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空き家を所有者はなぜ売らない?の答え

2022年10月5日

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空き家の所有者は空き家をなぜ売らないのでしょうか。

この疑問に空き家の所有者だった立場からお答えしながら、空き家を売らないことのデメリットをお知らせします。

空き家が増えている

都会でも田舎でも家のたくさんあるところでは空き家が見られない所がなくなるぐらい空き家が増えていますね。

中には十分綺麗な空き家も見られて、通りがかりの人からは

もったいないなあ、どうして空き家のままになっているのだろう。売ったり貸したりしないのだろうか

という疑問の声が聞かれます。

空き家の所有者はなぜ空き家を売らないのでしょうか。

 

空き家を売らない理由

空き家の所有者がなぜ空き家を売らないのか。

かつて空き家の所有者だった私は空き家を売らない人の気持ちもよくわかるので、その立場に戻ってお答えしてみます。

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相続で生じる空き家

現在地で見られる空き家はほとんどが相続によって生じた空き家だと思います。

住み替えであれば、次の住居を得る資金にするために、家はすぐ売却をするのが普通ですが、相続による空き家ということが、空き家の売られない理由の一つです。

空き家が増えた理由1

日本で家が増え始めたのは今から40年前ぐらいがピークでした。

それまでは一般的な住まいは貸家や社宅などが主流であったのですが、高度成長期に入って生活に余裕が出るとたくさんの家が建てられるようになりました。

ニュータウンとか郊外型団地と言われるものがその頃の住宅地の総称です。

人口減少で空き家に

そして今はその頃空き家を建てた人が70代80代となり、亡くなったり施設に入ったりして人が住まなくなったのが空き家です。

この世代は団塊の世代と言われる人口分布が最も多い世代であったのですが、その人口のピークを過ぎて、その世代の家が一度に空き家となることになったのです。

空き家の数が多い

おそらく、空き家が目立っていて「売られていない」と思われているのには、売る売らないでなくて、空き家の総数が多いことに関連しています。

つまり、空き家になった家がすべて売られていないわけではなくて、一定数は売りに出されているのですが、そうならなかった家もあり、その数が多いので「空き家が売られていない」とみられているのでではないかと思います。

空き家が増えた理由2

空き家が増えた理由のもう一つは家族構成や家族制度の変化です。

一昔前であったなら親と必ず同居する子供がいたのですが、今は子供たちは皆都会に出ていて親とは別なところに住まいを持っています。

さらに、都会から田舎に U ターンをする人の数は限られており、移住をする人もごくわずかです。

若い人よりも高齢で亡くなる人の方が割合的に多いので 家が余って空き家が多くなっているのです。

高齢で亡くなる人の方が割合的に多いので家が余って空き家が多くなっているのです

空き家を売る考えに至らない

それでは新しく空き家の所有者となった人は なぜ家を売らないのでしょうか。

上に述べた通りこれは相続の空き家です。

なので新しい世代の人は家をどうするというノウハウというより、売るという考え自体を持っていないのだと思います。

つまり、ポリシーがあって空き家を売らないと決めているのではなくて、相続した空き家を得に売る必要がない、売るという考えが薄いため、空き家がそこに在り続けるということなのではないかと思います。

要は「売らない」という意志の結果ではなくて、何もしていないために空き家がそこに在るというだけのことです。

実家の空き家の例

私の相続した空き家の場合も、当時は1200万まで出すと言われていたので消してその当時のお金としては安かったわけではありません

空き家を売却することももちろん考えて不動産店に来てもらったり、中にあった荷物を処分業者を頼んで処分をしたりはしていたのです。

にもかかわらず、結局は実家がそこにあったのでそのまま置いておくことに何の差し支えも感じなかったと言った方がいいと思います。

今日は家を売却したという経験がないので、例えばメルカリなどで不用品を売ったとしても空き家を売ろうとは思わなかった、その程度の理由です。

「実家を売るのは寂しい」理由も

もちろんそこには実家が売れてしまったら寂しいとか、もちろんそこには実家が売れてしまったら寂しいとか時々実家に来るだけでも気が休まっていいな という、実家に対する愛着があった気持ちも大きく関係しています。

多分空き家を売らないほとんどの人は、売らなくても困らないという消極的な理由だけではなくて、実家に対する愛着が空き家を売却して得られる利益を上回っているのでしょう。

空き家の管理の知識がない

またもう一つは、 古い家の管理というものを経験したことがないので、家が古くなるとどうなるかを知らないためもあるでしょう。

要は、私たちの世代は子どもの頃に新築の家に住んだため、それまであまり古い家に住んだという経験がないためもあるでしょう。

そこで初めて売ろうと思った時に、 大きな混乱に直面することになります。

空き家が売れない!

