空き家バンクとはどういうものでしょうか。
タレントの松本明子さんが実家を空き家バンクで売ったとして話題になっています。
空き家バンクでの売却と、空き家バンクで売る前に試してもらいたい売却の順番をお知らせします。
空き家バンクとは
目次
空き家バンクという言葉はだいぶ前から知られるようになりました。
空き家バンクというのは、各自治体が空き家や土地の売買物件を集めて管理している不動産売買の仕組みとそのサイトを指します。
空き家バンクがある自治体
空き家バンクはインターネット上でサイト化され、日本国中の空き家バンクがサイトで閲覧できるようになっています。
現在全国の空き家バンクの物件総数は5500軒以上。
ただしすべての市町村に空き家バンクがあるわけではありませんで、現在は空き家の多いところのみとなっています。
※全国の空き家バンクはこちらから
アットホームの空き家バンク
空き家バンクの仕組み
市町村が空き家を売りたい人の物件を募り、それを自治体が管理するホームーページや民間の不動産サイトが一覧にして掲載。
空き家バンクのサイトを閲覧してその家や土地を買いたいという人が、物件を購入できるという仕組みです。
普通の不動産サイトと仕様はほとんど違いはありません。
空き家バンクの目的
空き家バンクの目的は空き家となってしまった家や空き地、売れない不動産をスムーズに売却につなげる、いわば広告活動が主となるものです。
市町村が「空き家バンクの物件」として広報することで、公共機関が紹介する物件として安心を感じて購入する人が多くなるためですね。
空き家バンクで売却した松本明子さん
この空き家バンク、特に近年ではタレントの松本子さんが高松市で相続した実両親の実家を空き家バンクで売ったことが繰り返し報道されて知られるようになりました。
松本さんの場合は最初は町の不動産店を通じて、実家を売却しようとされたようです。
ところが、すすめられた売却価格があまりに安かったとして、いったんは売却を中止。
そうこうしているうちに、空き家にかけた費用が1千万円以上にも膨れ上がっていました。
その後あらためて今度は空き家バンクで売却をしようとして物件を空き家バンクのサイトに掲載してもらったところ、640万円で売れたということなのです。
たいへんな経験だったと思いますが、成約して本当に良かったですね。
※松本さんの売却について詳しくは
空き家バンクで売却できる?
空き家バンクは家と土地の両方を誰でもが利用することができますので、売りたい物件がある方はもちろん、以前売りに出したことがあるがなかなか売れなかったという方も、利用してみるのがいいでしょう。
まず家土地のある市町村に空き家バンクがあるかどうかを、自治会のホームページや市役所などで確認してみてください。
売却したい家土地がある市町村に空き家バンクがあることがわかったら、掲載してもらうように手続きできます。
空き家バンクの前に
しかし、空き家バンクはどちらかというと売れにくいエリアにある空き家を売る時に有効な方法です。
松本明子さんも最初から空き家バンクで売ろうとしていたわけではありません。
家がある場所によっても、売れ行きなどの条件にも違いがあります。
最初から空き家バンクで売ろうとせずに、まずは通常の仲介である一括査定で高く売れるかどうか試してみる方が高く売れる可能性があります。
空き家の価格を知るには
最初に空き家バンクでの価格が適正なのかどうかは、必ず調べる必要があります。
家は売り方を間違えると数百万円の違いができることもあります。
空き家バンクより高い価格で売ってくれるという不動産店もあるかもしれませんし、最初から弱気にならずに、高めの価格で始めるのが一般的です。
空き家バンクを利用しての売却はそれからでも遅くはありません。
空き家バンク利用の順番
上は、空き家バンクでの売却に至るまでの順番を示した一例です。
価格の査定を依頼するのが最初ですが、空き家バンクなら一か所で「何百万」と出たらその価格で売るということになってしまいそうです。
というのは、普通の方はよほど図々しくないと、もっと高くともいえる人ばかりではないからです。
例えば、
A社が 1000万円
B社が 900万円
C社が 800万円
という提示の方法があれば、「もう少し高く売れるのではないか」と思った時に、B社の900万円、またはA社の1000万円から売りに出すことができます。
逆に価格は安くても、早く手放したい、売りたいという場合は、C社に800万円で依頼してもいいかもしれません。
空き家を売ろうとするときに儲けようとしてはいけないというのは、空き家の専門家も助言することで、やはり価格は最も大切な要因と言えるでしょう。
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空き家バンク以外のメリット
今はネットの一括査定で、複数社での価格を比較するのが一般的です。
個人ではあっちとこっちの不動産屋両方を回るのはたいへんですし、そもそも小さい町だと、掛け持ちは悪いかなと思ってなかなかできませんが、一括査定では最初から「複数社が査定をする」ことで合意が取れています。
なので遠慮なく、各不動産店の価格の比較ができるのです。
さらに、家土地の売却は最初から弱気になる必要はありません。
相場相当よりもちょっと高めで出して、売れれば本当の意味での儲けものです。
売れなければ何度でも価格は下げられます。
最初から買い手にとってのお得な価格にする必要はないのです。
空き家バンクは最終手段
そのあとで、やはり売れないなという時は、これは物件の問題ではなくてやはり物件のあるエリアの問題です。
その場合は、自治体のサポートの元空き家バンクを利用してみてくださいね。
一括査定のおすすめ!
まずは高額査定の可能な”ズバット不動産売却”がおすすめです。
空き家が売れない時は
空き家が売れない時は譲渡でも手放せます。
空き家が欲しい人と売りたい人両方のための空き家の譲渡サイトがあります。
利用者からは「売れなくて処分に困っていた実家をすぐに手放すことができた」と好評です。
長年売る努力をしても売れない不動産については、みんなの0円物件のご利用をおすすめします。