空き家の買取や売却のお悩みは年々増え続けています。今現在の日本の空き家率は16.9%。やがては5軒に1軒、次いで3軒に1軒が空き家となる勢いで、空き家が増加しています。
私が相続した実家のあった町の空き家率は18.1%でした。しかも、畑ばかりの田舎だったならともかく、人口20万人の市でしたので、それだけ全国でも 最も悪い空き家率と言えるようなところでした。
かつては、企業城下町として栄えた町でしたが、空き家が急増したのは、不景気で工場が閉鎖され、人口が一気に減少したことが原因でした。 同じ団地内には、売れない空き家も土地もたくさん見かけることに…
空き家率が、全国に先駆けて5軒に一軒のこの街で、私だけがなぜ築40年の空き家の売却に成功したのでしょうか。その理由をお話しします。
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築40年の実家空き家を買い取ってもらえた理由
空き家率がたいへん高い18%の町で、私が空き家を買い取ってもらえた、その理由は3つあります。
空き家を売りたいという心理的な面での理由、そして、空き家を買取する相手を見つけるまでの技術的な面での理由です。
※家が売れない場合のこちらの記事も
空き家を何としても売りたい―子どもへの相続
1つ目は、心理的なモチベーションの面です。
まず、私の場合、空き家を売りたいという気持ちが強かったことです。
子どものいなかった私は、再婚した夫の子どもをとてもかわいく思い、養子縁組をしたいと考えていました。他には身内が居ないので、少しではあっても自分の預貯金は、全部子どもに与えて喜んでもらいたいというのが、私の願いでした。
しかし、そうなるとその子どもが、財産と一緒に空き家を相続することになってしまいます。
空き家率が18%の街では、この先空き家が売れるとは到底思えません。縁もゆかりもない空き家を息子に相続させて、売れないし、古びて住めもしない空き家の固定資産税を一生払わせるなどはとてもできないと思ったのです。
父の残した実家はきれいな思い出のままに
もう一つは、空き家の所有者であった父との関係です。父は私が17歳の時に母と離婚、その後は20年以上、行き来が途絶えていました。
しかし、最後の数年に80歳台のなっていた父が介護の手助けを必要とする段になって、つき合いが回復。父はその数年間、全く何の心配もなく、私に看取られて旅立ちました。
その間、父と私の間には何のわだかまりもなく、幼い日の頃のように心の交流が回復することができました。 長い疎遠の期間を経てこそ、ほんとうに幸せな親子の年月であり、その思い出を空き家が残るという遺恨で汚したくなかったのです。
空き家が残ってしまえば、費用の負担と管理の大変さに「この空き家さえなければ」「何で父はこんなダメなところに家を買ったんだろう」と、私は思い続けていたに違いありません。
空き家が売れた今では、文字通り心が軽くなり、あらためて自分の育った家と父への感謝の念が心に湧いてきます。
今は心から「お父さん、ありがとう」と言いたい気持ちなのです。
インターネットを通じて空き家売却
もう一つは空き家を売る実務面、もっとテクニカルな部分に空き家を売れた大きな理由があります。
私が空き家を売った相手は、 インターネットの査定を通じて出会った、実家のある町から2県も離れた東京の買取業者です。
インターネットの査定を使わなかったら、この業者を見つけることもなく、 無論のこと空き家を買い取ってもらえることはありませんでした。パソコンができてつくづくよかったと思うばかりです。
空き家の買取はしない地元不動産屋
町の不動産屋にも行きましたが、地方の不動産屋さんは、空き家が増えすぎていて売れないことが分かっており、売却には熱心でありませんでした。
買取については、地元の不動産業者は買取は一切しませんので、打診をするだけ無駄でした。また、自治体にも寄付の申し出は断られました。
誰も空き家を欲しいという人はいなかったのです。そこまではがっかりすることの連続でした。ところが・・・
インターネットの査定で2社から買取の希望が!
