広告 土地売却

隣の土地が売りに出たら買った方がいい4つのケース

※当サイトは広告を含む場合があります。読みづらかったら申し訳ありません

隣の土地が突然売りに出た。急にそう知らされたら誰でもびっくりしますよね。

地方では時々空き家になった家や土地が売りに出ることがあります。

比較的価格が安いと思うと、買った方がいいのか誰もが考えることでしょう。

隣の土地が売りに出たら買うべきかどうするか、目安になる考え方をお知らせします。

隣の土地が売りに出た

スポンサーリンク

隣が空き家になって久しいと思ったら、いつの間にか売り物件の看板が出ていて売りに出たことがわかった

ちょっとびっくりするでしょうが、次に考えることは誰しもが同じことです。

この場合は、隣の家を買った方がいいのでしょうか。

「隣の土地は借金してでも買え」

そんな時によく言われるのが「隣の土地は借金してでも買え」ということわざです。

今地方はどこも人口減少しており、家は土地が余っている状態です。

空き家の所有者は困って0 円でもいいから手放したいという話が少なくありません隣の土地を買うなど余計な荷物を背負いこむようなものだという意見も当然あります

隣の土地の条件による

しかし、一方で隣の家を買った方が絶対にいい場合もあります。

これから家を売却しようという時ですら、隣の家を買ったほうが条件が良く売れる時もあるのです。

隣の土地を買ってメリットがあるのかどうかを詳しく考えていきましょう

関連記事:
旗竿地は隣の土地を買うか売るかするとよい理由

再建築不可物件が売れない!隣地取得,等価交換,34条の但し書きもチェック!

隣の土地を買った方がいい場合

隣の土地を買うことを専門用語で「隣地取得」といいます。

隣地を手に入れることで資産価値が上がる土地の形状は、旗竿地、再建築不可の袋地、狭小地、セットバック要物件などがあります。

  • 旗竿地
  • 再建築不可の袋地
  • 狭小地
  • セットバック要物件

一部の物件はいわゆる問題あり物件と呼ばれる土地です。

※再建築不可物件については
再建築不可物件とは
再建築不可物件に建て替えするには

再建築不可物件を買い取り!

再建築不可物件や訳あり物件全般は、買取専門の業者である”訳あり物件買取プロ”があります。

24時間査定依頼を受け付けています。
※訳あり物件買取プロの口コミを読む
訳あり物件買取プロの評判と口コミ

 

土地の条件が改善される

上記にあげられる土地は皆、土地の前面道路の道路付けに関するものです。

いくら変えたくても道路を後から足したり場所をずらしたりすることはできません。

しかし、上のような土地は隣地を手に入れるだけで、その土地の悪条件が即解決することがわかっています。

そのような場合には隣の土地を買うことは最も良い方法であり、隣の土地が売りに出たら問題解決のチャンスでもあるのです。




隣の人が旗竿地を買うと…夫の実家の例

旗竿地,隣地取得

夫の家の周辺の例です。

この場合旗竿地は夫の実家ではなくて、Bさんの家の方です

Bさんは家に入るのには、Aさん宅と実家の間の通路を使って出入りをしています。

車は通路部分に縦列駐車で2台を駐車しています。

これが旗竿地と呼ばれる形状の土地です。

もし、Aさん宅の土地が売りに出てBさんが買ったとすると、Bさんは通路分だけではなくて土地の一辺が全部道路に面することになります。

土地の条件がよくなる

もし、Bさんが隣の家を買った場合の図は上のようになります。

大通りに面するため、もはや旗竿地ではなくなります。

そうなると、この土地を買うことで土地の条件が良くなり価値が上がります。

どうしてかというと、土地の形状が良くなったことで使い勝手もよく、さらに公道に面することで間口が広くなり車の出入りも自由にできるなど条件が格段に良くなったからです。

隣地取得で地価が上がる

この場合、単に土地が広くなったから高くなったというだけではないのです。

これまで持っていた部分に関してもこれまで坪単価が15万円だったとするとそれが20万円になることが期待できます。

たとえば土地の面積が100坪だったとすると、1500万円だったのが2千万円になることになるのです。

それによって500万円値段が上がるなら、たとえば前のAさんの家が500万円で売りに出たとしても、自分の土地を売る時に売却で木が大きくなりますので、当然買った方がいいということになります。

