はじめまして、ななみです。当ブログにようこそ!
こちらは、相続した家土地を売却するまでのアラフォー主婦の記録を記そうと始めたブログです。
音信不通の兄弟との相続登記を含めて売却を終えたのが、相続が発生して9年後、登記と土地の売却に本気で取り掛かって半年後に、共有持分の業者買取によって売ることができました。
北関東の人口20万を越える、ごく普通の町の住宅地の土地と家でしたが、空き家率は18%と高率の町でした。
そこへ、相続登記も進まず、接道が私道、家屋未登記、欠陥住宅と悪条件が重なったためもあって、地元の不動産屋には扱ってもらえませんでした。
最終的に売却を達成できたのは、インターネットがあったからです。
ブログを通じてその恩恵をネットに還元したいと思っています。
一般的ではない、特殊な状況と方法になりますが、あるいはお困りの方の役に立つこともあるかもしれません。
年々の固定資産税と身内との軋轢から逃れられた、その経験をつづっていこうと思います。
どうぞ皆様が一日も早く重荷を下ろされる日が近づきますように。
私が不動産の売買に接した履歴
不動産売買について、私がこれまで経験したことと、見聞きしたイベントを書いておきます。
20代で中古住宅を購入
最初の結婚で中古住宅を購入。3DK 16.5坪の小さな家の平屋で、当時の値段で1750万円でした。
住宅ローンを組んで、月額4万7千円を月々返済していました。
その時の金利は7%位。当時はそれが当たり前だと思っていましたね。
そして、返済の途中、家を購入してから10数年後くらいで、ローンの全額を払い込むという繰り上げ返済を行いました。
その後は、離婚時の財産分与で推定額の半額を分割。
夫の有責でしたので、争いは全くありませんでした。
代償金で家の半額を受け取ることができたので、離婚というイベントはあっても資産化に成功、若いうちに家を買っておいて良かったと今では思っています。
両親がハワイの別荘を売却
母と再婚した義理の父が、両親の共有名義でハワイに戸建てを購入。
10年を過ぎて両親が高齢化したのを機に売却することになり、私も名義人だったので、英文に翻訳をした住民票などを、アメリカ大使館に出向いて書類を提出しました。
アメリカでは、不動産の売買に際して、片手をあげて宣誓をするんですよ。
ごまかしたり悪いことはしていません、ということを誓う意味なのでしょうね。
日本にあるアメリカ大使館内での手続きとなったのですが、私もそれを行いました。大変ながらおもしろい経験でした。
夫の実家を売却
そのあとは、今の夫と再婚。
その後、夫と10年近く住んでいた家を売却しました。
これは夫の親の2軒ある家の一軒だったので、父が亡くなってから相続手続きと同時に、夫の希望で業者買取での売却となりました。
私たちは夫母の住んでいる別な家の近くに中古住宅を購入、転居して今はそちらに住んでいます。
今手持ちと相続予定の不動産は
今残っている不動産はというと
・私の母と義父所有のマンション
・夫の両親の家残り1軒
ということになります。
手持ちの不動産がたくさんあって、なんだかお金持ちのように思えるかもしれませんが、全部が地方の物件なので大きな利益とはならず、心労の繰り返しばかりでした。
この経験を踏まえて子どもには決して苦労をさせないように、自分たちの不動産の在り方を今後考えて行こうと思っています。
■実家売却の流れ
相続発生後から9年目の売却完了までは次のように行いました。
・地元の不動産屋の査定→
・買取リフォームの会社の査定→
・接道が私道、家屋未登記、欠陥住宅と判明→
・地元の大手不動産屋に仲介を断られる→
・ネットの査定他申し込み→交渉を請け負う不動産屋に相談→
・調停とADRの相談→
・共有物分割請求を弁護士に相談→
・共有持分の買取に依頼→
・不動産屋抱えの司法書士に断られる→
・別な司法書士を探して相続登記完了→
・自分で保存登記→
・売却終了
それぞれの次第については、売却体験の記事に記してあります。
他に、売却に際してしたことはこちらの記事にまとめました
■売却済みの家土地概況
売却をした地域は、空き家率は18%という、全国でも最悪のレベルでした。条件はおおむね下の通りです。
・人口20万人の地方都市で昭和58年頃造成されたごく普通の住宅地の一軒家
・売却時築38年位。
・県全体の空き家率は 14%であるのに対し、市の空き家率は18%、これは県内の主要都市においては、最も悪いと言える。
・実家のあった団地の高齢化率は30% 人口減少率は5~10%。
物件の大きな問題点
実家が普通の仲介では売れなかった理由は、下の3点です。
・相続後に接道が持分なし私道と判明
・家屋は未登記のまま
・住宅は欠陥住宅
そのため、上記を連絡時、売れないと見越した弟が連絡を絶ったため、相続登記ができず、9年目共有持分の売却によって手放すことに成功しました。
たいていの相続物件は、ここまで条件の悪いものではありません。
地方の土地の売買は条件は悪くなっていますが、必ず売れると思います。
私もこのあとまだまだ親の家2軒の売却が控えています。
空き家と土地を手放すまで、またできるだけ高額で資産化できるように、ご一緒に頑張りましょう!