田舎のいらない土地や相続して空き家になっている実家をどうすればいいのかは、誰しもが一度は悩むところです。
宅地だけでなく、山林や農地が含まれる土地となると売れるかどうかも心配なところですね。
土地を手放すなら売却がいちばんですが、土地が売れない時には、業者に買い取ってもらう、業者買取、無償譲渡や有料でも手放すことができます。
田舎の土地を現金化するための方法と、できるだけ費用をかけずに手放せる方法をお知らせします。
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目次
田舎の土地を手放したい
土地が要らない場合はどうしたらいいだろうか。
答え
土地がいらない場合は売却で現金化するのがいちばんです。
売れない地域の場合は、不動産会社の買取や、土地を欲しい人に譲る、譲渡でも高率で手放せます。
自治体への寄付や引き取りは期待できないので、まずは売却を目指しましょう。
答えの理由
私の実家は地元の不動産店には全部断られて10年間売却ができず、市役所に寄付をしようと聞きに行ったこともあります。
最終的にネットで探した業者に買取で売却することに成功しました。
田舎の土地を手放す方法
田舎の土地を手放す方法は下の３つです。
- 不動産一括査定を利用して売却を試す
- 不動産会社に買い取ってもらう
- 土地を譲渡サイトに掲載して欲しい人に譲る
- 相続土地国家帰属制度を利用する
ひとつずつ見ていきましょう。
厄介なことに、土地の処分は、必ず第三者に移転登記を行う相手が必要となります。
０円で無料であっても誰もいらないとなった土地は、土地を扱う不動産会社に依頼することとなります。
田舎の土地の買取
田舎の土地の買取は、不動産の買取業者、特に訳あり物件の買取業者という不動産会社に依頼することとなります。
町の普通の不動産店が全て落ちの買取を行うわけではないのでそちらも注意が必要です。
田舎の土地であっても成約率は決して低くはありませんので、まずは査定を依頼して買取価格を教えてもらいましょう。
土地の買取を行う業者
売りに出せない土地や売れにくい土地は、土地を不動産会社に買い取ってもらう、業者買取で売却することができます。
土地を買い取ってくれる買取業者のおすすめは以下の通りです。
ワケガイ
| ■ワケガイ | |
 | |
| 特徴 | ・空き家・訳あり物件買取の専門会社 ・「どんな物件でも買取」がモットー ・買取率９２％超 |
| 対応物件 | ボロ家・築古物件 収益物件・ボロ物件 共有持分 再建築不可物件 底地・借地 |
| 買取エリア | 全国 |
| 運用 | 自社買取 不動産売買 仲介 賃貸管理 資産運用コンサルティング |
| 運営会社 | 株式会社ネクスウィル |
| 本社所在地 | 東京都港区東新橋２丁目１１−４ Mayapada Shiodome Plaza 3階 |
| ＞＞Wakegai公式ページ | |
ワケガイは何と言っても、国内最大手の訳あり物件買取の有名な不動産会社です。
主要都市に支店があり全国対応。
市街化調整区域や、墓場などの特殊な土地を除いて買取率は１００％です。
買い取り資金は4億円を用意、最短即日の買取にも対応しています。
どんな物件でも買取が可能ですので、処分を考える物件もあきらめずに査定を依頼してみましょう。
査定無料・即金買取
※詳細と口コミ
ワケガイ（Wakegai）の口コミと評判
訳あり物件買取プロ
| ■訳あり物件買取プロ | |
 | |
| 特徴 | ・空き家・訳あり物件買取の専門会社 ・「どんな物件でも買取」がモットー ・買取率９２％超 |
| 対応物件 | ボロ物件 事故物件 ゴミ屋敷 相続・離婚の物件 再建築不可 私道・接道なし 旗竿地 事故物件 共有持分 古アパート違法物件 |
| 買取エリア | 全国 |
| 運用 | 自社買取 空き家買取事業 不動産売買事業 |
| 運営会社 | 株式会社AlbaLink |
| 本社所在地 | 東京都江東区富岡２丁目１１−１８ |
| 支店 | 千葉・埼玉・茨城・大阪・神奈川・名古屋 |
訳あり物件買取プロはどのような物件でも査定が可能で、訳あり物件も広く対応しています。
問い合わせ年間５０００件を超えるベテランの買取専門会社です。
買い取り資金は５億円と公表、最短３日の買取が可能です。
メール12時間査定可
ラクウル
| ■ラクウル | |
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| 特徴 | ・空き家・訳あり物件買取の専門会社 ・投資事業運営のため高額買取 |
