実家を売ることに罪悪感を感じるという方は多いようですね。
長年住んだ両親の家に愛着を感じるのは誰も同じですので、それが裏返しになると罪悪感に転じてしまうのでしょう。
しかし家の管理や維持というのは想像以上に大変です。
罪悪感がやわらぐように実家を管理後に売却するまでの体験談を含め、実家売却の考え方をお知らせしていきます。
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実家を売ることに罪悪感を感じる
v実家を売却するのに、さびしい、悲しいという感情は自然のことだと思います。
その上に、一部の方はそれにとどまらない感情を感じておられるのですね。
中には、両親などから家の管理を託されていた李、実際にも「家を頼む」と言われて「頼まれた」という気持ちを持っている方もいます。
両親が長年住んでおり、大切にしていた家ならなおさらです。
ただし、結論を言うと実家を売るのには罪悪感を感じる必要はないと思います。
不動産の維持は実際には実務的な問題を含み、何よりもお金がかかり、怠ればペナルティーも課されます。
このような事態はかつては想像もできないことでした。現代では空き家が増加するにつれて、社会的にも不動産の様々な問題が起こっており、実家を売るのが良いか悪いか以外にも、実家の維持にはもっと別な大きな問題があるのです。
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家の維持には費用がかかる
まず、家はそこにただあるだけにしておく場合でも、かなりの費用がかかります。
実家として住んでいる時には、子どもの立場ですので何の支払いもないのでわかりにくいので、そのまま持っていたいと思う気持ちもわかりますが、実際には戸建の場合はアパートやマンションとは違い、維持費用が必要です。
逆にマンションの場合は、置いておくだけでも管理費と積立金の支払いが必要です。
これらはどちらも月に1万円ずつなどという生やさしいものではありません。
空き家を維持するための費用は、物件の種類や場所、状態によって異なりますが、以下の項目が主な維持費用として考えられます。
- 固定資産税
- 水道・電気・ガス台
- 管理費
- 保険料
- 修繕費
- 草刈りや清掃
それぞれについてみていきましょう。
1. 固定資産税空き家でも課税対象、年間で10万円から数十万円程度
2. 水道・電気・ガス代
空き家でも水道や電気、ガスを維持するために最低限の料金が発生することがあります。特にガスや電気は供給の維持に必要で、月額数千円程度です。
ただし、完全に停止している場合は、これらの費用を抑えることができます。
3. 管理費
空き家を管理するためには、定期的な点検や清掃が必要です。外観のメンテナンス、草木の手入れ、ゴミの処理などを含めて、月々数千円から数万円の費用がかかる場合があります。
4. 保険料
空き家には火災保険や地震保険をかけることが多いです。保険料は物件の規模や所在場所により異なりますが、年間で数万円程度が目安です。
5. 修繕費
空き家が長期間放置されると、屋根や壁、設備などの劣化が進みます。定期的に修繕やリフォームが必要になり、その費用が大きくなります。年間で数万円から数十万円がかかることもあります。
6. 草刈りや清掃の費用
空き家の庭や敷地が広い場合、草刈りや清掃の費用も発生します。これも外部に委託する場合、1回あたり数千円から数万円程度の費用がかかることがあります。
実家の固定資産税
まずは、固定資産税です。空き家でも課税対象となるため、通常の住宅と同様に固定資産税がかかります。
実家の固定資産税がいくらくらいか知っていますか。今すぐ確認をしてみましょう。
普通の土地と家屋なら年に年間で10万円から数十万円程度が一般的とされています。
家の評価額は年々落ちますが、それでも急に半額になるというようなことはありませんので、ほぼ変わらない額をこの先ずっと支払うことにとなります。
土地の固定資産税
家を壊したとしても土地があれば土地の税金がかかります。
また、家がない場合の土地の税金は、家があったこれまでとは違って最大6倍程度増えることになります。
空き家の税金が変わる
これまでは家の解体をすると税金が6倍になるため、多くは家を空き家のまま残しておくのが通例でした。
しかし、税制度を変えて、空き家のままにしておいても税金を増やすという京都の自治体があります。
これからはこのような自治体も増えていくと思われますので、注意が必要です。
※解体費用の詳細については
田舎の家の解体費用はこのくらい 安くあげる方法もお知らせ
水道・電気・ガス代
空き家でも水道や電気、ガスを維持するために最低限の料金が発生することがあります。特にガスや電気は供給の維持に必要で、月額数千円程度です。
空き家の管理費
実家が空き家であった場合の管理費用は、ほとんどの人が予想していないものです。
空き家を管理するためには、定期的な点検や清掃が必要です。外観のメンテナンス、草木の手入れ、ゴミの処理などを含めて、月々数千円から数万円の費用がかかる場合があります。
補修など大きな費用を含めると空き家の維持管理のための費用は、最低でも年55万円はかかるとの試算があります。
雨漏りの予防が必要
その他にも、外壁塗装は理想的には10年に1回は行いたいところで、人が住んでいない場合でもやらないと外壁や屋根からの雨漏りが起こりがちになります。
その費用もざっと100万円以上はかかります。
シロアリ被害の予防
家を売却するという場合、シロアリ被害がある家はそのままでは売れません。シロアリ駆除にも最低でも数十万円はかかります。
