田舎の売れない実家の空き家や土地、相続したものの、売れないとあきらめてはいませんか。
家が売れないと悲鳴を上げている方に朗報です。
先日「どんな田舎の家であっても必ず売れる」との専門家の意見を読みました。
田舎の家や土地が売れるというのは本当でしょうか。
その場合、売るためにはどんなことをすればいいのでしょうか。空き家の専門家の意見を伝授します!
田舎の空き家が売れない!
目次
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田舎にある親の実家、誰も住まないので売ろうと思ったのだが、売れないので困っている。 なんとか売る方法はないだろうか。 |
お答え
売れない空き家を売るために、専門家の言う秘訣は、下の2つです。
・早い時期に売れる価格で売る
・儲けようとは思わずに格安でも売る
田舎の空き家を売るには
この2つさえ満たせば、家も土地も、”必ず売れる”というのです。
もう少し詳しく説明すると、不動産を現金化するためには、まず、仲介による売却を試しましょう。
多少売れない地域でも、中には欲しいという人がいる場合があります。
問い合わせがなければ、そこからさらに値下げをして、欲しい人がいればそこで売買成立です。
それでも売れなければ、一般の人ではなくて、業者に売却をするという最終手段があります。
それらをネットで一度にできるのが、一括査定です。遠い田舎の実家に行かずとも、お手持ちのスマホやパソコンですぐさま見積もりが得られます。
家と土地両方についての査定が受けられます。
答えの理由
私は東京から北に2県離れた北関東にあった実家の空き家の売却に成功しました。
その当時のその市の空き家率は18%以上。日本でもワーストに入る空き家率です。
なぜ、それなのに私の家が売れたのか。それは、空き家対策の専門家である中山聡さんの本にあることを、ほぼその通り実践したからなんですね。
田舎の空き家が売れない!
田舎の家は、現在驚くほど売れなくなっています。
対して、東京など都会の家に関しては、いくら人口減少とはいっても、一部は土地バブル、売れないということはないのです。
売れないというのは、やはり圧倒的に田舎に多い現象であり、悩みなのです。
そんな悩みを解決してくれるのが、一級建築士で不動産鑑定士の中山聡さん。
『闘う空き家術』との著書がある空き家対策の専門家です。
中山さんは、有名な雑誌にも空き家について執筆されています。
私はもちろん本も読みましたが、すごく実践的な本で、空き家の売却と、売却できない場合の空き家の活用方法までが詳しく記されていました。
田舎の売れない家も必ず売れる!
空き家が売れなくて困っている人は、全国にたくさん溢れています。
しかし、中山さんは、きっぱりと
「どんな田舎の空き家であっても必ず売れます!」
といいます。
その要諦が先ほどの
・早い時期に売れる価格で売る
・儲けようとは思わずに格安でも売る
一つずつ検証しましょう。
売れない田舎の空き家、価格はいくら?
