親の死後に売れない家はどうしたらいいのかは家を相続した多くの方に共通する悩みで、固定資産税の支払いや管理が大き
適切に売却したいと思っても、なかなか買い手が見つからなかったり、手続きが進まなかったりすることも少なくありません。
この記事では、家が売れない主な原因や解決策、売却以外の方法について詳しく解説します。
親の死後に売れない家の悩み
お答え
売り出しても売れない実家は、不動産会社に家や土地、マンションを買い取ってもらう業者買取なら9割かほぼ100％の成約率で、家を現金化の上手放すことができます。
仲介での売却で売れない場合は、業者に買取を依頼するのが家を現金化できる唯一の方法です。
また相続トラブルの際は、こちらも買取業者への相談が有効です。
いずれにしても古い家は放っておくと解体が必要となり解体費がかかるので、その前に手放すのが得策です。
答えの根拠
私は持分なし私道、欠陥有住宅、表題登記・相続登記未登記で亡くなった親の名義のままの築４０年の古家を、２県またいだ東京都内の買取業者に買取ってもらいました。
なんと、査定を依頼してから2日後に買取が決まり、それまでの苦労がまったくなくなりました。通常では売りに出せない家でしたが、それでも７桁のまずまずの金額で買取が成立しています。
親の死後、家が売れない主な原因
相続した物件が売れない状況には下の4つがあります。
- 相続人の合意が得られないトラブルがある
- 法的な問題や未登記の問題がある
- 築年数が古い、訳あり物件などで買い手がつかない
- 立地条件が悪く需要がないエリアにある
共有名義や相続人の合意が得られない
相続した家が共有名義になっている場合、すべての相続人の同意がなければ売却が進みません。
ひとりでも反対する人がいたり実家に住んでいる人がいて占有している状態であると同意が得られなくなり、相続人同士の意見が対立すると、売却はおろか、相続登記自体の手続きが長引いてしまうことがあります。
解決策：
• 相続人全員で話し合い、売却方針を決める
• 司法書士や弁護士に相談し、適切な手続きを進める
• 遺産分割協議を行い、単独名義にする
・共有名義のまま持分の売却をする
築年数が古く、買い手がつかない
築年数が古く、老朽化が進んでいる家は、買い手が見つかりにくくなります。
特に、耐震基準を満たしていない物件は売却が難しくなることがあります。
また、補修が必要な家や、再建築不可物件や道路に問題がある、事故物件などの問題を抱えている不動産であれば売れにくいことが予想できます。
解決策：
• リフォームやリノベーションを検討する
• 解体して更地にする（再建築不可物件を除く）
• 不動産業者の買取を活用する
立地条件が悪い・需要が低い
人口減少が進む地域や交通の便が悪い場所では、家を購入したいという人が少なく、売却が長引くことがあります。
以前なら、空き家になったとしても誰かが買ってくれましたが、現在は全国的にも家余りの状態、都市部でも５軒に１軒が空き家になると言われていますが、地方での空き家率はそれ以上です。
その上で、駅や市街地から遠かったり、坂などの高低差がある、危険な地域に指定されているなどの問題があるとなかなか買い手がつきません。
特に地方は顕著な問題がなくても、人口が減少していることが多く空き家が売れないのは多くの地域に共通する現象となっています。
解決策：
• 価格を安く設定し、需要を喚起する
• 空き家バンクや自治体の補助制度を活用する
• 不動産業者に相談し、買取を依頼する
法的な問題や未登記の問題がある
建物自体が未登記になっている家であったり、先祖の名義のままなど過去の所有者名義のままになっている場合は売却の手続きが進みません。
また相続の話し合いができず、相続登記ができておらず亡くなった人の名義である場合は、売却それ自体ができないので解決する必要があります。
解決策：
• 司法書士に依頼し、相続登記を完了させる
• 必要書類を準備し、正式な名義変更を行う
家を売却・処分するための具体的な解決策
これらのケースについてもう少し詳し解決方法を提示します。
共有名義の解消や相続トラブルの解決方法
相続トラブルはできるだけ相続人全員で協議し、売却の合意を得るのがいちばんです。
弁護士や司法書士に相談すれば解決すると思っている方もおられますが、弁護士は訴訟、司法書士は登記にしか対応しません。