| 対応物件 | ボロ物件 事故物件・再建築不可物件・共有持分物件・違反建築物件・旧耐震・築古物件・借地権・債務整理・長屋・立ち退き物件・底地・紛争物件 |
| 運用 | 自社買取・.不動産管理業・建築請負、企画・コンサルティング・リフォーム業 |
| 運営会社 | ネクサスプロパティマネジメント |
| 本社所在地 | 東京都港区赤坂三丁目11－15 VORT赤坂見附5F |
| 千葉支店 | 千葉市中央区中央４丁目１２－９ひまわり中央ビル３階３Ｃ号室 |
ラクウルは、全国の訳あり物件全般の買取を行っており、不動産投資サロンも開設。
会員10万人への販売ルートがあり不動産投資物件として活用するため高い買取が期待できます。
ラクウルは相続の無料相談も併設していますので、相続物件の売却の際にもおすすめです。
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田舎の土地を不動産一括査定を利用して売却する
一度も売りに出したことのない土地であれば、一度は仲介での売却を試すのもおすすめです。
日本最大級のLIFULL HOME'Sとリビンマッチなら、買い取りと仲介の両方の査定が同時にできます。
どちらが良いかを不動産会社に相談もできますので、仲介で売りに出してみても問い合わせがなかったらその時点で買取に切り替えることもできます。
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田舎の土地の譲渡
同じ土地でも、人が住まない土地、たとえば、山林や市街化調整区域、農地、竹林などは買取の対象にならないことがあります。
買取が無理な土地でも不動産を無料で欲しい人に譲る譲渡なら、８割を超える高率で成約することがわかっています。
空き家や土地の買取が期待できない場所にある不動産は、欲しい人に譲る”譲渡”の方法で手放すことができます。
成約率は８割と高く、費用０円でも完了できるのが、インターネットの譲渡サイトで有名な”みんなの０円物件”です。
空き家譲渡の成約率は８割
本当にそんな人が現れるのか不思議に思うかもしれませんが、無料であるならもらいたいという人はたくさん見つかります。
みんなの０円物件の運営者は「物件が足りない」と話している通り、成約率は８割を超えます。
不動産の掲載は無料
譲渡サイトみんなの０円物件への物件の提示は、写真と土地の説明を掲載してもらうだけで、掲載自体は無料でできますので、万が一欲しい人がいなくてもお金がかかることはありません。
その後の手続きの費用も自分で行えば、すべて無料で譲渡が完了できます。
手続きの依頼もできる
手続きを自分で行うのが難しければサイトの有料サービスに依頼するプランも選ぶことができます。
譲渡で手放したいという場合は、まずは以下のサイトで説明を読んでみて、その上で掲載を依頼してみてください。
掲載無料・全国対応
※みんなの0円物件について詳細は
みんなの０円物件の口コミと評判
相続土地国家帰属制度を利用する
相続土地国家帰属制度とは２４年４月から施工される、国による優勝の土地の引き取りです。
費用は２０万円からで、申請を行って引き取りが許可された土地だけを国に返すことで手放すことができるようになったのです。
ただし、この制度にはデメリットもあります。
- 相続で取得した土地のみが対象。
- 引き取ってもらえない土地もある
- 費用がかかる
- 建物の解体が前提
このうち一番は、空き家がのっている土地の場合は、建物の解体が必要だということです。
建物の解体が必要
解体の費用は平均１７０万円からなので、手数料と費用合わせて２００万円かそれ以上はかかると思っていた方がいいです。
国の引き取りというと、無料で行えると期待しがちですが、そうではないということに注意しましょう。
相続で取得した土地のみ
また、相続で取得した土地が対象ですので、それ以外の自分で買った土地については、対粗油になりません。
このような土地の場合は、買い取りか譲渡を検討してみてください。
田舎のいらない土地をどうする？
一昔前なら土地はどこであっても財産とみなされていました。
しかし、現在は日本全国に所有者不明土地が多発、その総面積は九州の大きさに匹敵すると言われています。
相続をしても売れない、活用の方法がない、お金にならない。
そのために相続をしなかったり、しても実質的に放棄をしてしまう人が増えた結果が所有者不明土地の増加であるのです。
言い換えれば、それだけ多くの人にとって地方の土地はいらないものだということです。
要らない土地も相続
それで入らない土地はどうするかというと、今は相続登記が義務化されるため、相続登記をしないということはできなくなっています。