売れない田舎の空き家、価格はいくらで設定されていますか。
おそらく、不動産屋の言う通りの価格になっていて、そのままになっているのではないでしょうか。
高い設定であれば、売主は、売れた時のことを考えて喜ばない人はいないのです。
しかし、通常の価格設定で売れる空き家は、現在では限られているのが実情です。
売れない田舎でも”売れる”値段設定に
中山さんの言うのには、
できるだけ早い時期に、売れる価格で売る。
というのが、空家を売るコツです。
その理由は
空家を所有することになったら、時間との勝負です。先にご説明したように、雨漏りなど何らかの問題が必ず起きる。
これは本当に頭の痛いところで、うちの場合は築39年。
その前に数年間住んでいる間は何ともなかったのに、最後の2年を空き家にしたら、すぐに雨漏りが見つかりました。
雨漏りが見つかった時点で、私はすぐに仲介での売却を諦めました。
雨漏りは古い空き家に必ず起きる
売りたい空き家に雨漏りが見つかってからでは遅いです。
なぜなら、雨漏りの多くは原因がわかりません。どこから雨水が漏れているかということは、専門家でも特定が難しいことが多いのです。
同じ地域に住んでいた叔母の家は、やはり同じ築年で、数年前に雨漏り(大和ハウスのハウスメーカーのよい家です)となり、業者に何度も見てもらいましたが、とうとう原因がわかりませんでした。
それを直すには、屋根を少なくても200万円前後かけて直す他はありません。
古びているというだけの空き家ならいいのですが、雨漏りは「瑕疵」に相当するので、必ず直してからではないと売れないのです。
なので、雨漏りが起こる前に、必ずその前に先手を取って売るということです。
空き家は解体が必要になるまで放置しない
売れるかどうかわからない空き家に、屋根修理で200万円もの大金を掛けられませんし、200万円あれば、空家の解体ができます。
そうはいっても、解体をして更地にしてしまうと今度は、固定資産税が6倍になります。家がない土地だけの固定資産税は、空き家がある土地よりも高くなってしまうのです。
中山さんの言う通り空き家は「時間との勝負」なんですね。時間が経つと、百万円単位であった家も、あっという間にゼロ円になってしまうのです。
多少安いなと思っても、売れるのなら、早く売る方が損失は少ないのです。
空き家の売却前に解体してはいけない 固定資産税増で”負動産”に
売れない空き家に儲けはない
さらに、中山さんのいう極めつけは、下の部分です。
その際、空き家を売って儲けようなんて考えてはいけません。その変わり安くすればどんな田舎でも必ず売れます。
もはや、空き家に「儲け」はありません。
そう思っていればいるほど、売却の成立が遅れて売れにくくなります。
不動産店の広告やサイトを見ると、他の家はもっと高いなと思うかもしれません。
しかし、それらの数字には惑わされてはいけません。
私は不動産サイトを5年位毎日見ているだけですが、高い価格の数字がついているだけで、実際に売れている家はわずかだということがわかります。ついている値段で必ずしも売れているわけではないのです。
買う方にしてみれば、築年の古い家に、20年前の価格に匹敵するお金を出すことはまずありません。
現在、新築の建売住宅なら、それと変わらない値段で、頭金なしの全額ローンで、手持ちのお金を出すことがなく買えるからです。
中古は資金面において大きく不利なのです。
売れない空き家は無料の処分に
以前の記事で取り上げた「家いちば」を振り返ってみましょう。
「家いちば空き家売ります掲示板」土地処分もできる買いたい人と出会えるサイト
ここで扱われている物件は、かなりの「田舎」です。
そして価格はというと、おしなべて「安い」のは見る通りで、中には家財あり、または残置物の処分費用負担というところもあります。
つまり、実質的には無料ということになります。そして、タダで取引されている家は実際に多数あります。
サイトを見ると、所有者が「儲け」を優先しているのではないことは明らかです。
空き家は少しでも売れるうちに売ること、それを通り過ぎると有料の処分となってしまいます。
田舎の実家空き家は相続しないで売る!売れなければ有料の処分に
歌手でタレントの松本明子さんの実家、売れるまでに、総額で1800万円もの維持費用が掛かったというのは、有名な話です。
売れた時の価格は640万円、かかった費用の3分の1にしかならず、あきらかにまいなすです。
松本さんは収入のある人なので、それだけの費用負担ができますが、一般の人ではとても無理だと思います。
家土地は話があったら売れる価格で即売る
空き家は解体費を負担すると、150万円から200万円はかかります。
これを負担するようになったら大変な出費です。
その家を買いたいという話があったら、とにかくその相手との間で話がつく価格で決めましょう。
古びるままの空き家や空き地を維持し続けるなら、使ってくれる人に譲って、身軽になることをおすすめします。
ネットの査定そのものは、遠方の田舎の家であっても、お手持ちのスマホやパソコンで入力するだけ。
人に会わずにできて、しかも無料ですので、ぜひ一度お試しください。
一度に複数社の見積もりが出るというもので、一番高く売ってくれるところを探すことも、買取の交渉もできます。
空き家と土地の一括査定は下から。条件に合った会社をお選びください。
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