訴訟がおすすめのケース
相続人同士で話し合いがつかない場合、売れる家であれば調停や裁判で争ってもいいのですが、売りに出しても売れない不動産の場合は、裁判費用がかかり、解決するまで日数がかかります。
また、訴訟は思ったような方法で合意が取れないことも考えられます。
裁判費用をかけても十分な売却益が得られる場合にのみ訴訟がおすすめです。
共有持分の買取がおすすめのケース
そうではない場合は、共有名義の不動産の自分の持分だけを買取業者に売却をする共有持分の売却がおすすめです。
たとえば私の実家のケースですと、相続登記ができない実家について共有物専門の弁護士に相談に行ったところ、共有持分の売却を勧められて、業者買取で解決しています。
ケースバイケースですが、実家に相続の問題が絡む場合は、売却益がいくらになるのか、確実にその価格で売れるのかの確認が必要です。
親がいくらで買った家だから同じ価格で売れるはず」というのは、都市部ではそうですが、人口減少や過疎化が進む地域では楽観するとますます問題を大きくしてしまいます。
不動産の過大な評価をせずに見合った方法を選るためには、早めの不動産価格の査定を受けて、それを元に方法を検討するのがベストな方法です。
早く売るための不動産業者買取を活用
以前なら、空き家はどんな田舎であっても売れると言われていましたが、地方は人口が減少していることが多く空き家が売れないのは多くの地域に共通する現象です。
このような家は家を買取する買取業者と呼ばれる不動産会社に、家を買い取ってもらう業者買取で売却をするのが一般的です。
仲介でいつまでたっても売れないことがわかったら、早くて3カ月をめどに買取を検討しましょう。
不動産一括査定を併用してもよく、いずれにしても複数の業者から買取価格の見積もりを取るのがおすすめです。
買取は、仲介の7割の価格となるのが相場ですが、依頼して最短3日で売却が終了し、家が古くても問題があっても売却後の責任が回避でいるメリットがあります。
リフォーム・解体して売る選択肢
「空き家が売れないとリフォームするのがいいですよ」と建設会社からすすめられる場合がありますが、家が確実に売れる地域であればおすすめです。
しかし、空き家が売れにくい地域であれば自分でリフォームをして売り出す場合、費用は持ち出しとなり、それを回収できることが前提です。
リフォーム済み物件を売却しているのは、多く専門のリフォーム再販業者で、リフォーム後の家の平均価格は最低で1600万円位からです。
なので、それに対抗するためには、コストをかけずに最良のリフォームを行う必要がありますが、もちろん専門業者にはかないませんので、空き家がかなり売れる地域でなければ難しいところです。
一方、解体して更地にして売却をする場合も同様で、解体費は平均170万円がかかります。更地にした場合の売却益と解体の手間を考慮に入れる必要があります。
ちなみに買取業者への売却の場合は、家があるままの方が高く売れることが多いです。買取の場合は家を建てなえれば再利用ができずコストがかかるため、土地のみの物件の方が価格は割安になりがちです。
親の家が売れない場合の処分方法
親の家が売れない場合の処分方法は下の３つの方法があります。
- 不動産の買取・・・家・土地を不動産業者に買い取ってもらう
- 不動産の譲渡・・・不動産を譲渡サイトに掲載してほしい人に譲る
- 不動産の有料の引き取り・・・不動産を有料で引き取る業者に依頼する
このうち、もっとも一般的なのが、家土地を不動産会社に買い取ってもらう、業者買取です。
今は売れない家のほとんどが業者買取で売却されています。
関連記事：
売れない家はどうなる？ 実はこうやって売り出されています
売れない家、古家、空き家を買取するおすすめの不動産会社は以下の通りです。
空き家の買取業者を利用する
空き家の買取業者のおすすめ3選をお知らせします。
空き家買取隊
| ■アルバリンクの空き家買取隊 | |
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| 特徴 | ・空き家・訳あり物件買取の専門会社 ・「どんな物件でも買取」がモットー ・買取率９２％超 |
| 対応物件 | ボロ物件 事故物件 ゴミ屋敷 相続・離婚の物件 再建築不可 私道・接道なし 旗竿地 事故物件 共有持分 古アパート違法物件 |
