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空き家バンクで売れない場合の方法

2022年7月28日

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空き家バンクに登録したのに、待っていても売れそうもないと困りますよね。

空き家を手放す方法としては売却以外にも、”空き家の譲渡”があります。

売れない空き家を手放すための方法をお知らせします。

空き家バンクで売れない空き家

 空き家バンクに相続した実家を依頼してみたのだけれども、問い合わせがほとんどなく、売れる見込みがないとわかった。
空き家バンクでも売れない家はどうしたらいいだろうか。

 

お答え

空き家バンクで売りに出したからといって、すべての空き家が売れているわけではありません。

どうしても売れない空き家は業者に買取を依頼する他、人に無償で譲って手放す”譲渡”の方法があります。

 

答えの根拠

そもそも空き家バンクの成約数は5割未満と報告されています。

成約率として決して高いわけではありません。

 

売れない空き家の方が多いので、近年は空き家を無償で譲渡しようという人が多くなりました。

売れなかったからといって持ち続けることはありません。

空き家は譲渡によって手放すことが可能です。

 

空き家バンクとは

空き家バンクというのは日本全国の自治体の運営する空き家の売却の仕組みと、そのインターネットのサイトを指します。

空き家の所有者が各自治体の空き家バンクに売りたい空き家を登録、そこを閲覧した所有者が希望をすれば売買契約が成約して、不動産が売却できます。

空き家バンクが始まったのは、1990年代から。

アットホームのサイトでは、633の自治体が参加。掲載物件の数は5600を超えていますが、成約率は約5割ほどです。

空き家バンクの開始1990年代
参加自治体数633
掲載物件数5603
成約率46.9%

※出典:空き家手帳調べ

空き家バンクについて詳しくはこちらをご覧ください

 

空き家バンクでも売れない家もある

上記の通り、空き家バンクの成約率の全国平均は、46.9%で、5割未満です。

空き家バンクでも売れないというのはなぜなのでしょうか。

そもそも「空き家バンクに出すと売れる」という期待をもって登録するわけですが、空き家バンクに出したからといって、すべての空き家が売れるわけではないということです。

半分以上は売れ残る家となり、空き家バンクに出したから必ず売れるということではありません。

空き家バンクで売れない理由

空き家バンクでも売れない理由として想定する下の3つを考えてみます。

・不便なエリアに家がある

・家が古過ぎてリフォームにお金がかかる

・価格が高い

不便でも売れないわけではない

空き家バンクは全部の市町村にあるのではありませんで、農村部とか山間部など町や駅から離れた人口の減少している地域でのみ運営されています。

元々このような地域は人が少なく不便なエリアだからこそ空き家が売れにくいので、空き家バンクで自治体がサポートをしているわけです。

ただし、不便だからというのが売れない理由ではないと思います。

もちろん、コンビニもない、駅まで徒歩なら1時間もかかるというようなところにとても住めないという人もいますが、逆にそういうところに住みたいという人もいますし、住居費がかからないためにあえて不便でも住みたいという人もいます。

