空き家売却

施設入所が決まったら実家は空き家?売るべきか兄弟で話し合った結果

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”空き家”はいつ始まるのでしょうか。空き家は、所有者が亡くなった場合ばかりではありませんで、所有者が親の場合は、施設入所が決まった時から空き家になることが多いです。

親が施設入所を考えている場合、やがては空き家になるだろう心の準備と対策が必要です。

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田舎の実家はシャッター街

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街中にある夫の実家は駅から徒歩20分位、商店街メインストリートの続きの十字路にある元店舗兼住宅です。

父が施設入所、今は母が一人で住んでいますが、母もいずれは入所を予定しています。

道路を挟んだエリアは以前は関東有数の歓楽街と言われたところで、以前はそれは賑やかでしたが、そこも今では活気がなく、商店街はほぼシャッター街となっています。

買い物客が来ない上に、住んでいる人の高齢化も著しく、隣は空き地、反対の隣側はいずれ解体予定、裏側はこれも解体をせまられるようなビル、家の向かいに見えるのも空きビルとなっています。

生前中に売却することに母が同意

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まもなく施設に入所する父の見舞いで兄が福岡から訪れた際、夫と母と話しまして、生前中に売却するということで母が同意しました。

そのように強く希望したのは、子どもである兄の方です。

先日までは、母は反対していたので、同意が取れたことは良かったのですが、商社勤務で事情通の兄が、売却の時期としては「もう遅いだろう」と言ったと、夫から聞きました。

四方がすべて解体予定と空き地と空きビルであっては、その通りと言わざるを得ません。

商店街が残っている間の利便性は良く、市内に一つだけ残っているデパートまで歩いて行ける距離なので、そのまま住み続けられたわけです。

あるいは、転居の上、早く売却するという手もあったかもしれませんが、両親のいずれもが健康で、長いこと自分の家に90歳と80歳を過ぎても住めたというのは、お金には換えられないことであったかもしれないとも思います。

親自身はやはり実家がいいのだが

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このあたりはやはり親本人よりも、子供の方が何と考えるかによります。

うちの場合は特に商売をしていた人なので、どちらかというと不動産事情にも敏感な方ではありますが、やはり高齢になると、転居してお金を残そうなどとは考えなかったようです。

これはどこの親もそうなのだろうと思いますが、生活が成り立っていれば、80歳を過ぎて利益を追求しようなどとは思わなくなります。

子供のために心配しなければならないという人たちは、特殊な苦境に置かれている人たちです。

たとえば、今朝の新聞にありましたが、子供が47歳で引きこもりであるため、とても年金では生活費がまかなえない。

自分たちは賃貸の住まいに別居の上、子供に生活保護を受けさせたというような例です。

それを思うと、ある意味資産価値がゼロになるまで、持ち家に住んでいられるという人たちは、実質的にも心理的にも豊かだと言えるのかもしれません。

お金のない人は、家を売るしかないからです。

ちなみに夫の両親はどちらも社会保険受給者で、施設入所の際もいちばん料金の高い4段階に分類されますので、預貯金はともかく毎月の生活費にはまったく不自由はありませんでした。

実家を売った場合に住む場所が問題

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また、兄の方は、母の同意を聞いて、「今すぐにでも売ろう」と言ったそうなのですが、弟である夫の方が、「今現在お袋が住んでいるのに、そうしたら一体どこに住むのか」と言ったというのです。

転居は簡単でも、高齢になっての転居は、それよりも難しい問題があります。
転居によって近隣知人を離れたり、家の中の様子が変わったりすることが、高齢者には大きなストレスとなります。

中には、転居がきっかけで、認知症を発症することも少なくありませんし、そもそも80歳での単独での転居なども、子供と同居でもない限りはあり得ないでしょう。

実家を売却した代金を親のために使う

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ちなみに兄は家は東京にあって、自分は福岡に単身赴任中なので、同居は考えられません。

その場合は、やはり施設、いきなり老人ホームなどではなくて、サポートの少ないサービス付き高齢者住宅などを考え、売却した自宅の代金を入居費用に当てるなどのプランが良いでしょう。

そのためにも、家はできるだけ高く売れたほうがいいのです。それによってはこの先の介護の質を上げられます。

そもそも親本人が認知症にでもなってしまえば、売りに出すこともできなくなってしまいます。親にとっては残念でも、元気なうちに行うことがいいのです。

父の方が年頭に入所が決まっておりますので、まずそれを済ませて後、話が煮詰まってゆくものと思います。

実家の売却が遅れればゼロ

早く売りに出して売れれば、多くはなくても、母の手元には老後資金が残ります。

遅れれば、ゼロになるのとどちらがいいか。

親にしてみても、いろいろな考え方があると思います。

資産がゼロでもいいから、亡くなるまで住みたいか、それとも、せっかく大切な家だから、少しでも高く売りたいか。

この辺りは、母の健康状態が良い時に、さらによく話し合った方がいいと思います。

それにしても、このようなことは、親の年齢が80歳代と90歳代になる前に、もっと早く話し合うべきではなかったか。

私の父の場合も含めて、どこの家も遅すぎるとつくづく思います。

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