空き家を業者買取で売却しました。
実家を相続してから10年後、売り終えるまでどのようなことをしたのか、売却の成立した買取会社に最初の問い合わせを入れてから売却が完了するまでの手順と流れをお知らせします。
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空き家の買取の詳細記事は
空き家を買取で高く売るには【2023年最新版】
目次
空き家買取の流れ
空き家がなかなか売れないので業者に買い取ってもらいたい。買取の際の手順や流れについて知っておきたい。 |
答え
仲介での売却と違って家や土地の買取はたいへんスピーディーに行われます。
買う買わないの返事は早ければ数日後、代金の支払いは即日から1週間内としているところもあります。
答えの理由空き家の簡易査定である机上査定と呼ばれるよう方法なら価格をは即日でもわかります。
その他、現地の視察や調査を行う場合はスケジュールによりますが、基本的に数日後が目安です。
売買契約と代金受け渡しは1週間から数週間が目安です。
その後は法務局での登記の完了までは3週間はかかりますが、郵送で確認できます。
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不動産買取の専門業者、アルバリンク社の空き家買取隊の査定のいいところは、1日でスピード査定ができるところ。
そして、フォームに家の条件を書いて送る際に電話番号は記入不要なところです。
メールで査定金額の返答がもらえるため、電話応対の気遣いがいりません。
買取価格のお知らせはメールで翌日までに知らせてもらえます。
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メモ
※空き家を買取するおすすめ業者一覧は下の記事に
>>空き家の買取業者ランキング 高く買い取る大手有名4社
この記事では私自身の実家の買取の体験を含め、空き家買取の流れを詳しく解説していきます。
この記事でわかること
・空き家買取の流れ
・空き家買取に要する日数の目安
・体験した空き家買取の実際
空き家の買取について
仲介に出した空き家が売れない、売れそうもない地域に空き家がある、または、共有者に分割するなどの事情で急ぎで空き家を売りたい場合は、代金受け取りまでが最も早いため、業者買取はたいへんおすすめです。
空き家売却のメリット
空き家売却のメリットは下の3つに集約されます。
・売却までが早い
・売れない空き家も売れる
・問題あり空き家でも売れる
買取の最大のメリットは何と言っても早さと、買取の幅の広さです。
仲介だと敬遠される空き家でも買取の対象となり、スピーディーに現金化することが可能です。
空き家の買取が早い理由
仲介での売却の場合は、欲しい人が現れるのを待つしかありませんが、買取の場合は、対象者は最初から買取をする不動産会社と決まっていますので、相手側に買取の可否を聞くだけで決まります。
最初から資金のある所が買取をするわけですので、買取の代金はいつでもすぐに支払えるように用意があります。
また、相手が素人ではなくて不動産の業者ですので、売買契約も登記の申請もすべて素早く行うことができます。
買取での売却は最も早い
相手が不動産会社ですので、とにかく不動産売買の成約までが早くすぐに返答がもらえることが期待できます。
売れない空き家も売れる
買取に関しては、仲介で売れない空き家でも売れます。なので、仲介で売れないからといってあきらめる必要はありません。
買い取った会社はリフォーム後に有益な物件として売りに出すのが目的ですので、買い手にとっては空き家は価値のあるものです。
問題あり空き家でも売れる
仲介の場合は問題のある空き家は扱ってもらえませんが、専門の買取業者の物件の取り扱いの範囲は通常の不動産業よりも広いです。
買取の場合は仲介で敬遠される空き家や、購入希望者の見込めないような問題あり空き家であっても買い取ってもらえます。
業者は買取後に問題がなくなるようリフォームすることで、通常の物件として売買できるものとなるからです。
注意ポイント
問題あり物件の場合は買取業者によっても基準が違います。買い取れないとする業者もありますので、その場合は別な業者を当たると扱ってもらえることがあります。一つで断られてもあきらめる必要はありません。
買い取った後の家について
買い取った家はどうなる?
