タワーマンションに任売物件が出るとの予想、本当なら、タワマンの部屋が音特に変えるチャンスかもしれません。
書き手は住宅ジャーナリストの住宅榊淳司さんですが、併せて晴海フラッグや、首都圏のマンション価格はどのようになっているのか、最近の話題からまとめます。
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コロナで不動産業界に影響大
コロナショックで大揺れの不動産業界、ネットにはマンション価格が下がるという予想と、変わらないという予想、リモートワークによる変化、住宅ローンの破綻などの様々な情報が飛び交っています。
これほど、不動産業界が短期間に大きな影響を被ったということはこれまでになかったことではないでしょうか。
ネットの情報の中には、不動産屋さんの側にいる書き手の、情報というより、明らかに”戦術”であるような内容のものもありますが、専門家の意見には、コラムの全部とは言わないまでも、正しいところは必ず含まれています。
不動産業界の大きな変化
コロナ下の不動産業界の大局的な変化については、おおむね下のようなことが報道されてきました。
・新築物件の着工数が前年比12.9%減
・リモートワークによる地方移住と需要増の地域
・GDP27.8%減のコロナ不況で住宅ローン破綻
・・・
住宅ローンに関しては、既にこれまでにさまざまなルポが出ています。
コロナショックの景気後退は、リーマン以上と言われています。
マンション価格の値下がりに期待も
一方、首都圏のマンションに関しては
・価格の下落の正否
・晴海フラッグの入居の遅れとキャンセル可
が一番関心の高いところではないかと思います。
史上最大のプロジェクト 晴海フラッグ
晴海フラッグの問題は、既に契約をした方と購入希望者にしか直接には関係はないところですが、やはり史上最大のプロジェクト、これが成功するかしないかが実際の不動産の局面の一つの指標になると同時に、それによってこれからの市場にも影響が出るでしょう。
首都圏のタワーマンションに格安物件
今回のもっとも注目したいところは、首都圏のマンションに格安物件が増えるとの予想です。書き手は榊敦司さん。
とはいっても、マンションが即値下がりするということではありませんで、住宅ローンに破綻するカップルが増える、それによって、任意売却物件や競売物件が増えるという予想です。
任意売却物件とは
任意売却物件とは、私も地方ながら既に何度か内見に行ったことがありますが、住宅ローンが支払えなくなった人の物件が売りに出ることです。
やや荒れている場合が多いですが、それを除けば、普通の家と何も変わりません。
差し押さえの競売物件となれば、これは競売ビットという特殊なサイトに掲載され、通常の購入方法ではなくなります。
任売物件なら、普通の住宅売買サイトに出ていますので、誰でも見ることもできますし購入ももちろんできます。
価格は明らかに他の家に比べて安い上、いろいろ特徴があるので、慣れて来るとわかります。うまくいくとお買い得な物件です。
マンションの任売物件の増加
榊敦司さんが言うのには、「融資対象住戸は任意売却や競売というカタチで市場に売り出される」ということで、それがいつかというと、
早くて9月以降。年末から来年にかけて急増する可能性もある
任売物件は”9月から”の理由
なぜ、格安物件が出始めるのが9月なのかというと、要するに夏のボーナス時に、それ以前に仕事に支障が出てしまった場合に、支払いができない。
支払いが滞ってしまった場合、延滞期間はおおむね6か月、住宅金融公庫の場合、銀行が3か月で何らかの対処をするので、ボーナス時から数えて、9月がそろそろそのような物件が出てくることが予想できるというのです。
タワーマンションに任売物件が増える
それはどのような物件かというと、首都圏の場合にはタワーマンションがその筆頭に挙げられるというのが榊さんの弁で、タワーマンションは「パワーカップルが背伸びをして買いがち」だからというのがその理由です。
ですが、今回のようなコロナショックというのは、ひじょうに特別な要因の一つなので、通常のローンの安全な支払額に設定をしていても、仕事がなくなったとなれば払えなくなる人がいてもおかしくはありません。
「背伸び」といえばそうかもしれませんが、「頑張ってローンを返そう」という気概で買われた方もいるはずです。
タワーマンションには限らず、高額なマンションならいずれにも起こりうることですが、やはりタワーマンションは価格が高いということで、くくりの上ではそうなるかもしれません。
晴海フラッグのタワーマンションはどうなる
記事の中に「晴海フラッグ」が挙げられているので、晴海フラッグに関しても、ローン破綻が起き得るのかというと、もちろん今後は他のマンションと同様に起こり得るかもしれませんが、今現在のことではありません。
晴海フラッグは、オリンピックが1年延期となったので、オリンピックが確定すれば入居も1年遅れとなり、ローンの支払い開始も遅れることとなりました。
当初は、「手付金は返却しない、キャンセル不可」と言われていた点も、今では可能となりましたので、1年遅れている間に、購入者の生活に大きな変化があれば、破綻以前にキャンセルができます。
支払えないとわかっている場合は、契約を遂行するとは思えないので、晴海フラッグに関して言えば、入居してすぐに破綻というようなことは逆にあり得ないのではないかと思います。
これまでのコロナと晴海フラッグ関連記事
晴海フラッグ、五輪延期で手付金の解約可 今後2割値下げの予想も
タワマン住戸の任意売却
ただし、タワーマンション全般については、榊さんの予想だと、
夫婦どちらかの収入が途絶えるか激減すると、たちまち返済に窮する。 今後、こういった「背伸び買い」のタワマン住戸が任意売却で市場に出てくる可能性がある。
となっていて、このような物件は、マンション、タワマン、戸建てに限らず必ずあります。
買う方にとってみれば、家がお得に買えるチャンスともいえます。
任意売却物件は狙っても見つけられるとは限りませんが、住宅ローンの破綻も十分あり得ることと考えて、チェックをされてみてはいかがでしょうか。
主要都市のマンションの値下げについては、それまでのデータを参考にしたいところですね。
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