これから住むところが便利であるのにに越したことはないとは思いますが、不便かどうかは直接の理由ではないと思います。

家が古いよりリフォーム費用

空き家バンクは自治体が運営するものですので、空き家のデメリットも個々の物件について、かなり正直に記しています。

特に「補修が必要」という家については、必ず明記されています。

空き家バンクの家というのは新しいものや、築浅物件もあるのですが、総じて言えば築50年前後のかなり古いものの方が多いです。

空き家バンクのある市町村の中には移住政策を進めているところも多く、リフォーム費用の補助があるところもあります。

空き家バンクを探す人はそもそも低価格というところに魅力を感じている人が多いのです。

古いのは逆に安い理由でもあるので買い手は予想するところなのですが、リフォーム費用がかかる家については家が欲しくても予算が足りない人もいるはずです。

通常の中古物件と同じで、お金がかかる家はいくら安くても物件の価格が高いのと同じことになってしまいます。

自分でDIYで補修ができるという人ならいいのですが、そうではない購入希望者は手が出ない方もいるでしょう。

空き家バンクは価格が高い

もっとも大きな理由は、空き家バンクに出ている空き家の価格が買い手にとって適正かどうかという問題があります。

私などはこれまで0円物件を扱う不動産サイトをずっと見てきましたが、それに比べると空き家バンクの空き家は高いといえます。

空き家を売ろうとするときに儲けようとしてはいけないというのは、空き家の専門家も助言することで、やはり価格は最も大切な要因と言えるでしょう。

関連記事:
売れない空き家も”必ず売れる”専門家の言う秘訣とは

 

空き家を無償で譲渡する方法も

無償で空き家を取引するサービスには具体的にどのようなサイトがあるかというと、不動産店の「みんなの0物件」や「リライト」、格安物件で最初に知られるようになった「家いちば」、空き家を100均にする「空き家ゲートウェイ」などで、今では相当な数の空き家や空き地が取引されています。

「みんなの0円物件」とは

不動産の譲渡は、欲しい人に向けて物件を掲載、欲しい人が見つかれば、譲渡の手続きを行うということで、もちろん掲載自体は無料です。

つまり、空き家を低価格で扱うサイトは空き家バンクだけではなく、民間の不動産店にも広がっているのです。

土地を無償で提供する自治体

その他にも、なんと自治体で土地を無償提供するから、そこに家を建ててくださいというところもあります。

22年の6月に茨城県常陸太田市の別荘地で、女性を監禁の上殺害した疑いで男性が逮捕された事件がありましたが、この”別荘地”というのは、常陸太田市が土地を無料で譲渡している団地の一区画です。

常陸太田市は、他に空き家バンクでも不動産の売買をサポートしていますが、家を建てなくては住めないとはいえ、土地が無償と聞けば格安感は免れません。

※下の記事で詳しく

関連記事:
茨城県女性監禁事件の別荘地は常陸太田市が無償譲渡する宅地

お金を払って土地を処分する時代に

無料や無償というのは0円での譲渡のことですが、実際には売主の方がお金を払った上で、マイナスの形で譲渡をしているるという例もかなりあります。

名目は家の中にある残置物の処分費用が多いのですが、他には登記などの手続き代金はもちろん、固定資産税を支払うなどとして所有者の方が支払った上で土地を引き取ってもらうということなのです。

関連記事:
田舎のいらない土地は相続しないで売る!売れなければ有料の処分に

空き家を手放したい理由

所有者がお金を払っても手放したいとする理由は、固定資産税以外にも、空き家の管理にお金がかかることが挙げられます。

そのうち解体が必要になれば、150万円以上は必ず出費が出ますので、たとえば、50万円くらい出しても手放せるのなら、この先ずっと固定資産税を支払うよりは安く上がるということになります。。

関連記事:
空き家の維持費用は年間55万円 一覧表で試算を示します

また子供や孫の代に田舎の家を残したくない、となれば、これはもうお金の問題ではなくなります。

私が実家空き家を手放すことにしたのも同じ理由です。

関連記事:
私が売却を断行した事情 放棄も処分もできない土地を子どもに残せない

 

空き家バンクで売れなければ譲渡を

上に記したように、空き家バンクで売れる家もありますが、半数は売れ残ることがわかっています。

売ろうと努力したけれども、売れない家や土地については誰かに譲る方法で手放すことができます。

空き家バンクで売れなかったからといって、そのまま空き家の持ち続ける必要はありません。

みんなの0円物件の成約率は8割

なんと、「みんなの0円物件」の成約率は8割で、10軒のうち8軒の所有者が、空き家や土地を手放すことに成功しています。

空き家バンクで売れなかった家も、ぜひ掲載をご検討ください。

もちろん掲載は無料ですので、下のバナーから説明をご覧の上、お手持ちの不動産を登録してみてくださいね。

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