経年劣化の雨漏りの方はそれでは収まらないことが多く、家によっては屋根の葺き替えが200万円くらいかかります。
築40年を超えた家はこれらのリスクは想像以上に高いです。
今住んでいる家以外にもう一つの家にお金をかけるというのは大変なことなのです。
実家を解体する時の費用
年数が経ては家は必ず解体の必要が出てきます。
その場合の費用は最低でも150万円から200万円です。
もし、家を残す親などの被相続人が、家を継ぐ人に「実家を守りたい」あるいは「実家を守ってくれ」という場合には、これらの費用を計算し、あらかじめプールしてからではないと言えない言葉です。
実家が空き家なら維持はあり得ない
実家に罪悪感を感じている人は、それをご存じでしょうか。
極論を言ってしまうと、家を一軒空き家のまま維持できるという方は、かなりのお金持ちに限られます。
そして「実家を守ってくれよ」という両親の方はというと、もちろんそんなことは知らないのですね。
もし維持費用を知った上なら実家を管理する子どもには、余分に数千万円くらいはお金を用意しておかないと、子どもの方が困ることになります。
子どもも末代まで、場合によっては孫までも影響が出る問題です。
子どもが実家に住む場合は、住居費が節約できるので、その場合はありがたい話なのですが、空き家のまま維持をするというのは、費用対効果を考えるとあり得ない話なのです。
実家の解体で罪悪感を感じた例
ネットの相談を見ていたら、次のような相談例がありました。
投稿はおそらく40代女性、要約すると
50年以上住んでいた祖父母の家、両親、そのあとの自分たち兄弟が住んでいたが、兄が結婚して家を出ていき、独身の自分には不要だと思って解体、売却することにして引っ越しをしたが罪悪感がぬぐえない
私は例えば、兄弟で相続争いをして高く売れるために売ったあとでの罪悪感化と思ったのですが、この場合の罪悪感とは全く別なところにありました。
この方の言葉だと「土地を守れなかった」というところに大きな引っ掛かりを感じているようなのです。
実家にお金がかかるたいへんさは罪悪感を超える
この方は今の今まで実家に住んでいたというので、空き家にした期間がないため家の状態が良かったのでしょう。
なので、次々に家のどこかに”ガタ”が起き、泣く泣くお金を払い続ける羽目に陥る経験をしてないままなのです。
逆にお金をかけなかった家は、年数が経つと「もう到底ダメだな」と思えるようなボロ家と化します。
そのどちらもを見ないうちに売れたのはよかったと思いますね。
罪悪感はそれを知らない人が感じるものなのかもしれません。
松本明子さんの実家の例
こういう例を見ていて真っ先に思いだすのが、松本明子さんの実家のケースです。
松本さんの実家は、四国の高松市にあるご両親が建てた家です。
松本さんはその後高齢ん両親を東京の自分の家に引き取り、高松市の家は空き家のまま管理が続けられていました。
そしてとうとうお父さんが遺言で「家を守ってくれ」と言い残したのだそうです。
実家のリフォームで1800万円
松本さんは両親が亡くなった後、東京と四国を移動しながら実家の換気や掃除、他にリフォームなどを施しました。
そして実家の維持にかかった費用は1800万円にもなってしまったといいます。
松本さん自身はお金よりも、50代に入ってこれまでのように実家に通って用事をすること自体「もう到底無理」だと思ったそうです。
そこで、何年もかけて、空き家バンクでやっと実家を売却しました。
※松本明子さんのケースは 松本明子の高松市の実家が空き家バンクで640万円で売れた! でご覧ください。
空き家が売れない例
松本さんの場合は空き家が640万円という希望額に近い価格で売れたのでよかったのです。
困るのは実家を売ろうとしても売れない場合です。
松本さんの場合も最初業者に売ろうとしたところ、200万円と言われたのだそうです。
数千万円の家が、売るタイミングが遅れるとそうなってしまうのですね。
実家を手放したい
空き家の所有者には0円でもいいから手放したいという人がかなり多くいます。
なぜかというと上に示したように、空き家はただそこにあるだけでお金がかかるからです。
というより壊すと200万円がかかるので、とにかくそこに置いておきたいわけですが、空き家はいったんそうなりはじめると次々難題が降りかかるのです。
家が売れなくて困ったときには参考にしてください。
売れない私の実家の例
私の築39年の実家の場合も、隣近所から「アンテナが落ちそうで危険なので取り除いてほしい」「瓦が壊れています」「草取りをしないとお化け屋敷みたい」「ガス漏れが起きたのでガス管の撤去をします」とたった数年の間に苦情と用事がひっきりなしでした。
もしこのようになる前に空き家を売りに出し、売れていたとしたら、少なくても1千万円前後で売れていたと思います。
遅れた時は、業者に依頼して処分をしようとすると、良いところなら数百万円で引き取るか、それを過ぎるとマイナス価格となります。
空き家の解体費用がかかってくるため、200万円で売れたとすると、200万円がマイナスされて実質0円となってしまうのです。
”実家に罪悪感”まとめ
さて、これらの体験談と事実を聞いても、実家を売るのに罪悪感を感じるでしょうか。
そうはならないと思います。
今の時代は不動産は資産にはなりません。
親の家を残したばっかりに子どもの生活が危うくなることを親や先祖は望んではいないと思います。
時代が変わったので新しい基準で家じまいを考えるべきです。
しがらみにとらわれている時ではありません。
これまでの家族の思い出はもちろん、それと同じくらい、今の自分と新しい家族を大切にしていきましょう。
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