ところがです、インターネットの査定をしてみたら、築40年の空き家を買取りしたいという業者が2人もいたのです。
私は以前からコンピューターを使った音楽を製作していたため、パソコンには通じていました。そのため、空き家に困った時も、自然とパソコンとインターネットを活用することになりました。
空き家率18%の街で、私だけが空き家の買い取りに成功したのはそのためです。
なぜ東京の会社なら古い空き家でも買い取りするのか
私の空き家を欲しいと言った不動産業者は、いずれも買取再販業者という業種の人たちです。
低価格で空き家を買い取って、きれいにリフォームやリノベーションをして売るというビジネスです。どちらかというと都会でのビジネスと言えると思います。
ビフォーアフターというテレビ番組がありましたが、あの対象となる家の多くは再建築不可物件というものです。新しい家を建てる許可が取れない土地を安く買って、技術を駆使して新築と見間違えるようなリフォームをして高く売るのです。
フルリフォームは元々、都会の年数が経った空き家を賃貸物件として活用する際に、普通に使われる方法です。賃貸物件をわざわざ新築する人はいませんので、少しでも費用を抑えようとリフォームして活用をするのは当然です。
地方には買取再販業者が少ない理由
しかし、地方では、土地が安いためもあって、リフォームをするより、建て替えるか買い替えてしまった方が逆に安くできます。
需要がないので業者の方は試す機会が少なく、スキルもシステムも根付いておらず、買取再販業者というものがいないのはそのためです。
地方の不動産屋は空き家を買い取る資本がない
それに、地方の不動産屋は、そもそもが個人での営業が多く、費用をかけて買取をしリフォームをするという資本を持っていません。土地や空き家を仕入れて売るという、そのようなリスクのある仕事はしたくないのです。
しかし、 買取再販ビジネスは空き家のリノベーションと並んで、最近注目されている業種です。空き家を買い取りたいという業者は、元々大手の不動産会社には普通にたくさんいるのです。
地元の買取業者には断られたが
後はその業者にどうやって出会うかだけですが、 そのような業者は地方には数が少なく、 当県で私の依頼したのはわずか2社のみでした。
それはインターネットではなくチラシ広告で見た会社で、地元に事務所と代理店がある会社でした。
しかし、 当家の場合は、「相続登記ができない、欠陥住宅、持分なし私道、家屋未登記」という悪条件でどちらにも断られてしまいました。
悪条件の空き家でも「買い取ります!」
そのため私は、こうなると無料か有料の処分でも仕方がないと覚悟して、今度はインターネットの査定を試してみたのです。すると、そんな家でも熱心に買い取りたいといってくれる業者が、2社も居たのです。
都会には、細い路地が私道などというのはざらにありますし、「ビフォーアフター』並みのフルリフォームであれば、欠陥などは関係なく、業者の方は全然恐れるところがないということが、その経験を通してはじめてわかったのです。
それまでは、「なんで私道のところなどを買ったのか。ちゃんと家を建ててくれれば苦労はなかったのに」と親を恨んでばかりだったのです。買取業者の「買い取ります」の一言で、私も亡くなった父も救われました。
買取金額の高い業者の方に依頼できるメリット
この場合の買取は、いくら家の条件が悪いといっても、無料や有料の処分ではありません。私はその2社を比べて、買取額を高く提示してきた方を選びました。
その結果、売却後は、 弟も私も少ない金額でも、父の家を売った代金を受け取ることができたのです。ありがたいことです。
年数の経った空き家を買い取ってもらえて、しかも同時に2社に頼めて、売り主の私から条件の良い方を指定できるなんて、地元の不動産屋を頼みにしていては、決してできないことです。
空き家には大手の無料査定がおすすめ
私は自分の経験から、空き家で困っている方にはインターネットの査定サイトで、空き家の売却を試してみるようにおすすめしています。
私の空き家の場合は、弟の同意が取れなかったため、価格がその分抑えられることになりましたが、通常の空き家であれば、もっと高額で査定してもらえと思います。
私の試した一括査定のサイトを含めて、買取も可能な、信頼できる会社のリンクを集めておきます。ぜひ良さそうなところにアクセスしてお役立てください。
無事に皆様の空き家の売却が済みますように、心からお祈りいたしております。
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空き家が古びてしまってからでは何にもなりません。
地域にまだ、空き家を欲しいという人が残っているうちに。そして空き家が、老朽化して誰も見向きもしないほど古びてしまう前に売らなければ、折角の財産も無になってしまいます。
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