだけではなく、多摩川の水が排水管を通って逆流をした内水氾濫が原因であると伝えられました。
多摩川の堤防が決壊したわけではなく、下水管を通じて水が逆流するという現象です。
停電でエレベーターも水も使えず
浸水したタワーマンション2棟の被害の深刻なもので、地下にある電気室に水が流れ込んだために機械が水に浸ってしまい全体が停電.
それに伴ってエレベーターが動かなくなり、電気はもちろん水もトイレも使えないという困った事態が発生しました。
その間は住民は、高層階に上り下りするか、またはホテルをとって滞在するなど、生活に支障が出た点で、それぞれの対処が求められました。
タワーマンションの停電はほぼ復旧
今では停電はどの程度復旧したかという、2棟のうちの1棟は1週間以内で復旧したという情報があります。
もう一つのマンションの方は、復旧までに長ければ1か月から3か月と住民説明会で伝えられたようですが、電気それ自体は、10月29日に復旧したという情報があります。
台風が上陸した日が、10月の12日ですので、それから17日後の復旧となります。
水は出るが飲用や料理には使えず
ただし、トイレやお風呂の水としては使えるとのことですが、タワーマンションの受水槽や給水層への被害があり、飲用水としては使用ができない状況が続いているということです。
電気が通れば、最低限の生活はできそうですが、本格的な復旧までにはまだ時間がかかりそうです。
被害タワーマンション2棟の違い
武蔵小杉のマンションは先に述べたように全部で11棟あり、全てのマンションが浸水の被害を受けたわけではありません。
水が入ったということはあったかもしれませんが、程度が少なく、停電には至らなかったのかもしれませんし、停電しても日を置かずに復旧したマンションもあります。
浸水で長期の停電に至ったマンションとそれ以外にはどのような違いがあったのか、また違いなどはなく、たまたまだったのか、その辺りはまだ明らかになっておりません。
浸水は短時間の可能性
武蔵小杉ではなく、多摩川に近い高津区の普通のマンションでは、マンション1階への浸水で死亡者が出ましたが、小一時間前までは、お身内と電話をされていたそうです。
普通に考えれば、水が入ってきた時点で、逃げようと思えばドアを開けていつでも逃げられたはずです。
それができずに亡くなってしまったということは、浸水はあっという間である可能性が高いです。
タワーマンションの場合、シャッターはあっても、閉めるタイミングが遅れる、または、閉めるという考えでの準備がなければ、すぐに対応ができません。
必ずしも、マンションの立地や設備の問題ではないように思います。
また、今回の場合、多摩川の氾濫情報や警報などがなかったことが、災いしたのだったかもしれません。
武蔵小杉のマンション価格への影響は
浸水被害をしたマンションはメディアに名前が出てしまったこともあり、マンションの価格が下がったり、売却をするところもあるのではないかという懸念が被災後ずっと取沙汰されてきました。
これについては当ブログでは、今マンションに住んでいる人が急に売却をするということは不可能なので、売り物件が増加したとしても投資用のマンションではないかと述べましたが、 そのような動きがあることをビジネスジャーナルが述べています。
「武蔵小杉のタワマンオーナーから『部屋を売りたい』との相談が出始めているようです。終の棲家としてではなく、もともと資産運用目的で購入した一部のオーナーは、一連のトラブルと報道の影響で、期待していた価格まで値上がりしないことを見越して、売り抜けようと考えているようです」https://biz-journal.jp/2019/10/post_125942_2.html
もっとも、武蔵小杉のマンションが値上がりを続けてきていたのかと言うとそうではなく、価格の変動を見たところでは、売り出し始めの頃に上がったものの、近年は横ばいとなっています。
武蔵小杉の資産価値への影響についての記事は以下の通り
関連記事:
武蔵小杉のマンションの資産価値や地価は下落するか 専門家の意見まとめ
武蔵小杉タワーマンション暴落説「開発に影響なし・数年間地価下がる」
武蔵小杉のタワーマンション、台風被害で値下がり?「事故物件で値崩れ」に疑問
マンション価格に暴落はない
当初から武蔵小杉の震災被害についてコメントを続けてきた住宅ジャーナリストの榊淳司さんは、新たに、 武蔵小杉のマンション価格に大きな暴落はないとのコメントを述べています。
人気にかげりが出るかもしれないが、価格にすぐに大きな変動はない(週刊朝日でのコメント)
またビジネスジャーナルでのコメントを要約すると、以下の通りです。
・不動産流通標準情報システム(レインズ)で確認すると売却するマンションの数は増えていない
・元々武蔵小杉のマンションは高騰していたので今後は徐々に下がると見られる
・値下がりが『3年経ったら2割下がっていた』程度のことなら十分あり得る
・タワマンや武蔵小杉は買い手が懐疑的になるのも一時的と予想
ということで、武蔵小杉のブランドイメージというような漠然としたものはともかくとして、マンション価格や地価それ自体に大きな変動はないというのが結論です 。
武蔵小杉駅の状況
一方、武蔵小杉駅はどうなっているのかというと、発券機や自動改札の機械などが壊れてしまったため、一部は修復されたものの、混雑は依然続いている模様です。
武蔵小杉駅ひどい行列 pic.twitter.com/elj3StHs7D
— 枕ッケン (@no_used) October 27, 2019
元々が、混雑する駅となっていましたので、機械が壊れた、となると、一度に通れる人数が限られてしまいます。
武蔵小杉駅新南改札の指定席券売機と多機能券売機は1台ずつ使えるようになったのね
だが簡易改札機の設置が続いていたり、近距離券売機2台、ビューアルッテ(ATM)とMV1台が稼働していなかったり、停止中の上記機械には台風被害で電気設備が損傷し十分な電気の供給がないと書かれていたりと爪痕は深そう pic.twitter.com/qRNpdoCZF8
— HE7233 (@e233byjreast) November 2, 2019
電気設備は、いまだに完全復旧ではないようで、タワーマンションにお住まいの方は、通勤にも支障がでていることとなります。
タワーマンションの被害については、表には情報を出さなくてもいいのですが、モデルケースとして、川崎市などが対策に役立てていってほしいものです。
武蔵小杉やタワーマンションに限ったことではないため、マニュアルとして広く共有されることを願っています。
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