| 買取エリア | 全国 |
| 運用 | 自社買取 空き家買取事業 不動産売買事業 |
| 運営会社 | 株式会社AlbaLink |
| 本社所在地 | 東京都江東区富岡2-11-18 リードシー門前仲町ビル6F |
| 支店 | 茨城・千葉・埼玉・大阪・神奈川・名古屋 |
アルバリンクの空き家買取隊は訳あり物件買取プロ併設のサービスで、訳あり物件も広く対応。
問い合わせ年間5000件以上でベテランの買取専門会社です。
買い取り資金は５億円と公表、最短３日の買取が可能です。
ワケガイ
■Wakegai （ワケガイ） |
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| 特徴 | ・空き家・訳あり物件買取の専門会社 ・「どんな物件でも買取」がモットー ・買取率９２％超 |
| 対応物件 | ボロ家・築古物件 収益物件・ボロ物件 共有持分 再建築不可物件 底地・借地 |
| 買取エリア | 全国 |
| 運用 | 自社買取 不動産売買 仲介 賃貸管理 資産運用コンサルティング |
| 運営会社 | 株式会社ネクスウィル |
| 本社所在地 | 東京都港区東新橋２丁目１１−４ Mayapada Shiodome Plaza 3階 |
| ＞＞Wakegai公式ページ | |
ワケガイは何と言っても、訳あり物件買取の国内最大手。
買い取り資金は4億円を用意、最短即日の買取にも対応しています。
買取率は１００％としておりどんな物件も買取が可能ですので、処分を考える物件も査定を依頼してみましょう。
ラクウル
| ■ラクウル | |
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| 特徴 | ・空き家・訳あり物件買取の専門会社 ・投資事業運営のため高額買取 |
| 対応物件 | ボロ物件 事故物件・再建築不可物件・共有持分物件・違反建築物件・旧耐震・築古物件・借地権・債務整理・長屋・立ち退き物件・底地・紛争物件 |
| 運用 | 自社買取・.不動産管理業・建築請負、企画・コンサルティング・リフォーム業 |
| 運営会社 | ネクサスプロパティマネジメント |
| 本社所在地 | 東京都港区赤坂三丁目11－15 VORT赤坂見附5F |
| 千葉支店 | 千葉市中央区中央４丁目１２－９ひまわり中央ビル３階３Ｃ号室 |
ラクウルは、全国の訳あり物件全般の買取を行っており、不動産投資サロンも開設。
会員10万人への販売ルートがあり不動産投資物件として活用するため高い買取が期待できます。
相続相談も併設、相続そのものの手続きと合わせて買取の依頼ができます。
親の家の買取の不動産一括査定
不動産の一括査定には、数は少ないですが買取をする不動産会社も含まれる買取の一括査定があります。
買取の一括査定は、仲介と買取が一度に依頼できるので、仲介でまだ売り出したことのない方にもおすすめできます。
さらに、一度は仲介に出したが売れないという場合も、一括査定で不動産会社の範囲を広げてみるのがいいと思います。
無料査定を依頼すると、仲介と買取の両方の価格がわかります。
その上で、売り出し、または買取を依頼する会社を決められるという仕組みです。
売れない家の有料の処分について
相続しても売れない不動産というものもあり、これには田舎の過疎地の実家や山林や畑などの不動産が含まれます。
たとえば上記のWakegai で買取れない「例外あり」の”例外”にあたる買い取れない不動産はどういうものかというと
山林や田、畑、採草放牧地、宅地利用不可の土地、賃貸需要が無いエリア
が説明にあげられています。
ここからは親の家の買取と処分について詳しく紹介していきます。
親の家を買取処分するメリット
買取業者に査定を通じて不動産を手放す処分までを依頼するという方法は、単に不動産を処分するという以上のメリットがあります。
- 住宅地なら少額でも１００％現金化可能
- 値がつけば少額でも現金化が可能
- 少額の物件でも手数料最大１８万円が不要
- 解体の必要がない
買取なら１００％現金化可
買取業者であれば、値がつけば少額でも買取の可能性があります。
また、それほどの値がつかない場合でも手数料がかかりません。
買取なら手数料不要