要らない土地でも相続をしなければならず、その土地が売れなければそのまま所有し続けなければいけないのです。
土地の価格を確認
このような事態を防ぐには、まず、その地域で土地や空き家が売れるのかどうか、売れるとしてどのくらいの金額になるのかを確認しましょう。
もし、土地が売れにくかったり、低価格であったりする場合は、売却がすすめられます。
その場合は、相続が発生する前の生前売却を視野に入れて、早めに土地の売却をしましょう。
土地は相続前でも売れる
相続をしてしまった後でも、もちろんすぐに売却活動を開始することで、土地をできるだけ高く売ることができます。
楽観して先送りにすることは禁物です。
早く売却すれば、受け取れる売却益もそれだけ大きなものになります。
土地取引「相場」と言われるのは価格が上下するところに理由があるのです。
田舎の土地のデメリット
もし、いらない土地をもらってしまった場合はどのようなデメリットがあるのでしょうか。
土地が売れない現在では都市部ならともかく、田舎の場合は土地をうっかりもらってしまうと、次のような困ったことが起こることになります。
- 相続税がかかる
- 固定資産税の支払い
- 土地の管理と責任がかかってくる
- 売ろうとしても売れないか低価格になることが多い
- その後も代々その土地を相続する必要がある
相続税は一階きりですが、固定資産税の支払いは延々続きます。
土地管理は怠ると、所有者＝責任者であるため、苦情が入ります。
土地だけでも除草、木の剪定、家屋があれば、瓦が落ちそう、動物や誰かわからない人が住んでいる、ゴミが見られるなど限りはありません。
いちばんの問題は、やはり管理と相続です。
後者は、土地が世襲相続で代々受け継がれるところからくる深刻な問題なのです。
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
田舎の土地でも相続税がかかる
今の法律では不要な土地や売れない土地をもらっても、相続時に相続税がかかることになります。
多額の相続税の支払いを避けようとして、アパート投資を始める人が多発しましたがそれがサブリース問題を引き起こしてしまいました。
そのような無理をすると1億近いローンが土地を手放しても支払い切れず残ってしまい、一家そろって自己破産になりかねません。
そんなことなら土地を売った方がよほど良かったはずです。
いらない土地の場合は相続前に売却活動を始めるのがおすすめです。
相続にタイミングを合わせていると、値下がりだけでなく、土地の需要が減少して売れなくなってしまう恐れがあるためです。
値下がりした実家の体験談
私の実家は、住んでいる時には１２００万円まで出すと不動産屋が飛び込みで営業に来るところでした。
実際に売れたのは、それから１０年後。相続後に持分なし私道他の訳あり物件であることがわかったので、一桁落ちた価格で買取となりました。
値下がりした理由は、家屋の問題だけではなく、空き家率が１８％に跳ね上がったことと、間に震災が入ったためです。
空き家は長期に所有している間に、どのような理由で値下がりするかわかりません。
不動産の価格に保証はないのです。
土地の管理が必要
土地の管理は所有者皆にとって、大きな悩みであり頭の痛い問題です。
特に、庭木や広範囲の林などがある場合は剪定と草刈りは必須です。
近所のある所は苦情が来ますし、山林や農地のようなところであってもやはり管理が必要です。
竹林があるために、タケノコの季節に自分ではできない駆除を頼んでいた知り合いの地主さんもいました。
広い土地になるほどその費用負担も大きなものとなるため、土地の管理費用は最初から頭に入れておく必要があります。
土地の固定資産税
相続が発生すると、相続登記をしなくても固定資産税の請求が来ます。
いったん支払うと土地が売れない限りは支払い続けなければなりません。
私が売却まで10年かかったというのは先に言いましたが、固定資産税が10万円なら100万円がかかったことになります。
兄弟で分配して負担するという人がおらず誰かひとりとなってしまった場合は、それだけでも争いになってしまうでしょう。
田舎の土地の相続の問題点
いったん離れてしまえば田舎には誰も帰りたくありません。
親が亡くなってしまえばなおさらですが、相続したとなるとその後もずっと縛られることになります。
自分の代で終わるなら「仕方ないか」で済みますが、自分の子ども、孫、と同じような苦労をさせることとなります。
下手をすると、見たことも会ったこともないひいお祖父さんの土地を曾孫が、固定資産税を払うというようなこととなり、相続も一度では済まずに引き継がれることになってくるのです。
