空き家を売りに出したものの、時間をおいても売れないというのは、空き家の所有者にとってたいへん大きな問題です。
空き家が売れない場合に行うべきことを業者目線ではなく、所有者目線から役立つ情報をお知らせします。
この記事でお知らせすることは、売れない空き家を何とか売ろうという時の方法です。
この記事でわかること
・売れない空き家を売れるようにするには
・通常の売却以外の売却方法がある!
・どうしても売れない場合の処分方法
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空き家が売れない
相続した空き家の売却を不動産店に依頼したのだけれども、ちっとも売れる気配がない
売りに出した家が売れないのは手の施しようがなく、売主にとっては大きな悩みとなってしまいます。
空き家が売れる理由は価格
中古住宅が売れる要因は、新築に比べて価格が安いからです。
空き家が仲介で売れない時には、価格を見直して値下げをしてみましょう。
空き家の価格を下げても売れない時の原因
空き家の価格を下げても売れない時に考えられる原因は、下の3つが考えられます。
- 家が古すぎる
- 立地が良くない
- 人口減少で需要がない
- 値下げしても価格が高い
空き家を値下げしても売れない場合は、それでもまだ価格が高いことも考えられます。
タダでもいいから手放したい、安くてもいいから売りたい場合には、もっと価格を下げたいところですが、不動産店に依頼している場合はそれができないことが多いのです。
一つには、不動産店が価格のパーセンテージで手数料を収益としていることがあげられます。
価格が安いと受け取る分がそれだけ少なくなってしまうのです。
もう一つは、地価を下げたくないという要因があります。
どの空き家も投げ売り価格にしてしまったとすると、家は売れてもその地域の地価が軒並み下がってしまいます。
なので、不動産店は売れさえすればいいから価格を下げるということはしたがらないのです。
売れない空き家は買取に
このような空き家は業者に家を買い取ってもらう買取で売却をするのが得策です。
通常の売却額の7割程度が相場となりますが早く確実に決まるのがメリットです。
答えの根拠
私と夫の実家は両方とも業者買取で売却しています。
どちらの実家も同じ団地にいつまでも売れない家がたくさんありましたが、早く売って良かったです。
というのは、当時のその地域の空き家率は、18%と高率でした。
その後、実家のあった市は、関東地方の空き家予備軍率ランキングでランキング入りしてしまいました。
実家を売り終えてから10年になりますが、今からだったら到底手放せなかったと思います。
なので、空き家の売却は早いうちをおすすめします。その時期を過ぎたらもう売れません。
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どうしても売れない家のほとんどは、今は買取で売却がされています。
アルバリンク社の買取査定は自社買取、空き家をリフォーム再販することで高額の買取を目指します。
中古の一戸建てはもちろん、空き家以外にも問題あり物件、事故物件、何でも無料で査定が受けられます。
アルバリンク社の買取査定は住所の入力のみでOK。
電話番号を教える必要がなく、買い取りの価格は次の日までにメールで知らせてもらえますので、お気軽に査定をお申し込みください。
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空き家が売れない場合にすること
空き家が売れない時に試すべきことは下の5つです
- ・空き家の価格を値下げする
- ・取り扱う不動産会社を変える
- ・需要のある地域なら更地にして売る
- ・買取で売却する
- ・譲渡で手放す
今空き家が売れなくても心配しないでいてください。
これらの方法を実行すれば、必ず空き家を売却、または手放すことができます。
空き家の価格を値下げする
空き家が売れない最大の理由は、空き家の売り出し価格が高すぎるためと言われています。
戸建ての適正価格は、統計上の数値よりも2割低い数値が目安です。
東日本流通機構の統計のグラフを見てもわかるように、実際に取引されている金額は、売り出し価格よりも2割低いのです。(出典:http://www.reins.or.jp/)
