空き家売却

駅から遠い家は売れない?地方の団地はこれから競争激化

投稿日:2020年9月3日 更新日:

駅から遠い家、今はやりの「駅近」の反対ですね。

駅から遠い家というのは売れないのでしょうか。「駅近」と言われるとどうも気になる点ですが、地方と都会では、この点はだいぶ違いがあります。駅から遠い家の売れ行きについてお知らせします。

駅から遠い家は売れない?

 相続した実家が、駅から離れたところにあるので売れるか心配。

駅から遠い家は売れないのだろうか。自分で買う時もどう考えたらいいだろう。

お答え

駅から遠いからと言って、必ずしも売れないということではありません。

なぜなら、駅に近い家は土地代が高いことが多いため、資金に余裕のある人しか買えないからです。

答えの理由

私が売却した家は、空家率18%という空き家の割合が高い地域で、駅まで徒歩なら40分近く、バスも本数の少ない地域にありましたが、売却それ自体に問題はありませんでした。

「戦う空き家術」を記した、空き家の専門家中山さんは「どんな田舎の空き家も必ず売れる」と言っています。
下の記事です。

田舎の売れない空き家も”必ず売れる”専門家の言う秘訣とは

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駅から遠い家を売るには

駅に近いということは、その物件にとって良い条件の一つではあります。しかし駅に近い家は、当然のことに価格は高くなります。

駅に近い家と比べて、「駅から遠い分お得だなあ」と買い手に感じさせるようなバランスの取れた価格ならば問題ありません。

中古住宅物件の条件は様々

駅からの距離にかかわらず、中古住宅の場合、家が新しい、家の質が良い、、家が広い、お店や病院が近いなどなど、選ぶ時に基準となる条件は複数あります。

しかし、それらを全部満たした上に駅に近い家となったら、地方でも、最低、5.6千万円クラスの家となってしまいます。

その方な家は、資金によほど余裕のある「お金持ち」でなければ買えないでしょう。

特に最近は地方は車通勤の割合が高いため、駅からの距離をすべての人が気にするとは限りません。

駅から5分の家を買いたいと思っても、最初から無理なことをすべての買い手が望むわけではないのです。

駅から遠い家のメリット

また、駅から遠い家に関しては、比較的土地の面積が広い、家も一つ一つの間取が大きくて十分であるなどの利点もあります。

家族がいる人なら、部屋数と広さも必須の条件の一つです。

また庭があってガーデニングを楽しめる、隣との距離があって気兼ねが要らず、のびのび暮らせるなどもメリットと言えます。

電車通勤をせず、車を運転する人で、お得に中古住宅を買いたいという人が一人でもいれば、売買は成り立ちます。

悪い条件を考えず、まずは査定を受けた上で、売りに出してみましょう。

その上で、売れないという時には、価格が適正化を見直して、買い手が「お得」感を感じるような値段設定をして巻てみることも得策です。

しかし、単純に駅からの距離だけではなくて、周辺環境も売れない原因となります。それが、郊外型住宅団地の問題です。

 

”郊外型住宅団地”は空き家予備軍

そもそもが、今売りに出ている、築30年以上の家というのは、地方なら、ほとんどが”郊外型住宅地”と呼ばれる地域の家になります。

平均して、駅から30分前後のところに、数百から千の単位の住宅が集まる団地、所によってはニュータウンと呼ばれる団地が開発され、新築が盛んに建てられました。

その頃は、土地が高い上に金利が高かったので、駅の近くに家を建てるなどという発想はなかったのです。

要するに地方の場合は、これまで建てられる家は「駅から遠い」のが当たり前でした。

駅前にある家などというのは、数は知れており、今売りに出ている家のほとんどは郊外型住宅地にある家なのです。

郊外型住宅地の問題

郊外型住宅団地には、空家の多いのも問題です。

築40年近い家がいまだに立ち並び、売りに出してもすぐに売れない、売れる家は一部となると、空家の方がどんどん増えていくことになります。

そうなると、いくら良い家や建て替えた新築の家があったとしても、隣3軒両隣が、すべて築40年以上の空き家となったら、誰も買わないということになってしまいます。

純粋な駅からの距離だけではなく、周辺の空き家状況と環境の方が大きな問題です。

駅からの距離よりも、回りの家に老人ばかりが住んでいる、次の世代が住む様子がない、新築の建て替えや入れ替わりもない、そのような周辺事情をチェックする必要があります。

空き家売却の競争も激化

回りよく見て、空き家増加の現象やそのような恐れがあるのなら、少しでも早く売り抜けることが必要です。

同じ条件の空き家が、同地域にたくさんあるわけですから、いったん空き家が増加すると売却するのも競争となります。

売れ残りの一群の中に入ってしまえば、やがて、どんなに値下げをしようが、そのような場所の家は、今度は本当に売れなくなります。

売れない理由が、本当に駅からの距離だけにあるのかどうかも考えてみましょう。

そして、どうしても売れないとなったら、業者の買取も試す必要があります。

多少売れなくなったという地域であっても、その土地に新築を建ててもらう、あるいはリフォームすれば、まだまだ売れるという時期はある程度続きます。

その間に何とか急いで物件を売りましょう。このような地域は、タイミングを逸するとあとは有料の処分となるだけですので、早めに売却をすることがコツです。

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