旗竿地の隣地取得の例②

こちらは私の実家の方の例です。

接道は前面道路一つのみでそれが私道であったために、土地購入時や家の新築・増築の際に銀行ローンが組めないと言われていました。

そのような土地は売りに出したとしても、まず売れる見込みはないと言えます。

しかしもし、市の道路と私道と両方に土地が面している、Cさんが実家の土地を買ったとしたらどうでしょう。

隣人には土地が高く売れるメリット

Cさんの家は公道に面しているので、両方の土地を合わせれば実家も公道に面している土地ということになります。

広い一続きの土地とすることで、坪数分高く売れることとなりますし、実家を所有している私にしてみれば、売却がほぼ不可能である土地をCさんに買ってもらうことで、多少安く売ったとしても売却が可能になります。

それどころか、Cさんが買う場合はこちらの条件が良くなるために、他の人だったら値下げが必要でも、Cさんなら普通の坪単価に近い価格で売ることが可能です。

Cさんにしても、結果広い土地が使えて後に売る時にも高く売れますので、お互いが得をすることになるのです。

 

土地を買うか検討すべき場合

このような特定の条件に当てはまる土地でない場合でも、上に記したようなその土地があると利便性が増したり、楽しみが増すという場合は買うことを検討しましょう。

例えば下のような改善がみられる場合はどうでしょうか。

  • 日照が良くなる
    ・・・日陰の原因だった家がなくなる
  • 環境が変わる心配がない
    ・・・新しい隣人によって日照がさえぎられるなど
  • 子供などが近くに住める
    ・・・近距離の物件が手に入る
  • 今後の自分での土地活用
    ・・・家庭菜園や車庫の増設など
  • 一体化した土地にできる
    ・・・アパート建設など
  • 解体等工事の際に敷地に重機が入れる
    ・・・解体費用がやすくなる

これらのメリットは道路の問題のように、すぐに土地の価格が上がるとか売れるときに有利といったような経済的なメリットばかりではありません。

しかし、住んでいて利便性が格段に良くなったり、土地を利用することで今後の楽しみが増えたり、収益を増やす可能性もあります。

また、自分の家の解体工事を行うという場合には、重機が入れる入れないで費用が数十万円は確実に違いますので、こちらも経済性に影響するメリットがあります。

売るときに高く売れる以外にも、土地の使い勝手が良くなるということも大きなポイントです。

特にこのうちでも、子どもや親族が住むという場合は、十分検討に値すると思われます。

隣の土地を買った場合の費用

土地を買った場合の費用は、購入の代金だけではなくその後の維持費もきちんと調べておきましょう。

まずは、固定資産税や土地が広い場合の維持費はどの程度かということです。

今は良くても将来的に樹木伐採や草取りの費用が大変になりそうかどうかということも含めて考えましょう。

地価について

隣地であれば、お隣さんのよしみで購入代金は交渉できます。

特に、田舎の売れない地域の土地であれば安く譲ってもらうことも可能になりそうです。

その地域の地価については下のような方法で調べることができますので参考にしてください。

土地の価格の相場を調べる方法4つ

土地に家が残っている場合

空き家,買取,売却

もし、隣の家に、土地だけではなく家、または空き家がそのまま残っているという場合にはどのようにしたらいいでしょうか。

基本的には、その家を今すぐ使いたいというのでなければ、家に関しては解体を前提で交渉するのがいいと思われます。

空き家の解体費は

空き家の解体費は150万円から200万円はかかりますが、家付きの土地の場合は、自分で解体をする必要はありません。

その際に参考になることといえば、築年が20年を過ぎた家に関しては、資産価値はゼロだということです。

リフォームをしたばかりだとかいう場合は、多少プラスされることはありますが、築年の古い家の場合はリフォームをしたからといって大きく価格が跳ね上がるということもないでしょう。

家の築年別の相場

家の築年別の相場を簡単に表にまとめると下のようになります。

築年数価格
10年目まで5割
15年目まで2割
20年目ほぼ土地のみ

家屋の材質別の耐用年数は下の記事を参考にしてください。

家の売却の築年数ごとの相場一覧

家を残しておいてもらうのは、あくまでその家を使いたいという場合のみです。

家があったほうが何かと便利なような気はするかもしれませんが、家は2つもいりませんし、物置にするには大きすぎるのがほとんどです。

身内が引っ越してきてリフォームをして住むという場合以外には、家に関しては慎重に検討して決めてください。

隣地取得のまとめ

  • 土地があった場合の利便性がアップするか
  • 土地を買い足して地価が上がるか
  • 将来その土地を使う身内がいるか
  • 売却の際に高く売れるか

隣の家が売りに出た、または隣から土地を買ってほしいと言われたような場合には、まずは上記のポイントを基準に考えてみて下さい。

-土地売却