どういうことかというと、たとえば仲介で家を低価格で売った場合は、不動産会社に支払う報酬である手数料がかかります。
400万円以下の物件の場合は最大18万円が請求されます。
仲介で値下げをして数百万円で売るなら、低額で買取で売る方が確実に得になります。
買取なら解体なしの場合も
また買取の場合は、最短で数日でも成約する上、買取をするのがリフォーム再販業者ですので空き家であっても状態が悪くなければ家は残したままでの買取となります。
その場合も解体をせずに済んで解体費用がかからなければ、実質的には解体費用の平均１７０万円がプラスになるためです。
売れない親の家をそのまま買取
買取の会社の場合は、いずれの会社も 「現況のままで買い取ります」といっています。
古い建物なのですが、売却前にリフォームは必要ですか？ 他社からは現状のままでは買取れないと言われたのですが。
--現状のまま適正価格にて買取させていただきますのでご安心ください。
老朽化した建物や入居者のいる状態の不動産、トラブル物件など、積極的に買取させていただいておりますので、まずは一度ご相談ください。（出典：Wakegai
へたに普通の不動産店に相談をしてしまうと「リフォームをすると売れる」「更地にすると売れる」と言われることがあります。
言われた通り費用をかけて売りに出してみたが、結局売れないとなると困ったことになります。
売れない家の場合は、リフォームはもちろん、解体はしてはいけません。
ゴミ処分もそのままで買取
または、家屋内のゴミ処分なども無料で行うとする再販会社もあります。
訳あり物件買取プロなら
入居者の荷物やゴミなどが部屋にそのままなのですが、売却前に片付ける必要はありますか？
－部屋はそのままの状態で買い取らせていただきますので、片付けの必要はございません。
(出典：訳あり物件買取プロ）
家の中に家具やゴミが残っていても手をつけずにそのまま、買取会社にまず相談をしましょう。
買取の場合は、所有者があらかじめ費用をかける必要はほとんどなく、売却時に代金を受け取るだけというようになっています。
親の家を処分する最終の目的
不動産は、必ず所有者になる第三者に名義を変更する、つまり登記を移転するという手続きをしなければ手放せません。
よって売れない不動産であっても低額であっても買取してもらう、それと有料で処分を依頼する というのが、売買に代わる不動産の処分の方法となります。
最終的には、価格よりもそちらの方が大切です。
買取業者に売却をすれば間違いなく家は手放せて、今後のトラブルや責任はなくなるためいちばん安心な売却先といえます。
実家売却の体験談
私の実家は複数の問題がある物件だったために、地元の不動産店には全部断られて１０年間手放すことができませんでした。
相談に行った弁護士にすすめられて、ネットの査定で見つけた買取専門の業者に買い取ってもらいました。
ですが、もっと早くインターネット経由で不動産会社を見つけるというアイディアに早く気が付いていれば、１０年間無駄な苦労をせずに、費用も節約できていたに違いありません。
実家が売れない場合は、売却にこだわらず、買取業者の査定を受けてみてください。
手数料不要、費用も不要、解体費用も不要なので、仲介で値下げをしてさらに年数をかけるなら、買取でもトータルの収益は変わらない場合もあります。
買取の場合は現況のままで早ければ数日で現金化が可能だからです。
まとめ 売れない家は早めに手放そう
以前なら親の家が空き家になったとしても誰かが買ってくれました。
しかし、現在は全国的にも家余りの状態、都市部でも５軒に１軒が空き家になると言われていますが、地方での空き家率はそれ以上です。
特に地方は人口が減少していることが多く空き家が売れないのは多くの地域に共通する現象です。
知っておいていただきたいのは、売れないというのはほとんどの家に共通する現象で、決して家が悪いとか作りが悪いとかいうわけではないということです。
空き家問題は全国的な問題であり、家は大切な資産ですが、負担になったのでは資産とは言えませんので、早めに現金化して本当の意味での資産に変えましょう。
ここでもうひと頑張りして売却につなげていってください。
▼買取価格満足度No.1▼
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査定・相談無料