古い空き家は売りに出したとしても、売れないという困難です。

中には放置されているように見える空き家でも、実際には売れないという空き家は相当数あります。

看板が出ている空き家ばかりではないので、「売らないのかな」と思われているだけかもしれません。

他の人も同じように古い空き家を売りに出しているため、空き家は新しいものから売れていき古い空き家はいつまでたっても取り残されることになります。

またそうこうして手をこまねいているうちに、外壁が色あせてきたり、どうかすると雨漏りが起こったりすることがあります。

一旦問題が起こってしまった空き家はもう通常の売却では売りに出すことができなくなります。

実家の空き家売却の例2

実家の場合は家と土地それ自体に様々な問題がある上に、その費用負担をされた相続人の一人が連絡を絶ってしまったために相続登記もできないという事態に陥ってしまいました。

いわば空き家があったために相続人同士のトラブルが起こってしまったともいえます。

その状態でもなんとか売りに出そうと不動産店に中を見てもらったのですが、たった2年間を開けただけで屋根に雨漏りが見つかってしまいました。

こうなると費用をかけて屋根を葺き替えるとか補修をした上でないと空き家が売れません。

もしくは最大で200万円をかけて更地にして土地だけを売るとしても、いずれにしても費用がかかります。

うちの場合はもともと上記のように家と土地に問題があった上、その地域の空き家率が18%と高率のところでした。

そのため高い値段での売却はできないと見越して業者買取で売却をして解決しました。

売れて本当に良かったと思いますがそこに至るまでには10年がかかってしまったのです。

他の実家の例3 松本明子さんの空き家

俳優の松本明子さんの実家空き家の話はよくメディアに登場しますが、空き家の維持費にトータルでなんと1600万円ものお金がかかったそうです。

これを第三者の立場で聞いていると「そんなにならないうちに空き家を売ればよかったのに」と誰もが思うことでしょう。

しかし最初から1600万円がかかるとわかっていたら、いくら高収入のタレントさんとはいえもっと早くに空き家を売っていたでしょう。

その時々に必要なことを行なっているうちに とうとう費用が累積して膨れ上がってしまった結果だと思うのです。

空き家は売却するのがおすすめ

これから空き家を所有する人には、実家への愛着はとても理解できます。

しかし空き家を所有し続けるとお金をかけたらかけただけ手放しづらくなります。

相続した時点で誰も入らない住みたくないということが分かった空き家は 後悔が残らないように自分なりのお別れをするなどして、できるだけ早く売却をすることをお勧めします。

空き家率をチェック!

特に建物の状態は目視ではわかっても、その地域の空き家がどれだけ売れていないかということは離れたところに住んでいる場合は把握が難しいものです

空き家が比較的新しくきれいなものであったとしても、売れないとなった地域の空き家は売れません。

今はまだリフォーム目的で買い取りするなどが可能でも、需要がないとなったら買取業者も手をつけなくなってしまいます。

空き家は今は5軒に軒でもその後は3軒に1軒の割合で確実に増えることが計算で分かっています。

まだまだ先のことだと思うかもしれませんが地方はすでに5軒に1軒の所が多いのです。

空き家は売れるうちに売る

空き家は需要があるうちに売りましょう。

愛着が残っていて売ったら後悔しそうだなと思っても売りましょう

今からもっと年数が経った時に「あの時に売っておいて良かった」と思う日が必ず来ます。

そうなると空き家を売って後悔するよりも、空き家を売らなかった後悔の方がはるかに大きくなります。

空き家が老朽化しないうちにできるだけ高い価格で売ってください。

そしてそれを実家の思い出に替えるのがいちばん良い方法です。

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