買い取られた空き家は、買い取り業者が再販売に向けた戦略に沿ってリフォームを進めます。大手の空き家の会社は安く部材を調達し、効率よくリフォームを行うノウハウを熟知しています。
買主のニーズを読み取って、特に汚れやすいキッチン、お風呂、トイレなどの水回りは完全に交換されます。
その他に、内装やもちろん、車庫スペースの拡張などを含めて必要な補修・改修を行い、リフォーム済み物件として売り出されるのです。
空き家の買取の流れ
買取によって実家を売却する時の手順は以下の通りです。
このうち最も大切なところは太字で示します。
- 必要なら家売却の準備 荷物の移動など
↓ - 買取会社に査定または買い取りを依頼する
↓ - 買取会社による現地・物件の調査
↓ - 買取会社から買うという返答
↓ - 買主と売買契約を結ぶ
↓ - 決済(代金受け取り)と引き渡しを行う
↓ - 登記完了の確認
↓ - 確定申告を行う
1.家売却の準備
家売却の準備というのは、空き家の場合は不要ですが、多く荷物が残っている場合の荷物の移動です。
売却が決まってからでもかまいませんが、買取の場合は買取が決まるまでが早いので、取っておきたいものがあったら早めに移動・保管をするようにしましょう。
買取の前の掃除は不要
なお、査定前の掃除などは買取の場合は、きれいに掃除がしてあるからと言って、買取額が高くなるというようなことはありませんので、基本的には不要だと思います。
ただ、長く空き家にしていた家の場合は、雑草で家に入れない、引っかかるようなところにクモの巣があるというような場合もありますので、礼儀としてそれなりの掃除や準備はした方がいいかもしれません。
もちろん屋内も軽い掃除ができればそれに越したことはありませんし、空き家の点検にもなりますので、普段から軽い掃除は行っておくことが望ましいとはいえるでしょう。
2買取会社に査定または買い取りを依頼する
買取会社の場合は査定が買取依頼と同義ですので、査定と依頼に大きな区別はありません。
この場合の注意点は、地方の場合は地元不動産で買取をするところは限られるということ。
もう一つは、買取会社でも会社によって買取額にかなりの幅があるということです。
対面で不動産会社に直接行って依頼してしまうとその一か所だけになってしまいますが、今は、インターネットのオンラインでできる一括査定なら、言葉を交わさず入力後に、複数の会社からそれぞれ査定額の返答を得ることができます。
手間としては足を運んで直接話をするよりも、スマホやパソコンでできる方が手軽なことは言うまでもありませんので、迷わず一括査定を利用してみましょう。
もちろん査定は無料。査定後に買取を依頼するも断るも自由に行えます。
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そして、フォームに家の条件を書いて送る際に電話番号は記入不要なところです。
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これなら金額だけを知りたい場合でも気兼ねなく依頼できますので、下のフォームから送ってみてください。
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他にも
3.買取会社による現地・物件の調査
机上査定についてはすぐ伝えてもらうことが多いですが、それ以上詳しい査定については、現地及び物件の調査が欠かせません。
立ち合いが必要な場合もありますが、会社によっては特に求められない場合もあります。
また不動産業者の方はそれ以前の段階で法務局での登記の書類や公図等を使って、物件の種類や所有者などを確認済みです。その時点でその地域の地下も分かりますので価格は既に決まっており、大きく上下するものではありません。
4.買取会社から買うという返答
書類上での不動産の確認と現地調査によって変えるか変えないかが分かります。担当者が忙しくなければ返答は現地調査の次の日にはもらえることが期待できます。
5.買主と売買契約を結ぶ
買うということが決まったら双方の都合のいい日時を選んで売買契約となります。
不動産取引の売買契約は通常銀行で、銀行員と司法書士を加えて行われることが多いですが、実家の場合は買取額が手渡し可能な金額だったので、私の自宅で買取会社の担当者が司法書士を連れてきて、自宅で売買契約の書類を交わすということになりました。
代金はその場で手渡しで受け取り領収書にサインをした形になります。
司法書士の行う業務は自宅であっても同じなので何ら心配はいりません。
その際必要なものは、不動産会社から事前に連絡がありますので、それに従って準備すればだいじょうぶです。
- 本人確認書類
- 登記済権利証(登記識別情報通知)
- 固定資産税等納付通知書
- 住民票実印・印鑑証明書
- 通帳・銀行印
- 諸費用
売買契約の書類の内容を確認したら売却は終了。
あとは、登記の完了の書類が送られてくるのを待つだけになります。
確定申告について
最後の確定申告は、その場ではなくて来年です。
特例や控除適用前の「譲渡収入額ー(所得費+譲渡費用)」の計算式を行い、プラスになっていた場合のみ確定申告を行わなければいけないことになります。
実家の買取の流れ実例
ここから私の実家の買取の流れの実例を掲載します。
実家は福島に近い北関東のごく普通の住宅団地内にある普通の一戸建てで、買ったのはネットで見つけた東京の業者です。
私の実家の場合は問い合わせ2日後には買うという返事をいただきましたが、そのあと相続登記と表題登記を自分で行いました。
※なお、通常は登記類は自分で行う必要はありません。
実家の場合は相続登記そのものにまず3週間かかり、そのあと表題登記となりました。
表題登記の際に相続登記に使った還付書類の弟の住民票を再度使わないことには自分で登記ができないため、相続登記の終了を待つ必要があり、そのため終了まで3か月かかったものです。
要は相続登記ができないため亡くなった父の名義のままで売却を開始したのでそうなったわけですが、通常はもっと短期で代金支払いが可能です。
その間のスケジュールは以下の通りです。
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買取の流れ
その時の記録を元に振り返ります。なお文中の不動産の会社名は仮名です。
査定を開始
9月17日 地元の中央不動産に仲介目的で現地を見てもらう。しっかりした造りだと褒められ、建物を残すように勧められる。
しかし、2階に上がったと同時に、南西の部屋天井に雨漏りの後を発見。補修に費用負担の必要な仲介は諦めることとなり、その瞬間買取以外に方法がなくなった。
ここから買取に切り替えました。
以下にその流れを記します。小さい文字で記したところは、実家の場合にのみ必要な方で通常の売却の場合は不要な手順です。
買取業者に依頼後の買取の流れ
9月 ネットで見つけた買取業者2社に査定を依頼
↓
3日後に業者が現地視察、翌日に買うという返答がある
↓
実家の場合は、相続登記と家屋の両方が未登記であったので、ここで相続登記を司法書士に依頼。
家屋は表題登記を自分で進めることに。
翌月 法務局に完了証を取りに行く。
↓
買取業者が自宅に司法書士を連れてきて、自宅にて売買契約の完了。
代金を受け取る決済を同時に行う
↓
12月26日年末ぎりぎりに移転登記完了の知らせが届く。
※詳細はこちらの記事に書いています。
実家売却の事例 買取業者に売却を終えるまでの手順と流れ