高く売れた方が所有者も不動産会社も儲けが大きいので、 本来売れるべき適正価格に値下げをする必要があります。
空き家の価格が高い、儲けようとしてはいけないというのは、空き家の専門家も助言することです。
関連記事:
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空き家はさらに売れにくい
上記の統計に基づく値下げは、通常の中古住宅全般に関して言えることですが、空家の場合はそれよりさらに条件が悪くなります。
一般の中古住宅とここでいう空き家は大きく違います。
空き家の何が違うかと言うと、空き家と言われるとまず団塊世代の相続によって生じた空き家は築40年前後が普通です。
これはいわゆる中古住宅とは売れ行きが大きく違ってきます。
古い空き家は売れない【体験例】
例えばうちの場合は、郊外の団地の築40年前後の親の家を売却、築26年の町中の中古住宅に住み替えしています。
住み替えた理由は、そのまま住むのが不便であること、それと、築40年の家ならこのあと老後も一生住むためにはリフォームが必要となり住み続けるにもコストがかかるということでした。
親の家の方は売りに出そうとしても希望者が誰もいませんでしたが、他の家を含めて築20年前後の家だったら買いたいという人はたくさんいました。
空き家を依頼する不動産会社を変える
空き家が売れない時には、思い切って不動産会社を買えるのも一つの方法です。
売れないとわかっても、惰性でそのまま続けているというのはよくありません。
そもそも、通常の街の不動産店は、空き家の売買に熱心ではないのです。
空き家売却と手数料
価格が低い人報酬の手数料のみである不動産会社は、同じ家を売るなら新築一軒の方が儲けが大きくなります。
なので、中古も新築も、賃貸住宅の紹介も扱うという総合的な不動産店は、どうしても空き家には熱心になれないのです。
「空き家が売れません」と言われたら・・・
私自身不動産会社を訪ねるなり、受付で「○○団地?売れません」と言われて、そのまま出てきてしまったこともあります。
後でわかったところでは、その不動産会社の社長は私の実家のあるのと同じ団地に家を持っていたということがありました。
そうなると不動産会社のせいばかりとは言えませんが、最初から売れないというところには依頼しても無駄といえます。
空き家を解体して更地を売る
空き家を解体して後、更地にして売るということは以前からも行われてきましたが、問題点が一つあります。
それは更地にしてしまうと固定資産税が6倍になってしまうということです。
関連記事:
空き家を解体すると固定資産税が6倍に!
また、地方の場合は都会から低所得者が買いに来ることが多いので、古い家でも建てる必要のない最初から家付きの土地の方が売れ行きが良い傾向にあります。
更地にして売るというのは、駅近などの立地条件の良いところに限られます。
下手に家を取り壊してしまうと、税金が値上がりするのかますます売れなくなってしまう可能性もあるので、解体の前に確認が必要です。
空き家の買取
団地などで売れなかった空き家はどうなるのかというと、ほとんどが買取で処分されています。
古い家があった所に新しい家が建っていたり、リフォームされて販売しているというのがそれです。
買取は再販率が非常に高いので、買取会社は常時物件を探している状態です。
稀に条件に当てはまらない家は買い取ってもらえない場合もありますが、ほとんどの家が対象になるのでこちらも査定を依頼してみましょう。
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空き家買取の相場は7割
ちなみに買取の金額は相場の7割です。
安いといえば安いようですが地元不動産店に仲介で依頼をして売れなかった場合には8割に値下げをすると最初に書きましたので、結局値下げをする金額と同じぐらいになるとも言えます。
また売却の際、仲介ならば空き家の解体費用150万円以上を差し引くのが普通です。
なので、家があったまま売る場合は、解体費の分安くなってもそのまま買い取ってもらえます。
買取は成約も現金化もひじょうに早く、相手が業者なので買い取った後のクレームは一切心配する必要がありません。
