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団地の空き家率はどのくらい?

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団地の空き家率、あなたの住んでいる地域ではどのくらいでしょうか。

各市町村でも公表していますが、この住宅地、この団地はどのくらいなのか、やはりチェックしておきたいですよね。

そんな時に簡単にできるシュミレーションです。

空き家率を知りたい

空き家のシュミレーションをしてみたきっかけは、私が住んでいる町の実際の空き家率はどのくらいなのか、ふと疑問に思ったのが始まりです。

私が今住んでいる市全体の空き家率は、16%、これは県内に42市町村がある中で9番目となります。

とはいえ、ここが県庁所在地ですので喜んではいられません。

高い団地の空き家率

おまけに、私たちの住んでいるのはその一つ隣の駅で、県庁所在地のある市でもいわゆる郊外、はずれの方にあたります。

不動産店の営業マンと話すときも

「H町は売れないですね」

とか、

「今は売れているけれども、そのうち売れなくなります」

と何度も聞いているわけです。

要するに、町の中でないかつての「閑静な住宅地」、すなわち団地はいずれ過疎化の運命にあるのです。

売れない家はどうなる? 実はこうやって売り出されています

日本全国の団地の数は?

日本地図,都道府県

日本全国に住宅団地の数はどのくらいあるのかというと、全国で住宅団地は2903あるそうです。
(―出典:※国土交通省の住宅団地リストによる)。

全国の持ち家数は 3280万2千戸。

そのうちの空き家の数が、848万9千戸。

空き家の割合を示す空き家率は、全国平均で13.6%。

10軒に1軒以上という高い割合で、年々増え続けており、やがて5軒に1軒、最終的には3軒に1軒が空き家になる時代が来ると言われています。

※都道府県別の空き家率は下の記事にまとめています。

空き家率ランキング【都道府県別2023年】

団地の空き家率

団地の空き家率はどの程度というと、団地だけの空き家率のデータはありませんが、各地で家が密集しているのが住宅団地であるため、平均的な数を上回ることが予想されます。

また、空き家となるまえから、家が売れにくいため問題になっているのも、やはり団地の家です。

団地の家が売れない時の売却方法

空き家予備軍率が参考になる

この場合、空き家率ではなくて「空き家予備軍率」というものがあります。

今現在空き家の家ではなくて、やがて空き家になると予想される現在高齢者だけが住んでいる家の数を集計、割合を出して「空き家予備軍率」として対策に役立てようというものです。

高齢化率と空き家の増加には密接な関係があるのです。

空き家が増える地域がわかる”空き家予備軍率”

全国の空き家予備軍率は28%台

空き家率,表

空き家の最新の調査は2018年の「住宅・土地統計調査」になりますが、それによると全国の持ち家は現在3280万2千戸。

高齢者のみ世帯が住む戸建住宅が、829万戸で、これが空き家予備軍と呼ばれます。

空き家予備軍の割合、つまり、空き家予備軍率は、28.8%となっています。

空き家予備軍比率が高い自治体の地域別3位までのランキングは下の記事にまとめましたので参考にしてください。

空き家率が高い自治体ランキング

空き家率の目安を知るには

これらのデータは参考にはなりますが、自分が実際に住んでいるところのそれでは現在の空き家率はどのくらいなのか。

知りたいと思っても、町別の空き家率は自治体の集計にアクセスすればわかりますが、それ以外はなかなか正確な数字はわかりません。

団地内を自分で回ってチェックする他ないのか・・・と考えていたら、下のような大まかな方法を考え付きました。

小さな単位を作って、そこで空き家率の目安を出すという考え方です。

空き家率を計算する方法

例えば、うちの場合町内は14軒です。

今、その町内ではうちの隣は既に誰も住んでいない空き家、そして、うちも間もなく売りに出すと仮定すると14軒のうち2軒の空き家があることになります。

その場合のパーセンテージは、14%です。

ここの団地は結構なマンモス団地で、全部で家がいくつあるのかというと、3千軒くらいはあります。

それを、とりあえず1000軒として考えます。

そうすると1000軒の14%は140軒です。3000軒ならその3倍ですので420軒。

町内によって、空き家がそれより多い、または少ないことはあるでしょうが、これはあくまで概算です。

団地の高齢化率を知る

それでは、高齢化率についてはどうか。

これも、うちの町内の14軒の内、高齢者だけの家は何軒あるかということで考えます。

住宅の場合の高齢化率というのは、65歳以上の人単身者、または夫婦などだけで住んでいる家のことを言います。

65歳以上の家は何軒か数える

うちの場合なら、14軒のうち、AさんとBさん他、5軒が高齢者だけの家です。

しかも、その他に空き家が1軒ありますので、現空き家と空き家を予定する家が6軒あることになります。

14軒のうちの6軒のパーセンテージは、いくつかというと42%です。

これを団地全体に当てはまると仮定すると、単純に言って、高齢化率は42%ということになるのです。

 

今全国で空き家率がトップになるといわれてる、空き家率予備軍の高いのは横浜市栄区というところなのですが、そこの高齢化率が、32%ですから、42%とすると上の横浜市トップの数字よりもさらに大きな数字だということがわかりますね。

もちろんこれはあくまで概算だから誤差はあります。

さらに、うちの団地の場合は、国道に近いところは今でも建て替えもしているところもありますし、新築の戸建もできてもいます。

なので、ある程度、新規の住民も期待はできますが、しかし、いったんはその6軒すべてが”空き家”となり、入れ替わる、またはそのままの空き家になるリスクは十分にあります。

団地の10年後のこともイメージ

これが団地全体、全体の42%が高齢者なのはまだいいとしても、10年後、20年後には、購入者のいない空き家が増えれば、ゴーストタウンとなってしまう可能性もあります。

地方でよく聞く、限界集落なども経過は同じです。

今回のシュミレーションはあくまで目安ですので、必ずそうなるかどうかはわかりません。しかし、自分の周囲を見回して、どのくらいが空き家となっているのか、また将来的にはどうか。

そして、今は誰か人が住んでいるとしても高齢者なのかどうか。

若い人と一緒に暮らしているのかどうかなどは、気に留めておいた方がいいでしょう。

相手のプライバシーを知りたいというのではなく、この地域があと何年もつのかの目安になります。

簡単にできる方法ですので、どうぞご自分でもお試しになってみてくださいね。

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