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晴海フラッグ、価格やタワマンの設備はよくてもすすめない理由

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晴海フラッグの価格や部屋の様子が「ブラタモリ」で放送されました。

晴海フラッグからの部屋の眺めがあまりにも素晴らしかったのはいうまでもありません。

晴海フラッグの価格は低めであるところも魅力ですが、意外なのが不動産の専門家はいずれも「買わない方がいい」との否定的な意見を述べている点です。

専門家が晴海フラッグをすすめない理由というのは何かを詳しくお知らせします。

この記事は、21年10月に更新しています。

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晴海フラッグ ”選手村マンション”とは

晴海フラッグの正式名称は「HARUMI FLAG」。東京五輪選手のために建設している宿舎を、大会終了後にマンションとして一般に分譲するというものです。

総戸数5632戸、計画人口1万2000人と言われ、大手デベロッパーが11社で開発、販売するもので、この規模は都内最大であり、史上最大の一大プロジェクトとなっています。

※ 2021年時点の最新情報はこちら
晴海フラッグの最新価格 2021年10月現在 最多は6400万円台

晴海フラッグの概要

  • 正式名称 HARUMI FLAG
  • 総開発面積 約13万4000平方メートル
  • 建物戸数 24棟  商業施設を含む
    ・分譲 4145戸
    ・賃貸 1487戸

  • 売主
    三井不動産レジデンシャル株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、野村不動産株式会社、住友不動産株式会社、東急不動産株式会社、東京建物株式会社、大和ハウス工業株式会社、住友商事株式会社、NTT都市開発株式会社、日鉄興和不動産株式会社、住商建物株式会社

 

晴海フラッグの価格や間取は?

各選手の個室数部屋を一つにつなげるということで、広さや間取は広く大き目、そして、都有地に建てられているために、坪単価は302万円、それでも価格は1~3割安と相場に比べてお得感があります。

とはいっても、1区画が低いもので5400万円から1億越えということなので、安い高いという以前に、まず購入は限られた人になってしまいそうなのはこれまでと変わりません。

 

晴海フラッグの価格第1期

晴海フラッグの第一期の価格の概要は以下の通りです。

■SEA VILLAGE
販売価格:7,550万円(2戸)~23,000万円(1戸)
最多販売価格帯:8,600万円台(15戸)

■PARK VILLAGE
販売価格:5,400万円(1戸)~13,240万円(1戸)
最多販売価格帯:6,400万円台(24戸)

晴海のタワーマンションと価格

晴海フラッグ関連で、晴海の湾岸エリアにあるタワーマンションのルポです。

ベイサイドタワー晴海、そして、豪華さで群を抜くドゥ・トゥール。

テレビ東京のBSチャンネルで放送された「隣のスゴイ家」からのデータです。

ベイサイドタワー晴海の価格

ベイサイドタワー晴海は、2LD・K 5800万円~、3LD・K6800万円~。

総戸数352戸・地上33階建てのタワーマンションです。

ドゥ・トゥールの価格

ドゥ・トゥールは52階建て。豪華なエントランスや共有設備が特徴のタワーマンションです。

こちらの価格は、2DKで7900万円。

価格は高目ですが、共用エリアの画像を見ると思わず目を奪われる素晴らしさです。

晴海フラッグ、五輪延期で販売が休止

2020年3月下旬発売予定だった新街区サンビレッジについては、新記事に記しましたが、東京オリンピックの延期で、販売も延期となりました。

また、コロナウイルスで、入居の延期、そして、コロナウイルス感染者の一時滞在施設としての利用など、晴海フラッグにも変化が生じています。それぞれの記事でご確認ください。

 

晴海フラッグの売れ行き

晴海フラッグの売れ行きは、第1期は「ほぼ完売」と伝わっていますが、実際は、そういうほど売れたというほどではないという専門家の指摘もあります。

投資用を除くと倍率は2倍以下だ問うのが、さらに、4倍以上でないと、全戸4千以上は売り切れいないという内輪の意見も。

晴海フラッグの売れ行きは”ほぼ完売”でも微妙

晴海フラッグの売れ残り

晴海フラッグの売れ残りについては、下の記事を

晴海フラッグの売れ残りは?評価と割安の部屋の紹介サイト

 

晴海フラッグ、価格は安くても問題点が

晴海フラッグの欠点、専門家が問題ありとする点は、どこにあるのでしょうか。

以前から方々で言われていることですが、問題はおおむね3つに集約されるようです。

・駅までが徒歩30分と遠い
・交通手段が少ない
・2023年(※現在2024年)まで入居できない

以下に一つずつ解説します。

特に、「2033年まで」の予定は、オリンピックでさらに1年延期となっているところです。

勝どき駅までが遠い

晴海フラッグの最寄り駅は、都営大江戸線「勝どき」駅、これが、徒歩で最大で30分近くかかるそうです。

あまりにも距離があり、東京なのに考えられないという方が多いです。

勤務先が近くにあるという方は問題ありませんが、都心に通勤したいという場合は、毎日その駅まで通うことになるのですから、多少条件が悪くても、都心に住んだ方がよほど早いことになりかねません。

晴海フラッグから駅への交通はBRTのみ

晴海フラッグの交通手段はBRT(バス高速輸送システム)というものが唯一の交通手段ですが、専用レーンなどが整備されておらず、混雑が予想されています。

実際運行してみないと、移動に十分な便があるのかどうかなど、これについては販売元も詳しくはわからないということです。

このBRTについての疑問は、同じ湾岸エリアのマンションには、度々指摘されるところです。

晴海フラッグの入居は’24年から

また、五輪選手の宿舎の再利用ですので、入居できるのが当初の予定で2023年、その後のニュースでは五輪延期で2024年以降ということです。

買ってすぐ住みたいと思ってもすぐには住めません。

早く引っ越し先を探さないといけないという目的での購入は無理そうです。

そもそも、購入後数千万円をそのまま数年寝かせることになるので、特殊な状況ではあります。

晴海フラッグ延期の状況

五輪延期の影響は当初手付などは戻らない、キャンセル不可かもしれないと報道されましたが、今はその辺りの条件は緩和されています。

晴海フラッグ購入に低金利のローンが利用できない?

晴海フラッグ、購入者への直接の問題点のもうひとつは、住宅ローンの問題です。

2023年の引き渡しということは、単に入居を待たされているということだけではなく、今の住宅購入の最大のメリット、低金利にも漏れる可能性があるという点です。

なにしろローンというのは最大35年ですので、金利が高ければ、実際の金額以上に、気分的にもあとあと尾を引く大きな問題となります。

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晴海フラッグの”新しい街”の魅力

様々な問題も指摘される晴海フラッグですが、晴海のエリアにはマンション単体ではない町としての魅力があります。

専門家としてのコメントで売り物にケチをつけて大丈夫なのか心配になりますが、それでも「すぐに売れてしまう」というのがおおかたの見方です。

なので逆に、少しくらい欠点を述べたとしても、大丈夫というところなのかもしれません。

欠点はあっても、安さや景観、新しい町に住めるという利点がそれらの欠点をも十分上回るとも言えます。

晴海と湾岸エリアの街づくり

晴海フラッグは何しろ最初のプロジェクト、湾岸エリアのポテンシャルについてはまだまだ未知数で、マンションそれ自体の設備は良くても、それより大きな町単位での話、すなわち「街づくり」のこととなると、今のところまだわからない点が多いのです。

ただ、そのような新しい町に住んでみたいというモチベーションを持って、引っ越してくる人に関しては、この点がむしろ利点にもなります。

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