買取の場合はメリットもたくさんありますので、売れないという時はすぐに切り替えるがおすすめです。
空き家買取もいつまでも続かない
今でこそ買取再販業者のリフォーム済み住宅と、土地を買い取った上でい新築を建てる建売住宅も盛んにおこなわれています。
しかし、これらのビジネスも成り立つのは一時です。
結局はやがて人口減少で先細りになっていくので、そうなると買取の価格も今より下がるだけでなく、買取の需要そのものがなくなり、買取それ自体がなくなります。
知り合った不動産業者も
今はまだ売れていますが
という言い方をしていました。
いずれの方法であっても空き家を手放すのは早い方がいいのです。
それ以後は空き家をただ持ち続けるだけとなってしまいます。
何年待っていても売れないというのは既にそのサインです。
そうなった場合は、空き家は買取で売却をするのがおすすめです。
上はリビンマッチの買取のサイト。
地方にも強い上、買取と仲介の両方の価格が最大6社まで比較できます。
■リビンマッチの評判はこちらから
リビンマッチの評判と口コミ「町の不動産店より高い価格の評価が」
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空き家を譲渡する
空き家の買取はおすすめと言っても、 全ての空き家が買い取ってもらえるわけではありません。
建物に問題があったり車庫がなかったり、事故物件になった空き家などは買い取ってはもらえません。
また、田舎の過疎地にある空き家も、街の中にある空き家とは違って買取の対象にはなりません。
どうしても売れない空き家の場合は、空き家を無償で譲渡するという方法がおすすめです。
譲渡の手続きは自分でやればすべて無料でおこなうことも可能ですし、無償とはいっても空き家を持ち続けてマイナスが続くよりははるかにコストが抑えられます。
また、喜んで使ってくれる人に思い出のある空き家を譲って活用してもらうのも、気分的にも良い方法と言えますね。
成約率は8割なので、ほとんどが譲渡に成功しています。
なお、譲渡にかかる費用はすべて無料で行えます。
※譲渡の解説は下の記事で読めます。
「みんなの0円物件」は朝日新聞でも紹介された会社です。
手数料無料
空き家の処分は有料
なおインターネットでよく出てくるのに空き家の処分というのがあります。
空き家の処分を受けようとして広告を出してる業者はほとんどが有料です。
つまり代金を受け取っての「処分」ということになりますので、よほど手放すのが難しい山林や農地などでなく、「空き家」が残っている物件の場合は譲渡の成約率の方が高いです。
慌ててお金を出して処分するのではなく、まずは無料の登録で譲渡の方法を試すのがおすすめです。
空き家バンクへの登録
地方では空き家バンクを自治体が運営しているところがあります。
空き家バンクも長年見ていますが、意外なことに家が古いのに価格は高いです。
行きたいがバックにあるということで強気に出られるのかもしれませんがこれだと成約率はそう高くはないのではないかとも思います。
ただしタレント松本明子さんのように空き家バンクに出して640万円で売れたという例もあるので、それほど古い物件でなければ売れる可能性は十分にあると言えます。
空き家バンクへの登録は無料ですので、こちらへも登録しておくのがいいかもしれません。
関連記事:
空き家バンクで売れない場合の方法
空き家が売れない時のおすすめまとめ
空き家が売れない時のおすすめの方法を再度まとめると
・空き家の価格を値下げする
・取り扱う不動産会社を変える
・需要のある地域なら更地にして売る
・買取で売却する
・譲渡で手放す
ということになります。
空き家の売却は時間との勝負と言われています。
先送りせずに早めに現金化するのが空き家を高く売る一番のポイントと言えるでしょう。
売れない空き家は買取を
買取の査定なら、買取業者と呼ばれる専門の会社だと、空き家の高額買取が期待できます。
中でもアルバリンク社の”訳あり物件買取プロ”は、売りたいところの住所を入力するだけで、電話番号の入力は必須ではありません。
次の日までにメールで買取価格を教えてもらえるので、電話応対の気遣いがいらずおすすめです。
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