ただし今の法律では土地を有料で国に返して手放すという相続土地国庫帰属制度という選択肢もできました。
選択肢ができたのはいいですがあくまで有料だということは覚えておきましょう
土地の放棄については下の記事に
田舎の土地を手放すその他の方法
要らない土地を手放したい時の誤りやすいポイントを２つお知らせします。
- 自治体への寄付はない
- 土地の「処分」は有償となる
自治体へ寄付
自治体への寄付は期待がたいへん大きいところなのですが、自治体や市役所では田舎の土地は、「寄付」などではまず絶対に引き取りはしません。
実際に市役所に聞きに行ってみましたが、寄付の受け付けはおろか、話しにも出ませんでした。
今は法律が変わって条件付きで国が土地を引き取るという相続土地国庫帰属制度もできました。
こちらは国の引き取りなので問題はありませんが、その場合でも固定資産税を数年分前渡しをするなど、無料では引き取ってもらえないので注意が必要です。
相続土地国庫帰属制度について詳しく解説 国が土地の引き取り開始
土地の処分の意味
また、「土地の処分」という言い方をよく聞きますが、厳密に土地を「捨てる」ことはできません。
土地を所有するということは、登記に所有者の名前が記載されているということであって、それを単に消すということはできないのです。
土地を手放すには、上に記したように売却、または譲渡をして、次にその土地をほしい人に名義を書き換える移転登記の手続きをする必要があります。
売却も譲渡もできないばあは、０円かマイナスで業者に引き取ってもらうか、または有料の処分となりますが、それ以外の処分はありえません。
処分の際にプラスで「買取」となるのか、無料の０円、又はマイナスの引き取りとなるのか、最初から風量の処分となるかは、査定を受けてみないとわかりません。
査定は、一つの会社でうのみにせずに必ず、複数の業者に依頼してみるのがポイントです。
田舎の土地の予防策
要らない土地をもらわないための予防策としては下の２つがあげられます。
- 相続放棄をする
- 親が生前中に売却をする
このうち、相続放棄はよく聞く方法なのですが手続きはかなり大変です。
相続放棄のデメリット
相続放棄は、土地などの不動産以外の現金や預貯金、株式その他の財産をすべて放棄する必要があります。
他の財産が受け取れないというのが、相続放棄の難点です。
また、裁判所を通して管理人を設定しなければならず、思ったより簡単なものではありません。
その土地があるためによほどの損害が予想される場合に限られると思います。
関連記事：
相続放棄で土地の所有権は放棄できる？ 思うほど簡単ではない
亡くなった人の名義のままの不動産について
他に、相続が発生してからなら登記をしなくても、相続人がその土地の実質的な所有者です。
売却には相続登記の手続きが必要でこれには登記費用がかかります。
なので、同じ要らない土地を手放すというのなら、親が生前中に売却をするのが最も簡単で費用も少なくできるのです。
相続が発生して相続放棄の期間を過ぎた不動産に関しては、不要ならその時点から売却をしましょう。
関連記事：
亡くなった親名義の家をそのまま売る方法
親が生前中に売却する
他にも、まだ相続していないがこれから相続することになる土地が要らないという場合には、その不動産を親が生前中に売却をするという方法があります。
不動産についてはあらかじめ親の生前中に話し合いを持つことをおすすめします。
土地をもらうためではありません。不要な土地をもらった後の費用負担を避けるためです。
関連記事：
空き家は親の生前中に早く売るべき！タイミングを逃したら売れない!
なお認知症などになった場合は、不動産の売買契約はできませんので注意が必要です。
関連記事：
親の意思疎通が取れないと家が売れない 買取で聞かれたこと
このような事態が起こってからでは、売却に大変苦労することとなりますが、土地をどうするかはあらかじめ皆で話し合っておくことが大切です。
田舎の土地の処分のまとめ
田舎の土地は、売却で現金化ができなくても、なんとかして手放すことで結局は得をすることになるというのも知っておいていただきたいところです。
土地の管理には、必ず費用が掛かります。
自分で草刈りや剪定などができればいいですが、そうでない場合は人に頼む必要があります。
空き家などの家屋がある場合には、管理は必須で、経年劣化で雨漏りなど壊れたら補修が必要ですし、結局最後は最低１５０万円以上をかけて解体が必要となります。
これらのリスクを抱える前に買取業者に依頼して、短期に土地を手放すことを検討してみてください。
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